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    鬼太郎

    N_satiwo

    PAST💧←👹(〓)のようなもの
    いかに攻めに見えようと受けは受けです、断固として

    ※謎の力が働いて👹の見た目が急成長した、という設定なので、一人称などは変更していません
    ※ゲ謎入村後、出村できず、墓場鬼太郎1話と6期鬼太郎数話、インターネットのにわか知識、多大なる幻覚をもとに、アツイ内に打て!と書いたものです
    ※様々な設定がゴチャゴチャと混ざり合っています
    ※分からない何も……気が狂いそう
    義父が子を押し倒す話

    「ホラ、これで文句は無いですね」
    「ひぇ……」

    父・水木は困惑していた。
    自ら手塩にかけて育てた愛くるしい化け物が、やはり化け物だったのである。ほんの数日前まで小学生ほどのちまこい少年であったのに。どうしたことか、今や立派な青年に育っていた。比喩ではなく。
    柳のように何とも不可思議な色香を持った男である。薄く、血色のない瞼に長い前髪がかかり、ツイと耳にかける仕草さえ匂立ちそうな。その流し目で、女の一人二人射抜き殺しそうな艶っぽい男。
    ソレに跨られ、壁際に追いやられ、ずずいと迫られている。

    「好い加減、腹を決めてください。水木さん」

    心中も厭わないとでも宣うように吐息まじりに色っぽく囁かれ、水木は父として、断固として絶叫した。
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