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    天気

    Arasawa

    MOURNING素敵なフォロワーななせさん(@7sejujutsu5)とお互いに書きたい設定を出しあって制限時間3時間で書けるとこまで書く企画やってみました!

    出した設定
    ・天気
    ・ジャージ

    ⚠甘さ控えめ
     いつもの書き散らしの延長になった

    参加者大募集中ですので、もし希望される方みえましたらななせさんか粗沢までお気軽にどうぞ🥰次回開催日は未定です🥰

    2022/05/29
    初雪より白い青い空、ライトグリーンの芝生、ダークレッドのトラック&フィールド、そして七海くんの白い足首。
    最高の季節がやってきた。

    七海くんのジャージは短い。道路脇のガードレールどころかスカイツリーでさえも楽々跨げるであろう長い脚に学校支給のジャージの丈が合っていないのだ。私の同期である五条と夏油も入学早々この洗礼に遭っていた。彼らは裾を折ることで"そういうファッション"に仕立て上げていて、演練を繰り返す内にジャージが破れたのをキッカケにとっとと自分好みで自分の丈に合った長さのジャージを購入していた。

    しかし、しかしだ。
    七海くんはあらゆる苛立ち現象を『クソ』と形容してみたり舌打ちしたり不機嫌を隠そうともしなかったり、元気溌剌な16歳の男の子だけれど根はどうしようもなく真面目なのだ。もっと言ってしまえば、短ランなんてそこそこヤンチャな着こなしをする灰原くんも何故かジャージの着方は真面目なのだ。真面目な彼らに裾を折るという選択肢などない。彼らは適切な長さから十センチは短いだろう長ズボンを折らずに履いて『ツン・ツル・テン』という効果音を背負いながら演練に取り組んでいるのだ。これを可愛いと呼ばずになんと呼べば良いのだろう。
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