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    バイト

    kikuno_kaoru

    DOODLE銀行爆破end後になんやかんやでハワイで結婚したさめししが、常夏のスローライフを送ってたら数十年後にヤバイとこに喧嘩売って国際指名手配犯になったレメとピコを匿う羽目になってしまったり逃げた先でマフツさんと再会したりするアラフォー達の爆裂大陸横断記です
    少し前に漫画で書いてたものをリハビリがてら書きました。こんなタイトルですが続きは特に書いてないです。
    四十路爆裂大陸横断記・起ハワイの朝は早い。
    青い海に白い砂浜。それらを輝かせる朝日はどんな深い夜をも吹き飛ばして、この常夏の島を明るく照らす。
    朝にランニングをする理由は、その景色があまりに美しからだ。きっと、自分のように朝から走っている人々の気持ちは同じだろう。
    現に人通りの多い海沿いの道はランニングウェアに身を包んだ老若男女でいっぱいだ。

    本来は自由気ままに人通りの少ない道でも走りたい所だが───気難しいお医者様が「日本でのあなたは体格の良い大男だがここでは平均的な大きさだ。力で負ける可能性がある事を肝に銘じろ」と人通りの多い道を走る事を推奨したのだから従うほかない。
    オレはもうすぐ40歳のおっさんだぞ、生娘じゃねーんだから、と反抗しても良いのだがそう言った所で分からされてしまうのは目に見えているので、オレは結局その言いつけを守ってしまっている。
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    たこのまくら

    PAST本日キノコの日ということで、去年ヘッダー小説として書いたキノコ採りに行く一年生な六年生のお話。

    出演は伊作と文次郎。ほのぼのの皮を被ったちょっぴりブラックなコメディ。キノコといえばやはりアルバイトのキノコ採り回でアホの子全開だった文次郎と、生物毒には詳しかろう伊作…ということで出来たお話。
    そして受け継がれてゆく毒キノコ特化の同定眼…
    文次郎がその後暫くキノコを食べられなかったのは言うまでもない秋の実りに舌鼓を打つのはいいが、毒のあるものに気をつけるように。
    特にキノコの毒は洒落にならない上、相当に目の肥えた者でなけれは同定は難しい。キノコを採っても決してすぐに食べたりせず、必ず詳しい者に判断を委ねるように。

    はーい、先生!


    そんな先生からの忠告を胸に、忍術学園で初めての秋を迎える一年生は早速、親しい学友と共に裏々山でのキノコ狩りに勤しむ。
    幸い、今年の一年生の中にはキノコ同定に詳しい者が幾人もいた。
    図書委員会所属で食用キノコの知識も豊富なろ組の長次、同じくろ組で知識は無いのに神がかり的な感が冴え、毒か否かを瞬時に判断し違えたことのない小平太。
    そして…もう一人。

    「伊作ー!そっちはどうだ?また穴に落ちたりしてないかー!」
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