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    ですねぇ

    とびうお

    PROGRESSよくある『恋心を忘れる薬』を🍲がのんだ。
    シチカルのお話。
    今のところオチも何も決まらず書き進めたら一日で案外ここまでいけたなぁって感じですねぇ
    できた所まで晒す。
    オチまだ決まってないからどうなるのか未定。
    あと久方ぶりの一人称書き
    何年片想いしていたか正直もう覚えてない。
    正確にどの瞬間好きになったのか、いつから好きになったのかわからない。気づいたらその感情は育っていた。大人になればそれは自然と消えて、そういえばそんな事があったなと一人笑っているものだと思っていた。
    けれどむしろそれは消えることなく、子供の時には綺麗だった感情はどんどんと汚く見せられないものへと変化してしまった。好きという感情を隠すのは上手くなったものだが、蓋をするのが段々と難しくなってきた。

    「…初恋を忘れましょう…か」

    瓶のラベルにそんなフレーズが載っている。
    錠剤が入ったそれを悪戯に持った。
    正規の薬屋で買ったものではない。明らかに闇市らしきもので手に入れたものだ。こんなものに手を出してしまうほどには俺はおかしくなっている。これでただの同級生へと戻れるのならいいそう思って手に取ってしまった。店主を脅して聞き出した成分表には毒草などは入っていないし死にはしないだろう。あぁでもこれで死ねるのなら案外楽かもしれない。
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