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    ジェイド

    yo_lu26

    DONE訓練学校一年目。はじめての陸の夏に熱中症になる双子です。この距離感で付き合ってなかったらかわいい。カプは決めてないけど、ちゅーしてます。ねっちゅうしょうネタ。かわいいフロイドとかわいいジェイドがいます。
    深海に熱中症なんてなかった 陸の夏の暑さを完全に舐めていた。双子の白い肌がほの赤く染まっているのは高すぎる外気温のせいだった。35度を軽々と越え、ところにより39度にもなる灼熱の空気は、北の人魚の肺を焼いた。
    「あっちぃ……」
     絞り出すように出した声も、水分が全部蒸発したみたいに掠れていた。ジェイドは無言で目を閉じている。秋の入学に備えて入った陸の訓練学校で迎えるはじめての夏。陸の夏を体験してみましょう、という晴れやかな教官の声と共に放り出された野外散策。日陰を選んで、水分をとって、帽子や日傘を忘れずに、とあれこれ注意を受けていたものの、それらを実行する前にものの十分ほどで二人は完全に茹であがってしまった。慌てて自室に逃げ帰り、身体を休めているところである。海で調子が悪い時の二人の回復体位の基本は尾鰭を絡ませあうことだったから、陸でも彼らはぺったりとくっつきあっている。フロイドは全裸で、ジェイドはシャツだけ羽織っている。人目がないから、窮屈な衣服は取り払ってしまったのだ。はぁはぁと息があがる。クーラーの効きが遅くて、空気はまだまだむわりと暑いままだった。フロイドは不快げに唸る。ジェイドが汗で張り付く髪の毛を額から取り払ってくれるけれど、彼の顎先からも汗が滴り落ちていた。アズールが二人に冷たい飲み物を持ってきてくれた。
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    @shin_sugarmaro

    MAIKINGクズヒモジェのはなし続き

    支部にあげた部分の直後から
    注意書きは1を参照ください。

    ※ジェイドが酷い目に遭う描写があります 痛いのが苦手な方はお気をつけください

    あとモブめっちゃしゃべる
    call my name2 学園から麓の街までバスに乗ってる間、フロイドはずっとスマートフォンと睨めっこをして画面の文字を追っていた。
    「あ、」
    「どうしたんですか」
    「ジェイドの目撃情報スレが消えてる」
    「え?」
    「昨日まではあったんだけどガセネタばっかで全然信憑性なくてさ、どうせ古参の奴らが他のファンまで焚き付けようとしてわざと炎上させてんだと思ってたけど、これヤバいかも」
    「なくなったならその方がいいんじゃないですか? ジェイドの個人情報が晒されなくなるわけだし……」
    「善意の削除依頼で運営が消したならいいけど、別の可能性もあるじゃん」
    「別の?」
    「この祭りに加わってた奴らが、都合が悪くなったから消した」
    「え、それって」
    「今まで晒されてたのはあいつの裏アカにアップされてた写真とか似た奴をどこで見たとかそんなんばっかで、実際にジェイド本人を確認してなんかしたみたいなのは一切なかったんだけど、もしその情報の中に本当のものが混じってて現地を確認しに行った奴がいるとするじゃん。そんでジェイドと鉢合わせたらどうなると思う?」
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