エスデュ
よしざわ
DONE【6/12❤️♠️webオンリー】(開催終了の為、鍵外しました!)
付き合いたてのエスデュ🐥
デュースからの好きがほしいエースと、好きを形にしたいデュースのお話
恋心にひよこ「おやすみ、エース」
また明日な、と軽く挨拶を交わした後、デュースの影がカーテン越しにベッドに沈んでいく。暗がりの部屋のなか見えなくなった背中をぼんやりと眺めながら、エースはため息をひとつを溢した。
先日思い切ってデュースに告白をして、返ってきた答えはまさかのイエス。友人という関係が恋人に進展したあの日、エースは幸せを噛み締めながら一夜を過ごし一睡もできないまま翌朝を迎えた。朝一番に顔を合わせたデュースの目の下に揃いの黒い隈が浮かんでいたことにエースは気付いて、誰にもバレないように頬を緩ませた。
そう、そこまでは順調だったのだ。
問題はその後、おつきあいをしている筈のデュースの態度がそれ以前と変わった様子がないことだった。エースは人知れず心を曇らせていた。
2874また明日な、と軽く挨拶を交わした後、デュースの影がカーテン越しにベッドに沈んでいく。暗がりの部屋のなか見えなくなった背中をぼんやりと眺めながら、エースはため息をひとつを溢した。
先日思い切ってデュースに告白をして、返ってきた答えはまさかのイエス。友人という関係が恋人に進展したあの日、エースは幸せを噛み締めながら一夜を過ごし一睡もできないまま翌朝を迎えた。朝一番に顔を合わせたデュースの目の下に揃いの黒い隈が浮かんでいたことにエースは気付いて、誰にもバレないように頬を緩ませた。
そう、そこまでは順調だったのだ。
問題はその後、おつきあいをしている筈のデュースの態度がそれ以前と変わった様子がないことだった。エースは人知れず心を曇らせていた。
chiharu_haru333
DONE6/12エスデュWEBオンリー無配漫画②婿星パロ 星送りの祭りの願い星集めを通して、星の精霊デュース君は御曹司エース君(子どもの頃)と出会って、お互い惹かれあってます。年に一度の祭りの時だけ会えます。
3ページで描きたいシーンとセリフだけ描いた漫画です 3
Twsnzm
DOODLE≪エスデュ≫0220エアブー無配と言う名の「目が覚めたら、周りの奴らの顔が全部デュースの顔になってた件。」のオマケです。
(エアブー終わりましたので普通に公開に切り替えました/こっそり(?)追加・修正しました) 7
えいち/HB
DONE12月のイベントの無配ペーパーです!配布していた本が魔法薬でデュースくんがウサギに変身してしまうネタだったので、エースくんには猫になってもらいました!
アップしそびれていましたが、ちょうど猫の日なのでアップしました!
ringobako3
REHABILI宗教団体に連れてこられたエ×星デュ(人外)のエスデュ。デュが消える。短くて暗い。
最後に設定あります。
逃避行長い長い暗闇の先に光が見える。
やっと、やっとだ、逃げられたんだ!
握ったデュースの手を更に強く握りしめ、喜びのままに声をあげる。
「デュース!出口だ!」
「……」
「デュース?」
歩みを止め、何かあったのかとデュースの方を振り返る。
だが、そこに、交ちあうはずの緑の目はなかった。目どころか、髪飾りが揺らめく頭も、力の割に細い肩も、薄い腹も、しなやかな脚も、何もない。あるのは、握りしめた手だけ。それも手首の先から徐々に光の粒に解けて、今まさに消えようとしていた。
「は……?」
よく回るはずの頭が停止する。それでも、身体は勝手に動き、これ以上デュースを失うまいと、消えゆく手を両手に握り込んだ。そんな抵抗を嘲笑うように、光は指先の方へ侵食していく。
2945やっと、やっとだ、逃げられたんだ!
握ったデュースの手を更に強く握りしめ、喜びのままに声をあげる。
「デュース!出口だ!」
「……」
「デュース?」
歩みを止め、何かあったのかとデュースの方を振り返る。
だが、そこに、交ちあうはずの緑の目はなかった。目どころか、髪飾りが揺らめく頭も、力の割に細い肩も、薄い腹も、しなやかな脚も、何もない。あるのは、握りしめた手だけ。それも手首の先から徐々に光の粒に解けて、今まさに消えようとしていた。
「は……?」
よく回るはずの頭が停止する。それでも、身体は勝手に動き、これ以上デュースを失うまいと、消えゆく手を両手に握り込んだ。そんな抵抗を嘲笑うように、光は指先の方へ侵食していく。
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DONE1212エアブーSDRF2021合わせの無料配布漫画でした!例によって幻覚がひどいのでご注意ください。(副寮長エース×寮長デュースです)
※ほんまにいらん蛇足2P追加しました。
🔑1212ad 8
siiiiiiiiro
DONE腐男子デュのエスデュ③消えちゃいたい!③「……ということだから、昨日はジャックといたことにしてくれ」
「あのなあ」
呆れたジャックの顔も、何度見たことか。部活を始める前のストレッチをしながら、デュースは両手を合わせて「頼む」ともう一度頭を下げた。
ジャックにこうして口裏を合わせてもらうのも、もう片手では足りない回数だ。やたらとデュースの行動を知りたがるエースに真実を隠す口実として嘘をついて貰うことが最初こそ不思議がられたが、今では詮索もされない。まあ、だからこそジャックにこんなことをお願いしているのだけれど。
そこまでしてイデアと会っていることを隠す必要があるのかと、思い直さないわけではない。それでも、頻繁にイデアと会っているイコール、オタクであると紐付けられ芋づる式に腐男子であることがバレる可能性がゼロではない以上は隠すしかなかった。もっともマジカルホイールについて語っているのだと言い張ってもよかったが、それならイデアが数回でうんざりする様が想像できてしまう。
2617「あのなあ」
呆れたジャックの顔も、何度見たことか。部活を始める前のストレッチをしながら、デュースは両手を合わせて「頼む」ともう一度頭を下げた。
ジャックにこうして口裏を合わせてもらうのも、もう片手では足りない回数だ。やたらとデュースの行動を知りたがるエースに真実を隠す口実として嘘をついて貰うことが最初こそ不思議がられたが、今では詮索もされない。まあ、だからこそジャックにこんなことをお願いしているのだけれど。
そこまでしてイデアと会っていることを隠す必要があるのかと、思い直さないわけではない。それでも、頻繁にイデアと会っているイコール、オタクであると紐付けられ芋づる式に腐男子であることがバレる可能性がゼロではない以上は隠すしかなかった。もっともマジカルホイールについて語っているのだと言い張ってもよかったが、それならイデアが数回でうんざりする様が想像できてしまう。
siiiiiiiiro
DONE腐男子デュのエスデュ②消えちゃいたい!②購買で、ポテトチップスやら炭酸飲料やらを買い込む。普段部活の時にタオルやらシューズやらを詰め込んでいるエナメルバッグの中身はそれだけでいっぱいになって、これから向かう場所への期待感も膨れていく気がした。
隔週に一回、デュースはとある場所へ一目を盗んでその場所へ向かう。これももしかしたら、一種のオフ会というやつ……なのかもしれない。
「シュラウド先輩、遅くなりました!」
「……デュース氏……? って、ああ……もう【今日】か」
「えっ、忘れてたんですか!?」
イデアの素っ気ない態度に、思わず大きな声が出る。煩いよ、と釘を刺されて、人の部屋に上がり込んでいるという後ろめたさもあってデュースは口を噤んだ。
デュースが今いるのは紛れもなくイグニハイド寮の、イデアの部屋だ。今日のような用事でなくとも何かと来ることの多いそこは、何度訪れても慣れない。赤や黄色、加えて白や黒で統一されたハーツラビュルとは何もかも違って、電子の青いスクリーンが占める光景は何度見ても圧巻だ。
3265隔週に一回、デュースはとある場所へ一目を盗んでその場所へ向かう。これももしかしたら、一種のオフ会というやつ……なのかもしれない。
「シュラウド先輩、遅くなりました!」
「……デュース氏……? って、ああ……もう【今日】か」
「えっ、忘れてたんですか!?」
イデアの素っ気ない態度に、思わず大きな声が出る。煩いよ、と釘を刺されて、人の部屋に上がり込んでいるという後ろめたさもあってデュースは口を噤んだ。
デュースが今いるのは紛れもなくイグニハイド寮の、イデアの部屋だ。今日のような用事でなくとも何かと来ることの多いそこは、何度訪れても慣れない。赤や黄色、加えて白や黒で統一されたハーツラビュルとは何もかも違って、電子の青いスクリーンが占める光景は何度見ても圧巻だ。
siiiiiiiiro
DONE腐男子デュのエスデュ消えちゃいたい!①人は誰しも、秘密があるものだ。友達からよく馬鹿正直だの、隠し事が出来ないだのと揶揄われるデュースにだって、誰にも言えない秘密がある。
そしてそれは、ナイトレイヴンカレッジに入学したデュースにとって自分を苦しめる唯一で最高の、地獄の原因だった。
デュースは、所謂「腐男子」だ。いや、だった。ここで過去形なことがポイントだ。
中学の頃仲良くしていた不良の仲間たちは、素行こそ悪けれど誰もが悪い人間ではなかった。デュースはその仲間とよく漫画や雑誌の貸し借りをしていたし、喧嘩をすることと仲間とあの漫画が良かったなどと語り合うことは同じぐらい好きだった。
そんなことにも慣れてきた頃に、一人の友人からおすすめされた本が、ボーイズラブ、略してBLだ。最初こそ男と男の恋愛なんて想像も出来ないなんて話していた仲間たちも、一瞬で心を奪われた。それぐらいオススメされた本は面白かったし、何より男同士の葛藤はギュッと胸が
3057そしてそれは、ナイトレイヴンカレッジに入学したデュースにとって自分を苦しめる唯一で最高の、地獄の原因だった。
デュースは、所謂「腐男子」だ。いや、だった。ここで過去形なことがポイントだ。
中学の頃仲良くしていた不良の仲間たちは、素行こそ悪けれど誰もが悪い人間ではなかった。デュースはその仲間とよく漫画や雑誌の貸し借りをしていたし、喧嘩をすることと仲間とあの漫画が良かったなどと語り合うことは同じぐらい好きだった。
そんなことにも慣れてきた頃に、一人の友人からおすすめされた本が、ボーイズラブ、略してBLだ。最初こそ男と男の恋愛なんて想像も出来ないなんて話していた仲間たちも、一瞬で心を奪われた。それぐらいオススメされた本は面白かったし、何より男同士の葛藤はギュッと胸が