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    エリナ

    視力検査のC

    MAIKINGそれだから君は厄介さ(未完)①

    ややこしい設定ですが、n巡後の1部舞台でダニーの死から1年後ぐらいで、エリナさんとはまだ会っていません。
    ディオ君の悪意に鈍感なジョナさんと、ジョナさんの心の隙間に付け込みたいディオ君の話。
    友情寄り?でお互いに本心を測りかねてぎくしゃくしている……みたいな関係です。
    ややこしい設定ですが、n巡後の1部舞台でダニーの死から1年後ぐらいで、エリナさんとはまだ会っていません。
    ディオ君の悪意に鈍感なジョナさんと、ジョナさんの心の隙間に付け込みたいディオ君の話。
    友情寄り?でお互いに本心を測りかねてぎくしゃくしている……みたいな関係です。

    それだから君は厄介さ



    a.夕焼けの赤い色は

     ジョースター邸を北に1マイルほど進んだところに、背の低いシダの草が群生する丘陵地があった。
     緑の海が、地平の果てにまで広がっていた。
     そこに黒の頭髪と金の頭髪がふたりぼっちで浮かんでいる。ふたつの頭は夕陽の光に照らされながら、背の低い草原の中を粛々と歩んでいた。
     辺りは草の匂いに満ちて、しっとりとぬれた爽やかな匂いが鼻腔をやわらかく擽(くすぐ)っている。
     にわかに風がごうと吹き、遅れて土ぼこりが髪に絡み付いた。突然の不快感に黒髪の彼は頭を振って思わず空を見上げてしまう。じわりと照りつける陽射しは、いつの間にか鬱々と立ちこめる雲に遮られていた。空は明らかに雨の兆候を示していた。

     ジョナサンとディオは屋敷を離れて丘の上を散策していた。
     暮れ時の冷えた風を体 9822