Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    たるい

    裂きイカ

    MEMO毎回毎回似たようなもんばっか書いてしまうけど許してくれ
    世間一般的に見れば恋人みたいな甘ったるいことしてるイミイコが好きなんだ

    ウニくんのメロディシアンが輝いていようがいまいが、うさおじはあまり気にしなさそうだねという思いつきからです
    深海のオルゴール——暗闇に光る、翡翠の瞳がそこにあった。
     地下街暮らしの頃から今でも、自分の周りは敵だらけだと信じて疑わなかった。今は黒船という身内のテリトリーがあるので周りに敵がいることはほとんどないが、かつての151は常に身の回りの警戒を怠ったりはしなかった。そんな生活に慣れたせいか、151は深い睡眠をとることができず、逆に目が冴えてしまう夜を何度も経験していた。赤いロケットという異名で恐れられていながらも、所詮は草食動物である。気を抜いた拍子に、肉食動物に首根っこを噛みつかれてしまうような心地がするのが、怖かった。
     だがそれも、そう簡単に過去の話にはなってくれない。

     目が冴えて眠れなくなった151の目線の先には、きれいな男が安らかな寝息を立てていた。深海を掬ったような男は眠っている時も美しく、151は自分と同じ生き物なのかが怪しいとすら思っている。自分より少し上にある13の顔をじっと見つめる。
    751

    yomotaka5

    DOODLEひと段落して消防士になったアロとルクと近所の子供 1

    遡らずに一気に読みたいとのことでこちらにも投函
    せっかくだから甘ったるいおまけも添えて
    エリントンのエレメンタリースクール生、ジャックは悩んでいた。
    学校の課題にて「目標にしたい働く大人」が教師から提示されていたが、いかんせん父は海外出張。
    来週までに仕上げてこい。父の帰宅を待っていては1日で取材と作文を書き込むと言う苦行を強いられることになるうえ、いまいち将来像としてピンとこない。
    むしろなぜ目標が既に働くことで大人なんだろう。とちょっと思ったりしながら、ジャックは帰路の真っ最中だった。
    そのため、ちょうどいい人物を探していた時だった。
    刈り上げの頭に、ちょっと寝癖がぴょこりとしているあの頭が、ちょっと遠くに見えた。
    「あっ。ルークじゃん。」
    「ああ、ジャック。学校帰り?」
    「そんなとこ。ルークは今日はコート着てないから、お休み?」
    「まぁね。」
    帰り道、近所の顔馴染みの、警察官の「ルーク」に目が止まった。
    ルークは国際警察にも関わらず、この近辺のひったくりやら盗難など、地域巡査かと言わんばかりの世話焼きをする青年だった。
    昔同じような国家警察の父親がいて、それに憧れて警察官になった。みたいな話もしてくれたことがある。
    いかんせん、大人なのにどこか自分に近しい彼とは、公 4894