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    戦闘シーン

    甘味。/konpeito

    TRAINING本日の800文字チャレンジ
    クロ+リン/手合わせ願います
    戦闘シーン練習
    右から飛んできた拳を避け、足払いする。当然避けられ、距離をとったリィンが身構えた。
     来る。軸足を踏み込んだ彼によって一気に距離が詰められる。早い。
    「くっ」
     重い手刀をクロウは肘から上で受けた。衝撃で眉根が寄る。まともに受ければ骨を損傷していた。
     彼の扱う無手の型は武器のない状態で使用する技だと聞いてはいたが、威力の程度は知らなかった。
    「まだだ!」
     ガードの空いた腹を狙って放たれた足を掴んで転ばせる。瞬間、頬を彼の踵が掠めた。
    「おいおい、随分お行儀が悪くなったじゃねえか」
    「誰かさんのお陰でな」
     転んだ拍子に地面に両手をつき、身体全体をばねにして跳ねてみせた彼はコートについた埃を払っている。
     未だ痺れの残る腕を振り、ふたたび戦闘態勢に入ったリィンと対峙した。
    「それで、決着はついたんですか」
     無感情に見下ろすアルティナに首を横に振った。もう一言も話す余裕がない。隣で同じように転がっているリィンも同様だった。
    「かわいい生徒ほったらかしにしてよくやるよな」
     アッシュに言われ、最初は訓練終わりに見本として手合わせしはじめたことに思い至る。途中からお互い夢中になって止まら 867