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    Zero

    14februaryyy

    MOURNING切言(アサエミとラス峰)

    何番煎じネタ。多分もうある気がするのですが、
    この間の夏イベの幻覚です。
    /ZeroのドラマCDが下敷きっぽいようなそうでもない話。
    その日、アサシンのエミヤは運命に出会った。──多分。これを本当に運命と呼ぶのならば。
    きっと本人にしたらそんな運命、傍迷惑以外の何物でもなかったことだろう。──いや、しかし。あちらの記憶を持ち得ない彼にとっては、もしかしたら──そんな運命でも、悪くないと思うのかもしれない。


    真夏の邂逅


    北極圏に突如現れた真夏の特異点。アークティック・サマーワールド。
    そのエリアの一つである、エリセランド内のフードコートにて。
    そこで、アサシンのエミヤは一人、一服をとっていた。

    それはまだ、マスター達からは何とも言えない評価にあった激辛メニューが、裏メニューとして復活して人気となる少し前のこと。


    真夏の特異点に赴く際──マスターからの要請がない限り──、エミヤはいつも通り、彼にとっての大切であるらしいとある少女たちの見守りをしていた。それ以外興味も何もなかったし、特に水着を得てはしゃぐ彼女たちを人知れずに守るのは僕の役目だと自負していたからだ。しかしながら、四六時中張り付いているのを彼の息子(義理の)を名乗る赤い弓兵に見つかってしまったが為に。「じいさん、少し休憩してきなよ」と釘を刺され、アサシンのエミヤは仕方なく休息を取るしかなくなったのだった。
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