無題
Umiusi
MOURNING曲パロ(2022/04/09迄)落描き1*2022/02/19 『無題』
(水死体に生まれたかった)
*2022/02/24 『無秩序』
(ANARCHY)
*2022/02/25 『端から期待は無い?』
(パラストライア)
*2022/02/26 『嘘吐き』
(初夏、殺意は街を浸す病のように) 5
Wayako
MOURNING無題の拳兄側。地獄でしかない。
無題(2)サイド、K
知られなければ、それはなかったことにならないだろうか。
例えば、壁に落書きをして、それを誰かに見られる前に綺麗に消し去れば、そこにはただの壁があるだけで、汚れていた事実は落書きをした誰かの記憶にだけ残る。それつまり、なかったことと同じことだ。少なくとも、ケンの中ではそう定義した。
だから、これは、なかったことになる。
「ミカエラ」
静かに寝息をたてる弟の耳にそっと囁き、シャツの裾から手を入れる。決め細やかな白い肌をなぞり、自分とは違いまだ柔らかな腹に触れる。ふにふにとした肉の感触が手に吸い付き、それだけで体が熱を帯びた。弟の顔を覗き込みまだ寝ていることを確認し、髪に鼻を埋める。ミカエラの匂いを胸いっぱいに吸い込み吐き出すと、だんだんと腰が重くなり、抱え込んだ小さな体にそれをぐっと押し付けた。身動ぎ一つせず、弟はよく眠っている。それをいいことに、腰を少し揺するとそれが服の上からももにすれ、弱い快楽がびりり、と駆け上がる。
1752知られなければ、それはなかったことにならないだろうか。
例えば、壁に落書きをして、それを誰かに見られる前に綺麗に消し去れば、そこにはただの壁があるだけで、汚れていた事実は落書きをした誰かの記憶にだけ残る。それつまり、なかったことと同じことだ。少なくとも、ケンの中ではそう定義した。
だから、これは、なかったことになる。
「ミカエラ」
静かに寝息をたてる弟の耳にそっと囁き、シャツの裾から手を入れる。決め細やかな白い肌をなぞり、自分とは違いまだ柔らかな腹に触れる。ふにふにとした肉の感触が手に吸い付き、それだけで体が熱を帯びた。弟の顔を覗き込みまだ寝ていることを確認し、髪に鼻を埋める。ミカエラの匂いを胸いっぱいに吸い込み吐き出すと、だんだんと腰が重くなり、抱え込んだ小さな体にそれをぐっと押し付けた。身動ぎ一つせず、弟はよく眠っている。それをいいことに、腰を少し揺するとそれが服の上からももにすれ、弱い快楽がびりり、と駆け上がる。
Degu Song
DONEメイキングのここが好き☺️公式に似せてみた!追加。
ボツアイコン追加。
🟥↔🟦追加。
お誕生日追加。
ネクタイいじいじ追加。
ばぶう追加。
無題追加。
良い☺️追加。
前髪いい感じ😭追加。
自担の…追加。
ハピバ🎂追加。
似ないんだわ(笑)追加。
目に苦労した爽やか自担(のつもり)。 20
fuuka_xxxx
DONE前回本を作った時にP4P参加、交換してくださった方のために御礼用に書いた短い話しです。cqlベースの観音廟で別れてから、二人が再会するまでの妄想です。
『藍忘機、仙督やるってよ』はさすがにタイトルに出来ないので、タイトルは無題にしました。
無題「しばらく閉閑しようと思っている」
「そう仰ると思っていました」
「それから忘機、君に頼みたいことがあるんだ」
静かにそう言って茶を啜ったあと、藍忘機の兄である藍曦臣は窓の外に視線を移した。
雲夢にある雲萍城の観音廟で起こった出来事は、瞬く間に仙門百家に知れ渡った。
各世家の宗主達が蓮花塢に滞在していたこともあり、わらわらと集まってきた彼らがことの顛末を面白おかしく語り合っていたことを藍忘機もその場で聞いている。
噂話に興じる者達がいるなか、藍曦臣は仏像や燭台が散乱し、内部が倒壊した観音廟をじっと見つめていた。普段は聡明で凛とした兄の後ろ姿は見るからに茫然自失といった様子だったことを覚えている。
無理もないだろう、建物のなかにはかつて兄が義兄弟と認め、契りを交わしたふたりの人物が眠っているのだから。
2525「そう仰ると思っていました」
「それから忘機、君に頼みたいことがあるんだ」
静かにそう言って茶を啜ったあと、藍忘機の兄である藍曦臣は窓の外に視線を移した。
雲夢にある雲萍城の観音廟で起こった出来事は、瞬く間に仙門百家に知れ渡った。
各世家の宗主達が蓮花塢に滞在していたこともあり、わらわらと集まってきた彼らがことの顛末を面白おかしく語り合っていたことを藍忘機もその場で聞いている。
噂話に興じる者達がいるなか、藍曦臣は仏像や燭台が散乱し、内部が倒壊した観音廟をじっと見つめていた。普段は聡明で凛とした兄の後ろ姿は見るからに茫然自失といった様子だったことを覚えている。
無理もないだろう、建物のなかにはかつて兄が義兄弟と認め、契りを交わしたふたりの人物が眠っているのだから。