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    ファンサ

    ナンナル

    DOODLEお弁当屋さんのバイトさんは、俳優さんのファンサにドキドキする。(小話)
    本編ではないです。前に落書きしたのを元にリハビリ目的で書いてます。11話、12話くらいの後の話なので、多分繋がってないところがあるかと思います。ご注意下さい。
    メイ()テイ×!小話「お兄ちゃん見てみてっ!」
    「む…?」

    目の前に広げられた雑誌に目を向けると、見慣れた人が写っている。妹が大ファンで家の中や自室にも沢山のグッズが飾られている、今若者に大人気の俳優だ。そして、オレのバイト先のお得意様で、オレが密かに片想いしている神代類。

    「あのね、今応募した人から抽選で類さんのサイン色紙が当たるのッ!」
    「おお、そんな企画があるんだな!」
    「だからお願いッ!お兄ちゃんのお名前貸してっ!!」
    「それくらいなら構わんぞ」

    雑誌についている応募用紙に住所や名前を記入していく。それを咲希に手渡すと、嬉しそうに笑って礼を言われた。咲希の一生懸命な姿を見るのは好きだ。最近は一歌たちとバンドの練習も頑張っているらしい。目標は神代さんのドラマの主題歌を歌うこと、だったか。以前そんな話をしていたなぁ、と思い出して、つい口角が上がる。そんなオレに気付かず、咲希は足早に部屋へ戻って行った。
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