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    なのこ

    aneniwa

    MOURNINGうちのマイハン♀・ミドリさんの生い立ちと、教官へ向ける態度についての言い訳です。
    『良い子じゃない子が英雄になるとしたら』というのを考えてました。自分勝手かつ迷惑千万な奴ですが、里への恩義は感じているし皆んなのことは家族と思っています。それと母親の墓を守りたいという思いが夜行を迎え撃つ動機になっています。
    あとうちの教官は妻帯者でハン♀とは15歳差。淵源現在で35.6のイメージ。
    マイハン♀が父親を闇討ちする話「……どうだった」
    「死んだらしい。親族の話によればな」
    「馬鹿な。そんなわけがあるまい」
    「ああ。既に別の女と暮らしておる」
    「……」
    「そのような話を聞かせるな。見ろ、……おお、目が開いたゲコ」
    「ほう」
    「……橙か。タタラ場の焔の色だ」
    「そうだな。カムラの子だ。我らの愛し子だ。ミズホのことは残念だったが、……残されたこの子はなんとしても育て上げよう」
    「父親はどうする」
    「捨て置け。無理やり連れ戻したところで使い物にならん」
    「そうだな。……哀れな子だ」
    「名付けはどうなった?」
    「ミドリと」
    「良い名だ。強く育て、ミドリ。母親の分も」







     百竜の淵源に挑む前のこと。猛き焔と呼ばれる狩人は里長に願い出た。

    「父に会う許可を」
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