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    マルコ

    s_pa_de_

    DONE付き合いたての真緒とあんずが、交通トラブルで同じホテルの一室に泊まることになる話。ズ!とズ!!の間くらいの話です。
    星灯りの未来を(まおあん)街灯で照らされた道に、スーツケースのタイヤが転がる小さな音だけが聞こえる。駅前だというのにすれ違う人はまばらで、通りを埋める店は軒並みシャッターが閉められていた。時間は夜の九時。そんな、夜中でもないような時間に、全く人気がなくなってしまうような田舎の駅前を、あんずと真緒はお互いスーツケースを引きながら歩いているのであった。
    「あっ、あれホテルだよ」
    「んっ⁉︎あ、そ、そうだな!」
    「真緒くん待ってて。聞いてくる」
    あんずはその場にスーツケースを置いて、少し離れたところで煌々と輝くビジネスホテルへと駆け出していった。その後ろ姿を真緒はぼうっと見つめる。
    ーーこれ結構、やばいんじゃないか?
    事の発端は地方での仕事の依頼が入ったことにある。撮影地近くのホテルに前泊しようということになり、そのつもりで予定を練っていたのだが、真緒は急遽生徒会長の仕事で、身動きが取れなくなってしまったのであった。それをあんずが手伝う形で、夜に宿泊施設に到着できるように遅れて電車に乗り込んだ。それが、野生動物と衝突したとか何とかで止まってしまい、スーツケースひとつで見知らぬ田舎町に放り出されたのが三十分ほど前の話だった。
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    ユキ子

    CAN’T MAKE※小説ではありません。
    絵が描けたらこんな漫画を描いたのにな〜と思っていたことを羅列しています。
    下記の登場キャラ説明を見て、大丈夫そうなかたのみどうぞ。


    【登場キャラ】
    ジャン:バッドボーイ。モテると思って悪ぶってる。最近免許をとった。
    マルコ:モルカー。頬にそばかすのような柄がある。素敵な人のモルカーになって、この身を捧げるのが夢。
    PUI PUI スクカー(ジャンマル?)オシャレでイカしたモルカーが自分には似合ってるぜ☠️と思ってるバッドボーイのジャン。
    モルカーを選びに行くと、地味でイモいそばかす柄のモルカーが突然「プイプイ〜!💕💕」と自分のところに走ってきた。
    モルカーの名前はマルコ。
    さきほど別のお客さんがハンカチを落とした時、近くを歩いていたカップルはハンカチを無視したのに、すこし離れたところにいたジャンがすぐに気が付き、当たり前のように拾って手渡していたのを見ていたのだった。

    でもそんなことを知らないジャンは「ハァ?!」となる。自分はもっとオシャレなモルカーが良いのだ。
    すると、さっきのカップルが「あのモルカーの柄、珍しくない?!」で駆け寄ってくる。
    触られそうになり「プイー😫💦💦」と避けるマルコ。
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