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    自転車

    haru72akihuyu

    TRAINING自転車に乗って(じゅ、ゴとゲの学生時代) 日差しが眩しくて少しだけ目を細めた。私は今、片側一車線の道路をコンビニへ向けて自転車で下っている。後ろに五条悟を乗せて。
     人里離れた山の中にある学校から最寄りのコンビニまでは、どんなに頑張っても三十分はかかる。明日になれば任務で山を降りるのに、悟はどうしても行くのだ言って聞かなかった。今日発売の漫画を読みたいのだそうだ。
     まあ私も暇を持て余していたから、コンビニへ行くことに特に異論はなかった。悟が素知らぬ顔で私が跨る自転車の荷台に座ったこと以外は。
     一言文句を言ってやろうかと口を開いた私は、けれど無邪気に笑う悟の顔を見てすぐにそんな気を無くしてしまった。ペダルを漕ぎ出すと身体全体に風を受け、しばし暑さを忘れる。
    「いいねいいね、涼しいね〜」
     私の肩にあごを載せてだらしなく喋る悟はご機嫌だ。と、いきなり脇から前かごに手を伸ばされバランスを崩してしまう。
    「こら悟、危ないだろ」
     体重をかけられ、思わず前のめりになって自転車を止めた。前かごから取り出したペットボトルを傾ける悟を軽く諌めるも、返ってきたのはのんびりとした鼻歌だけ。
     まったく悟は自由だ。私は一つ息を吐いて再度ペダル 963

    すずめ

    MEMOちょっとしょんぼりしてらくがきなんもできなかったけどなんかアウトプットしないとそれはそれで妄想消化不良で自家中毒してくたばるから文字発散でしのいでる

    ◆たつまよで夏のはなし(未完)
    いつぞやのらくがきの、ひまわり畑の前で先輩呼んでるマヨチヤンのあれのつもり
    ひろくん自転車のれなくて特訓したとか
    たつまよラムネのますとか入れたいとこまで届いてないていたらく…
    無駄に長くなるのなおしてえ
    いかにも夏らしい、高い空のひろがる午後だった。
    ひまわり畑のそば。
    麦藁帽の下の顔はぼんやりと、道の向こうに視線を向けて佇んでいる。
    髪色が濃いせいか、白い肌が殊更浮いて見えた。
    頬だけ、外気に当てられて常より赤い。
    咲いたような彩りの造形がやたら眼について、慌てて首を振る。
    胸の内、雑念を追いやるように戒めて、表情を作った。


    「お待たせしました」


    声をかければ、かの人がゆっくりと振り向く。
    大口の袖から覗く華奢な腕が持ち上がり、数度やわらかく手を振って、笑う。


    「暑いですねえ、巽さん」


    ええほんとうに。
    返事は、滞りなく相手に届いたようだ。
    手のひらには、買ったばかりのラムネの瓶が二つ。
    結露はとうにはじまって、瓶を握りこんだこぶしの先からほたほたと水滴が零れていく。
    足を踏み出せばその振動に、硝子のぶつかる硬質な音がからんと鳴った。



    ・夏の話



    結成から二度目の夏。
    ALKALOIDは四人そろって県を越え、とある海浜公園に出向いていた。
    来たる秋に向けて、参加型イベントの公募を盛り立ててほしいという依頼が入ったからだ。
    先行体験する姿を撮影し、感想を残し、 6309