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    天気

    sasasayyyo0o

    DONE任務による事故で呪専時代に戻った五と七が、もう一度ふたりの夏をやり直すお話。
    #五七版夏祭り企画 参加作品。連載中で全てのお題を使用予定。

    使用お題:追いかけっこ、天気雨、海
    あの夏の日の君を識る(仮題) 1「七海、そっち」
    「分かっています!!」
     五条の声に、七海は大声で返した。瞬時に身を低くすると、頭上を呪霊が駆け抜けていく。危なかった。背後への意識は回していない。前へ、ただ攻撃することしか考えていない。しかし、五条が同行しているのだから必ず避けられるという確信があった。振り返りざま鉈を一閃。対象は海の藻屑へと消えていく。
     七海は基本的に、自身より低い等級の術師と任務にあたることが多かった。一級呪術師、五本の指で数えられるほどしかいない特級呪術師に次ぐ力を持っているのだから当然だ。そんなとき七海は、いつも彼らを導く側にあった。危険があれば自ら取り除き、成長につながると判断すれば任せながら見守る。それは七海の性にあっていたけれど、時にはこうやって、何も考えずに呪霊に向かっていきたかった。だって七海はそのために、そのことに生きる意義を見出して、ここに戻ってきたのだから。五条がフォローしてくれるから、七海は無心で呪霊に向かうだけでいい。五条とともに行く任務でだけ、七海は自由であれた。
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    りった

    MEMO天気と窓と自宅と楽器と作曲風景。
    轟!ブラックライトタイガーで描きたい、見てみたいメモ。
    描きたいメモ【雷雨と普通の虹】

    ★悪天候でバンド練習を延期にした日の、轟!ブラックライトタイガー。

     その日は朝から豪雨に見舞われている。空を重い黒色の雲が覆い、雨の音が、閉めきった窓越しに聞こえてくる。
     やがて雨粒が窓を強く叩き、雷鳴が響きだす。雲と雨の境目が判らなくなり、それが遠くの高層ビル群を飲み込んでいく。

    ・白虎くんは病室の窓からそれを見る。彼は病院からの脱走を諦める。
    ・雷が少し苦手なドンさん。ギターに触れられない苛立ちと雷のせいで、なかなか寝付けない白虎くん。却って楽しむ黒秋くん。気にせず快眠の光さん。

    ・真っ暗な夕方、外は大雨。室内でベースを触りながら編曲作業をする黒秋くん。机にあるのは新曲の楽譜、おやつが少しと、飲みかけのマグカップ入りのコーヒー。すでにミルクで真っ白。
    ・雷鳴と競いドラムを叩くドンさん。真夜中の自宅スタジオにて。アドリブで二時間ほど、がむしゃらに演奏し続ける。雷鳴を掻き消そうとするうちに、やがて恐怖も消え去る。
    ・病室の窓のカーテンをそっと開け、白みゆく空を眺める白虎くん。窓を開けると看護師さんにばれそうなので開けない。
    ・雨上がりの薄明の 2516