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    sinohara0

    @sinohara0
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    sinohara0

    PROGRESS无风の日とやらにかこつけて7月の原稿の作業進捗晒させてください。マジで风が性的な知識がないせいで初夜どころかディープキスに失敗する二人の続きです見て見てママーーーーーー!!!!!「…………っ! ふー、しー」
    「血が出てる。ごめんな」
     無限が出した舌を風息が躊躇いなく指で挟み込んで、丁寧に傷口を探そうとする。全く想定していなかった彼の行動に、無限は思わず息を飲んだ。口の中の傷なんて見つけたところでどうしようもないのだが、多少の傷であれば癒せる彼にとっては意味のある行動なのかもしれない。
     唾液に覆われた表面を指先が滑る感触に背筋がぶるりと震えそうになるのに、それを与えてくる風息の声は無限を案じるものでしかなかった。深く口づける意味を知らない彼は、舌に発声と食事の補助以外の役目があるなんて想像もできないのだろう。でなければこんな場面で何の躊躇いもなく、無限の舌を捕らえるなんて考えられない。
    「ん、ここかな。よかった、そこまで深くはなさそうだ」
     舌の脇にある味蕾がなくなる辺りに傷を見つけたらしく、風息が安堵の息を吐きながら目を細める。自分が作ってしまった傷を検めて満足したらしい指が離れていって、無限は知らず知らずのうちに抑えていた呼吸を元に戻した。
    「あのね、風息。人の舌はあまり触るものではないよ」
    「あ、ごめん、指なんて綺麗なものじゃないもんな」
    「そうではな 4401