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    ジェイド

    まなりんご

    TRAINING今ドラマ化している料理大好きな小食女性と食べるのが大好きな女性が幸せそうに食事をするあの作品のパロです。

    料理大好きトレイ×食べるの大好きジェイドです。

    自分は原作の漫画が好きでリスペクトの気持ちでいっぱいです。という事だけ念頭に置いていただいて……。

    文章を書く練習を兼ねて書いているので、細かい部分には目をつむっていただいて……。

    よろしくお願いします。
    1.カレーに卵は美学土鍋で炊く白米はそれだけでごちそうだし、沢山の根菜にキノコと少しの豚肉を入れた汁物だけでしっかりと栄養が取れる。

    「いただきます」

    そんなシンプルな食卓を俯瞰しながら温かい豚汁に口をつける。家族がいたらメインにサイドと品数も増え、それに加えて栄養バランスも考え毎日作らなくてはならない。今になって母親に頭が上がらないなんて思いながらも、“男の子なんだから”と理由で沢山の料理を食べさせられたのは苦い思い出でもある。

    一人暮らしをしていて思うのは、メインのおかずが無くても十分だという事だった。勿論、手間暇かかる凝った料理をするのも好きだが、ネットに上げる承認欲求の為だけに作るのも何か違う気がする。大食漢でも無いし食べた分だけ身体に蓄える体質もあり、大量に作ることは殆どない。
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    yo_lu26

    MENU2022年11月5日23時~11月6日22時50分リチリバWEBオンリー展示作品。

    ※ジェイドが記憶喪失になったまま誕生日を迎えてしまう話。リーチ兄弟のブロマンス寄りのリチリバです。バースデーのとてもとても仲が良い二人に情緒がめちゃくちゃになったです。ハッピーバースデー、リーチ兄弟!生まれてきてくれてありがとう。
    ※誕生日召喚、誕生日パソスト、グルビ絵の多大なネタバレを含みます。
    カタチのない花束を君に「ジェイドの記憶がない?」

     アズールからその話を聞いたのは、誕生日の一週間前だった。恨みを買っている生徒からのユニーク魔法を避け損ねた結果、ジェイドが記憶を全て失ってしまったのだと聞いたときには、フロイドはにわかには信じられなかった。今のジェイドは自分が何者であるかも、周りにいる人間との関係性も、なにひとつとして覚えていないのだという。アズールから呼び出されて保健室に駆けつけたフロイドは目の前にいるジェイドに視線を向ける。ベッドの上で起き上がっている彼は、一見いつもとなにも変わりがないように見えた。しかし、彼と目を合わせた瞬間に、自分の知っているジェイドとの決定的な違いをまざまざと思い知ることになった。一対の、不審の色を隠そうともしない瞳がこちらに向けられている。瞳の奥底に漂う鋭い警戒心は、いつものジェイドの視線にはないものだった。生まれる前から一緒である自分達には、初めましての瞬間なんて存在しない。だから、自分をこんな目でみてくるジェイドなんてフロイドは知らない。初めての経験に、喉の奥がからからに錆びたようになる。少なくとも、生まれてから一度も自分には向けられたことのない類の冷たささえ感じるまなざしに、一瞬怯む。
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