フロリド
たんごる
DONE7/2のフロリドワンドロのお題「ツ/ム/ツ/ム」をお借りして。だけどまーーーた1時間では到底できず3時間かかったのでタグなしでアップした。
1時間で描くと決めたときに自分で出来る範囲をわかっていること、出来ないレベルの事を切りすてることをもっと意識しないといけないと思う…
朱々(すず)
DONEバレンタインポストに頂いたフロリドチョコのお絵かきです。⑥ エロ注意①フロリドを見守ってくれるトレパイの手作りチョコ
②「これはっジェイドのついでだからねっ」チョコ
③リドくんが結んであげたフロのネクタイチョコ
④フロリドが両端から食べてく為のチョコ
⑤ 「いつでも準備はできている。お分かりだね?」チョコ
⑥フロリドが激しすぎて壊れたベッドのネジチョコ※⚠️
ありがとうございました♡ 3
kemuri
DONE【フロリド】真っ白い部屋にフロとリドだけがいる話-6-(6/7)【満月の夜に呼びあう52Hzの音色】水が部屋の中に溢れていく。口の中に入りかけた水を噎せながら吐き出して、上に覆いかぶさっていたフロイドを押しのけた。
「ゲホッゲホ、おいフロイド!キミは飲み込まれるな!」
「そんなこと言ったって!なぁにこれぇ!」
水が押し寄せてくる窓際からバシャバシャと音を立てて離れる。相変わらず長い脚で先に部屋の中央まで行ってしまうフロイドに舌打ちしそうになりながらリドルは外を横目に追った。合間に片腕を伸ばして迫りくる水へ視線を向け、それらを魔法で押し留めようとする。しかし魔法を展開させようとした先には何の反応もない。
この空間に来てから魔力の感覚が無いのは薄々気付いていたものの、ここまで手応えが無いと悔しさより腹立たしさを感じてしまう。
1815「ゲホッゲホ、おいフロイド!キミは飲み込まれるな!」
「そんなこと言ったって!なぁにこれぇ!」
水が押し寄せてくる窓際からバシャバシャと音を立てて離れる。相変わらず長い脚で先に部屋の中央まで行ってしまうフロイドに舌打ちしそうになりながらリドルは外を横目に追った。合間に片腕を伸ばして迫りくる水へ視線を向け、それらを魔法で押し留めようとする。しかし魔法を展開させようとした先には何の反応もない。
この空間に来てから魔力の感覚が無いのは薄々気付いていたものの、ここまで手応えが無いと悔しさより腹立たしさを感じてしまう。
kemuri
DONE【フロリド】真っ白い部屋にフロとリドだけがいる話-5-(5/7)※微欠損有
【ひと欠片でも重なる感情はあるか】「"金魚ちゃん"ねぇ……キンギョチャン、ふぅん……」
咀嚼するように、転がすように、フロイドは何度も呟く。
「腕を見てわかるだろう?キミはここから出ようとすると溶けて消える。朝まで待てばボク等のことは解決する。だから、この部屋の中で大人しくしていて欲しい」
今までのように、必要以上の情報を与えないように諭す。現実のフロイドとこの精神のフロイドの記憶や意識は極力混ぜないようにした方がいい、というのはアズールの説明にあった。
「んー……それはまあ、仕方ねーなー、と思うんだけど」
こちらが注意深く言葉を選んで話しているのに、一方のフロイドはそんなことはどうでもいいというように先がなくなった腕を不満そうに見つめながら言葉を続ける。
1180咀嚼するように、転がすように、フロイドは何度も呟く。
「腕を見てわかるだろう?キミはここから出ようとすると溶けて消える。朝まで待てばボク等のことは解決する。だから、この部屋の中で大人しくしていて欲しい」
今までのように、必要以上の情報を与えないように諭す。現実のフロイドとこの精神のフロイドの記憶や意識は極力混ぜないようにした方がいい、というのはアズールの説明にあった。
「んー……それはまあ、仕方ねーなー、と思うんだけど」
こちらが注意深く言葉を選んで話しているのに、一方のフロイドはそんなことはどうでもいいというように先がなくなった腕を不満そうに見つめながら言葉を続ける。
kemuri
DONE【フロリド】真っ白い部屋にフロとリドだけがいる話-4-(4/7)【此処ではない何処かのこと】 ***
その日、校内はにわかにざわついていた。
会議室から出てきたリドルはアズールと並んで歩いている。その行き先は他の寮長達とは逆の方向だった。
「ハーツラビュル寮でも被害あるんですね」
「ああ、他寮でも起こっているとは聞いていたが全校規模とはね……。『生徒の中で突然昏睡するものが何人か出ている』どうやっても起きないか、起きても記憶障害を起こしているなんて……。ところでキミはどうしてボクに声をかけたんだ?話ってなんだい?」
「……ちょっとですね、この件について、リドルさんに見ていただきたいものがあって」
視線は進む先を向いたまま会話を続ける。どことなくアズールの声はいつもよりトーンが低いように思えた。
3666その日、校内はにわかにざわついていた。
会議室から出てきたリドルはアズールと並んで歩いている。その行き先は他の寮長達とは逆の方向だった。
「ハーツラビュル寮でも被害あるんですね」
「ああ、他寮でも起こっているとは聞いていたが全校規模とはね……。『生徒の中で突然昏睡するものが何人か出ている』どうやっても起きないか、起きても記憶障害を起こしているなんて……。ところでキミはどうしてボクに声をかけたんだ?話ってなんだい?」
「……ちょっとですね、この件について、リドルさんに見ていただきたいものがあって」
視線は進む先を向いたまま会話を続ける。どことなくアズールの声はいつもよりトーンが低いように思えた。