tototake
DONE【EXTRA MISSION!】ペーパーラリーでネップリ登録していた漫画4Pとコッソリ追加したオマケ1Pです。
モクチェズ前提でおチェズとフウガが推しについて語ってるだけの謎時空漫画となっています。頭を空っぽにしてご覧下さい。 5
rio_bmb
MOURNINGプチオンリーのペーパーラリーに参加させていただきました!字が細かすぎるのでテキスト版。モクチェズ前提のオールキャラ、アナザーエンド後のSSです。(モクチェズ以外は全て非恋愛関係として書いてます)Catch Me If You Can【B】
「クソ詐欺師の居場所なんざ知るわけねえだろ」
『だよなあ。僕もそう思ったんだけど、チェズレイのことだから、逆に裏をかいて君のところにいるって可能性も捨てきれなくて』
タブレット越しのルークが照れたように言う。
まったく、相変わらず妙なところで冴えてやがる。刑事の勘ってやつか?
アーロンはその推理がそう的外れもないことを相棒に教えてやることにした。あの詐欺師に義理立てする必要もないからだ。
「惜しかったな。つい昨日まで確かにあいつはハスマリーにいたぜ」
ほんと!? と叫んだのはルークではなくモクマだった。血相を変えてルークとタブレットの間に割り込む。部屋にいるのはわかっていたが、気配を隠そうとしていたようなので無視していた。慌て方からして、チェズレイを探しているのはルークではなくモクマなのだろう。
4700「クソ詐欺師の居場所なんざ知るわけねえだろ」
『だよなあ。僕もそう思ったんだけど、チェズレイのことだから、逆に裏をかいて君のところにいるって可能性も捨てきれなくて』
タブレット越しのルークが照れたように言う。
まったく、相変わらず妙なところで冴えてやがる。刑事の勘ってやつか?
アーロンはその推理がそう的外れもないことを相棒に教えてやることにした。あの詐欺師に義理立てする必要もないからだ。
「惜しかったな。つい昨日まで確かにあいつはハスマリーにいたぜ」
ほんと!? と叫んだのはルークではなくモクマだった。血相を変えてルークとタブレットの間に割り込む。部屋にいるのはわかっていたが、気配を隠そうとしていたようなので無視していた。慌て方からして、チェズレイを探しているのはルークではなくモクマなのだろう。
motomura_3
DONE9/19新刊のモクチェズ本『eating repulsive things』のおまけSSです。えっちシーンの第2ラウンドですが一応これ単体でも読めます。でも本もよろしくね!
ちょっとだけ攻めフェラ(というほどでもないレベル)あり、本の続きなのでゴムなしです。
※バディオラより前に書いたものです。
18↑? 3540
pieesuke_kun
DONE絵本風味のお話です名前は出てこないです
でもモクチェズです……
モクチェズ絵本 あるところに、それはそれは美しいお姫さまがいました。
お姫さまは左目に紫色の美しい花を咲かせていました。その花からは甘く珍しい蜜が取れるので、お姫さまの周りにはその蜜を求める人達であふれかえっていました。
しかしその花はお姫さまが最初から持っていたものではありません。
お姫さまがはじめて恋をして、そして想いが通じなかった相手から送られたものでした。
お姫さまはそれがどうしても許せませんでした。自分を手酷く振っておいて、なのにこのような花を送るなんて!と、どういうつもりなのかと、会って一言二言いってやらないと、気がすまなくなったのです。
お姫さまは左目に花を咲かせてから丁度一年経った日に、お城の離れにある塔へ閉じこもりました。
10726お姫さまは左目に紫色の美しい花を咲かせていました。その花からは甘く珍しい蜜が取れるので、お姫さまの周りにはその蜜を求める人達であふれかえっていました。
しかしその花はお姫さまが最初から持っていたものではありません。
お姫さまがはじめて恋をして、そして想いが通じなかった相手から送られたものでした。
お姫さまはそれがどうしても許せませんでした。自分を手酷く振っておいて、なのにこのような花を送るなんて!と、どういうつもりなのかと、会って一言二言いってやらないと、気がすまなくなったのです。
お姫さまは左目に花を咲かせてから丁度一年経った日に、お城の離れにある塔へ閉じこもりました。
AmatsuBmb
DONE守ってあげたいDomなモと、構って欲しいsubなチェのどむさぶパロです。前半モ視点、後半チェ視点。
画像(新書ページメーカー版)はツイッターで↓
https://twitter.com/AmatsuBmb/status/1424922544155414530?s=20
https://twitter.com/AmatsuBmb/status/1432684512656310281?s=20
Dom/subユニバースなモクチェズ***
「私たちもそろそろ、パートナーになることを考えませんか」
二人が生活するセーフハウスの一室でなされたチェズレイの提案に、モクマは思考も動作も停止した。
夕食を終え、二人は並んでソファに座っている。時折晩酌に付き合ってくれる相棒に、今日は酒は無し、と言われていたので、何か大事が話があるのだろうと思ってはいたのだが。
パートナー? 俺たちは、すでに唯一無二の相棒だと思っていたのだが、違ったのだろうか。落胆しかけてすぐに、いや、違う意味なのだとわかった。
「……おじさん、これでもDomなんだけど」
「それが何か問題でも?」
「へっ? ってことは――お前さん、subだったの!?」
「ええ」
男や女という身体的あるいは精神的な性別の他に、人間は第二の性別をもつ。それが、DomとSubだ。一般的に、Domは支配したい性、subは支配されたい性、と理解されている。欲求が満たされない状態が長く続くと、Domもsubも抑うつ症状などの体調不良を起こすため、特定のパートナーがいない場合は、一時的なパートナーとの行為に及ぶか、抑制剤を服用する場合が多い。
5253「私たちもそろそろ、パートナーになることを考えませんか」
二人が生活するセーフハウスの一室でなされたチェズレイの提案に、モクマは思考も動作も停止した。
夕食を終え、二人は並んでソファに座っている。時折晩酌に付き合ってくれる相棒に、今日は酒は無し、と言われていたので、何か大事が話があるのだろうと思ってはいたのだが。
パートナー? 俺たちは、すでに唯一無二の相棒だと思っていたのだが、違ったのだろうか。落胆しかけてすぐに、いや、違う意味なのだとわかった。
「……おじさん、これでもDomなんだけど」
「それが何か問題でも?」
「へっ? ってことは――お前さん、subだったの!?」
「ええ」
男や女という身体的あるいは精神的な性別の他に、人間は第二の性別をもつ。それが、DomとSubだ。一般的に、Domは支配したい性、subは支配されたい性、と理解されている。欲求が満たされない状態が長く続くと、Domもsubも抑うつ症状などの体調不良を起こすため、特定のパートナーがいない場合は、一時的なパートナーとの行為に及ぶか、抑制剤を服用する場合が多い。
💤💤💤
INFO『シュガーコート・パラディーゾ』(文庫/152P/1,000円前後)9/19発行予定のモクチェズ小説新刊のサンプルです。
同道後すぐに恋愛という意味で好きと意思表示してきたチェズレイに対して、返事を躊躇うモクマの話。サンプルはちょっと不穏なところで終わってますが、最後はハッピーエンドです。
【本文サンプル】『シュガーコート・パラディーゾ』 昼夜を問わず渋滞になりやすい空港のロータリーを慣れたように颯爽と走り去っていく一台の車——小さくなっていくそれを見送る。
(…………らしいなぁ)
ごくシンプルだった別れの言葉を思い出してると、後ろから声がかかった。
「良いのですか?」
「うん? 何が」
「いえ、随分とあっさりとした別れでしたので」
チェズレイは言う。俺は肩を竦めて笑った。
「酒も飲めたし言うことないよ。それに別にこれが最後ってわけじゃなし」
御膳立てありがとね、と付け足すと、チェズレイは少し微笑んだ。自動扉をくぐって正面にある時計を見上げると、もうチェックインを済まさなきゃならん頃合いになっている。
ナデシコちゃんとの別れも済ませた今、ここからは本格的にこいつと二人きりの行き道だ。あの事件を通してお互いにお互いの人生を縛りつける選択をしたものの、こっちとしてはこいつを離さないでいるために賭けに出ざるを得なかった部分もあったわけで、言ってみれば完全な見切り発車だ。これからの生活を想像し切れてるわけじゃなく、寧ろ何もかもが未知数——まぁそれでも、今までの生活に比べりゃ格段に前向きな話ではある。
30575(…………らしいなぁ)
ごくシンプルだった別れの言葉を思い出してると、後ろから声がかかった。
「良いのですか?」
「うん? 何が」
「いえ、随分とあっさりとした別れでしたので」
チェズレイは言う。俺は肩を竦めて笑った。
「酒も飲めたし言うことないよ。それに別にこれが最後ってわけじゃなし」
御膳立てありがとね、と付け足すと、チェズレイは少し微笑んだ。自動扉をくぐって正面にある時計を見上げると、もうチェックインを済まさなきゃならん頃合いになっている。
ナデシコちゃんとの別れも済ませた今、ここからは本格的にこいつと二人きりの行き道だ。あの事件を通してお互いにお互いの人生を縛りつける選択をしたものの、こっちとしてはこいつを離さないでいるために賭けに出ざるを得なかった部分もあったわけで、言ってみれば完全な見切り発車だ。これからの生活を想像し切れてるわけじゃなく、寧ろ何もかもが未知数——まぁそれでも、今までの生活に比べりゃ格段に前向きな話ではある。
💤💤💤
SPUR ME『シュガーコート・パラディーゾ』(文庫/130P前後/価格未定)9/19発行予定のモクチェズ小説新刊です。同道後すぐの時間軸の話。
表紙まだいじるかもしれないですが、一旦登録だけします…(推敲など諸々がんばります…
rio_bmb
DOODLE原稿が煮詰まってるので軽いノリのイチャラブなどを書いて元気になろうとしたんだけどなんだろうなこれ…夜明けのスキャット/モクチェズ ちぇーずれい、と節をつけるように名前を呼ばれた。こんな気が抜けた声で己を呼ぶのはこの相棒ぐらいのものである。
僅かに目線を上げると、前を歩いていたモクマがこちらを振り向いて手招きをしているところだった。
何か興味深いものでも見つけたのだろうか。――こんな寂れた、夜明け前の廃線跡で?
疑問に思いながらも、チェズレイは相棒のもとへと歩を進める。
二人が歩いているのはもう使われなくなって久しい古びたレールの上だ。廃駅の地下をアジトとしていたマフィアをひとつ潰した帰り道だった。車を手配しても良かったのだが、廃駅から伸びた線路を眺めながら「少し散歩して帰ろうよ」とモクマが言い出したのだ。夜明け前の涼やかな風が心地よく、相棒の珍しい我が儘に付き合うのも悪くないかと思えた。海中の坑道を走るトロッコを思い出して懐かしくなったというのもある。おそらくモクマも同じことを思い出したのだろう。
1940僅かに目線を上げると、前を歩いていたモクマがこちらを振り向いて手招きをしているところだった。
何か興味深いものでも見つけたのだろうか。――こんな寂れた、夜明け前の廃線跡で?
疑問に思いながらも、チェズレイは相棒のもとへと歩を進める。
二人が歩いているのはもう使われなくなって久しい古びたレールの上だ。廃駅の地下をアジトとしていたマフィアをひとつ潰した帰り道だった。車を手配しても良かったのだが、廃駅から伸びた線路を眺めながら「少し散歩して帰ろうよ」とモクマが言い出したのだ。夜明け前の涼やかな風が心地よく、相棒の珍しい我が儘に付き合うのも悪くないかと思えた。海中の坑道を走るトロッコを思い出して懐かしくなったというのもある。おそらくモクマも同じことを思い出したのだろう。
AmatsuBmb
DONEモのためならセッくらい我慢するつもりのチェと、チェの下ごしらえに余念がないモ。#モクチェズ版ワンドロワンライ
8/8お題「素肌」でした。ちょっと過去のお題「征服」も交じってる。 4
tobari_2p
DONEモクチェズ版ワンライお題「怪談」もはやワンライじゃねえんですけど…っていう恒例の遅刻魔ぶり…。
ゲストにリモートなアとル。諸君はミカグラ後も定期的にオンライン会合してるとよいなっていう願望を詰めました。チェが名前しか出てこないけどモチェです、と言い張る。
それにしてもお題怪談なのにぜんぜん怖くないな!
憑いているのは……?里を出て二十数年になるが、外界の技術の進歩は目覚ましいものがある。
出奔した先で便利な道具に触れるたび、モクマは目を瞠ったものだ。
そして今もその便利な道具に助けられ、大切な仲間と定期的に連絡を取り合えている。
『……で、ですね、署内の人間の間で噂になっているんですけど、遅くまで残業していると必ずどこかから呻き声が聞こえてくるんです……僕もこないだ残業してたときに聞いてしまって……』
分割されたPC画面の向こう側でルーク・ウィリアムズが落とし気味の声で囁く。
モクマは神妙な面持ちのルークにどう返したものか、といつものへらりとした笑みを崩さぬまま考える。
『……なんだそれ。寝ぼけてんのか』
と、モクマが返答する前に、分割されたもう一方の画面に表示されたアーロンが呆れた様子を隠しもせず言い放つ。
2683出奔した先で便利な道具に触れるたび、モクマは目を瞠ったものだ。
そして今もその便利な道具に助けられ、大切な仲間と定期的に連絡を取り合えている。
『……で、ですね、署内の人間の間で噂になっているんですけど、遅くまで残業していると必ずどこかから呻き声が聞こえてくるんです……僕もこないだ残業してたときに聞いてしまって……』
分割されたPC画面の向こう側でルーク・ウィリアムズが落とし気味の声で囁く。
モクマは神妙な面持ちのルークにどう返したものか、といつものへらりとした笑みを崩さぬまま考える。
『……なんだそれ。寝ぼけてんのか』
と、モクマが返答する前に、分割されたもう一方の画面に表示されたアーロンが呆れた様子を隠しもせず言い放つ。
nochimma
DOODLEモクチェズワンドロ お題かき氷 照り付ける太陽が、ちょっと見たことないくらいに鮮やかでまぶしい。
ざざん、ざざん、静かなビーチサイドに響くのは、寄せては返す波の音と――、
「わ、見てくれアーロン! 舌が青い!」
「うっわ……、まずそうな色だな」
「僕の舌を見て牛タン的な発想しないで欲しいな……、そんなこと言ってアーロンも……って赤か、普通だ!」
「……かわいいねえ、ヒーローズ」
「あれでは年端のいかない子どものようですが……」
波打ち際でプラコップを手に水着姿できゃいきゃい騒ぐふたりを眺めながら、そこからもう少しだけ遠く。
パラソルで完全に遮光したビーチチェアに寝転んだアロハシャツのモクマはほのぼのと目を細めるけれど、隣でタブレットに視線を落とすチェズレイの声はいささか呆れ気味だ。
4002ざざん、ざざん、静かなビーチサイドに響くのは、寄せては返す波の音と――、
「わ、見てくれアーロン! 舌が青い!」
「うっわ……、まずそうな色だな」
「僕の舌を見て牛タン的な発想しないで欲しいな……、そんなこと言ってアーロンも……って赤か、普通だ!」
「……かわいいねえ、ヒーローズ」
「あれでは年端のいかない子どものようですが……」
波打ち際でプラコップを手に水着姿できゃいきゃい騒ぐふたりを眺めながら、そこからもう少しだけ遠く。
パラソルで完全に遮光したビーチチェアに寝転んだアロハシャツのモクマはほのぼのと目を細めるけれど、隣でタブレットに視線を落とすチェズレイの声はいささか呆れ気味だ。
nochimma
DOODLEモクチェズ/割れ鍋に綴じ蓋の話 セーフハウスにふたりきりのしずかな夜更け。
だだっ広いリビングのソファに腰掛けて、お気に入りの濁り酒を口に含む。あまく喉を焼くアルコールが、身体を巡ってゆるやかに頭を溶かしていく。
そこに、罪悪感も忘れたい想いも存在しないなんて。
まさかこんな気持ちで酒が飲める日が来るとは想像もしていなかった。
(それもこれも、全て――)
「モクマさん、どうですか?」
ちょうど思い描いていた声に呼ばれて振り向くと、長い髪をひっかけてむきだしになった薄い耳たぶの上で、ちいさな赤い石が嵌まったカフスは、まるでそこにいるのが当たり前のような顔をしていた。
「おお~……」
お猪口を置いてきちんと向き直る。次回の潜入向けに開発された超小型の発信機は、見た目だけではまったくそうとは見えないし……、
3688だだっ広いリビングのソファに腰掛けて、お気に入りの濁り酒を口に含む。あまく喉を焼くアルコールが、身体を巡ってゆるやかに頭を溶かしていく。
そこに、罪悪感も忘れたい想いも存在しないなんて。
まさかこんな気持ちで酒が飲める日が来るとは想像もしていなかった。
(それもこれも、全て――)
「モクマさん、どうですか?」
ちょうど思い描いていた声に呼ばれて振り向くと、長い髪をひっかけてむきだしになった薄い耳たぶの上で、ちいさな赤い石が嵌まったカフスは、まるでそこにいるのが当たり前のような顔をしていた。
「おお~……」
お猪口を置いてきちんと向き直る。次回の潜入向けに開発された超小型の発信機は、見た目だけではまったくそうとは見えないし……、
pieesuke_kun
CAN’T MAKEセリフが多いので横文字の方が見やすいかなと思って、試しにポイピクを使ってみています。モクおじのセリフ回しがどうにも難しくて、練習のためにセリフ多めのやつを書きました。
モクマとモブと謎の美女 美しい女が花のように佇んでいた。
彼女は今宵のレセプションの主役ではないが、その美しさは周囲の目を引いて、常に人だかりの中心になっている。その人だかりの中には主催者である警備会社の社長までいたので、モクマはなんだか複雑な気持ちになりながら遠目でそれを見ていた。
モクマは今、潜入中である。目的はとあるセキュリティの弱点を探ること。そのセキュリティの大元である警備会社のレセプションに“お呼ばれ”したので、これ幸いとパーティに赴いている。無論、チェズレイと二人で。
そのチェズレイは随分と忙しそうにしているので、パーティが終盤に差し掛かって暇を持て余したモクマは、ひとり隅の方で酒を飲み続けている、タキシードの似合わないどうにも場違いな男に声をかけた。
3676彼女は今宵のレセプションの主役ではないが、その美しさは周囲の目を引いて、常に人だかりの中心になっている。その人だかりの中には主催者である警備会社の社長までいたので、モクマはなんだか複雑な気持ちになりながら遠目でそれを見ていた。
モクマは今、潜入中である。目的はとあるセキュリティの弱点を探ること。そのセキュリティの大元である警備会社のレセプションに“お呼ばれ”したので、これ幸いとパーティに赴いている。無論、チェズレイと二人で。
そのチェズレイは随分と忙しそうにしているので、パーティが終盤に差し掛かって暇を持て余したモクマは、ひとり隅の方で酒を飲み続けている、タキシードの似合わないどうにも場違いな男に声をかけた。
さきょんのバミ
DONE0721の日だったので、以前某さんに「テレセク描いて!」って元気にリク頂いてたのと悪魔合体してみたモクチェズです。あと前言ってた帝王フォント(?)試験導入してみた(???)
※22日=個人的な実験なんですがちょっと帝王フォントを改定してみた(どっかで実用したいらしいです) 2
nochimma
MAIKING陥没…で母乳…のでるチェのつきあってないモクチェズ のつづき まだR18じゃない つぎから!※めちゃくちゃファンタジー母乳です
「なんか……、先日から母乳が出てしまって…………」
……。
…………。
「……母乳?」
「ええ」
その衝撃的なワードには、さすがのニンジャさんも鸚鵡返しがやっとだった。
え、だって……母乳? 母乳ってアレ? 母に乳って書くやつ?
母。そう、それはその名の通り、子を産んだ母からこそ出るもので……え、でもチェズレイは男で……、
まさか。脳裏を走った予感たらり、忍者の額に冷や汗が流れる。
「チェズレイ、え、もしかしてお前って……」
しかしみなまで言う前に、微妙な距離を取ってベッドの上に座る男の声が遮るようにかぶさった。
「医者にかかりましたが割に良くある軽いホルモン異常らしく、薬ももらったので数日で治るようです」
3609……。
…………。
「……母乳?」
「ええ」
その衝撃的なワードには、さすがのニンジャさんも鸚鵡返しがやっとだった。
え、だって……母乳? 母乳ってアレ? 母に乳って書くやつ?
母。そう、それはその名の通り、子を産んだ母からこそ出るもので……え、でもチェズレイは男で……、
まさか。脳裏を走った予感たらり、忍者の額に冷や汗が流れる。
「チェズレイ、え、もしかしてお前って……」
しかしみなまで言う前に、微妙な距離を取ってベッドの上に座る男の声が遮るようにかぶさった。
「医者にかかりましたが割に良くある軽いホルモン異常らしく、薬ももらったので数日で治るようです」
nochimma
DOODLE急に陥没でMILKがでるのをかくしている付き合ってないチェズレ~かわいいな…とおもってかきました すいません…のさわり…まだぜんぜんR18じゃない ――おかしい。
夜を切り裂いて空を舞う、ふたつの刃。
まるで足のさきから見えない根が生えて、地面の下で繋がっているかのよう。次はどこに立てばよいか、どうやって道を切り開けばよいか、何をすべきなのか。視線を交わす必要すらなく、呼吸ひとつですべてがわかる。
わかるからこそ……、
迷いなくばっさばっさと敵を薙ぎ払いながら、モクマの身体には、不穏な警鐘のいなずまが鳴りやまなかった。
「……チェーズレイ」
仕事はつつがなく終わった。伸した男たち(いちおうあれでも実力行使としては最低人数ですませたのだ)を警察に引き渡し、部下たちにセーフハウスの近くまで送らせて。駐車場から玄関までの短いみちのり、まあるい月のスポットライトで短く伸びる影を踏み踏み、モクマが相棒を呼ぶ声はぴりついた電気を隠しもしないものだった。
2852夜を切り裂いて空を舞う、ふたつの刃。
まるで足のさきから見えない根が生えて、地面の下で繋がっているかのよう。次はどこに立てばよいか、どうやって道を切り開けばよいか、何をすべきなのか。視線を交わす必要すらなく、呼吸ひとつですべてがわかる。
わかるからこそ……、
迷いなくばっさばっさと敵を薙ぎ払いながら、モクマの身体には、不穏な警鐘のいなずまが鳴りやまなかった。
「……チェーズレイ」
仕事はつつがなく終わった。伸した男たち(いちおうあれでも実力行使としては最低人数ですませたのだ)を警察に引き渡し、部下たちにセーフハウスの近くまで送らせて。駐車場から玄関までの短いみちのり、まあるい月のスポットライトで短く伸びる影を踏み踏み、モクマが相棒を呼ぶ声はぴりついた電気を隠しもしないものだった。
rio_bmb
INFO8/1モクチェズエアイベ新刊「恋 -WEB再録集-」文庫カバー付 208P R-18
エアイベ1,000円、書店委託(フロマージュ)1,250円(いずれも委託料・税込)
PixivとTwitterに掲載の小説+書き下ろし15,000字強。R18作品は2作のみなのでほぼ全年齢です。 10
nochimma
MAIKINGむらさきのパンときいろのなかみのホットサンド のらくがき「おはよ〜。お、いいにおい」
「お早くありませんよ、モクマさん。これ以上寝ていたら起こしに行くところでした。お休みとはいえ少しばかり気を抜きすぎではないですか?」
「ごめんごめん。新しいベッドの寝心地がいいのなんのでつい二度寝三度寝をね〜」
「まったく。もしあなたがお休みになっている間に私がどこぞの輩に襲われでもしたらどうするおつもりです?」
「その時はどんな爆睡してても起きるから大丈夫。ちゃんと悲鳴あげてね」
「下衆ですねェ…まあ、ここの防犯は完璧ですからそういった心配は必要ないのですが……」
「だよね。チェズレイ印のセーフハウスだもん。ここでは守り手さんもお役御免ってコトで」
「全く調子のいい……、と、焼けましたね」
1950「お早くありませんよ、モクマさん。これ以上寝ていたら起こしに行くところでした。お休みとはいえ少しばかり気を抜きすぎではないですか?」
「ごめんごめん。新しいベッドの寝心地がいいのなんのでつい二度寝三度寝をね〜」
「まったく。もしあなたがお休みになっている間に私がどこぞの輩に襲われでもしたらどうするおつもりです?」
「その時はどんな爆睡してても起きるから大丈夫。ちゃんと悲鳴あげてね」
「下衆ですねェ…まあ、ここの防犯は完璧ですからそういった心配は必要ないのですが……」
「だよね。チェズレイ印のセーフハウスだもん。ここでは守り手さんもお役御免ってコトで」
「全く調子のいい……、と、焼けましたね」
ぱんつ二次元
DONEモクマさんの隠し子(?)のはなし。微妙に前のはなしとその前のはなしとつながってます。とりあえず、一連のモブしてんのはなしはこれでおしまいです。 拝啓 ふたりの悪党さま
こんにちは。お元気ですか。ぼくは元気です。
手紙を書くのは三回目ですね。
きのう、パパの面会がありました。前よりすこし元気になったみたいです。えらい人が、あとちょっとででられるかもしれないといっていました。すぐにはむつかしいかもしれないけれど、また、いっしょに暮せたらいいなとおもいます。
ところで、さいきん暑くなりましたが、二人とも、げんきに悪党をしていますか?
ぼくが捕まえる日まで、絶対に捕まらないでください。いつか、ぜったいに会いにいきます。
首をあらって、まっていてください。
あなたのちいさなヒーローより
書き上げた手紙を読み返して、そのひどさに深く深くため息をつく。
33285こんにちは。お元気ですか。ぼくは元気です。
手紙を書くのは三回目ですね。
きのう、パパの面会がありました。前よりすこし元気になったみたいです。えらい人が、あとちょっとででられるかもしれないといっていました。すぐにはむつかしいかもしれないけれど、また、いっしょに暮せたらいいなとおもいます。
ところで、さいきん暑くなりましたが、二人とも、げんきに悪党をしていますか?
ぼくが捕まえる日まで、絶対に捕まらないでください。いつか、ぜったいに会いにいきます。
首をあらって、まっていてください。
あなたのちいさなヒーローより
書き上げた手紙を読み返して、そのひどさに深く深くため息をつく。
nochimma
MAIKINGED後のまだ付き合ってないモクチェズ、自己催眠でもないとうまく寝れないチェを知ってしまったモさんががんばるお話…のさわりねむり姫をとりかえせ ① 真っ暗闇のコーヒーの湖面にスプーンのオールを突き立てて、くるくる漕ぎながらミルクを細く注ぐと、渦巻く白がしだいに融け合ってやわらかなベージュに変わっていく。
「……よし」
そうしてできあがったチェズレイの言うところの『濁った』カフェオレのたっぷり入ったマグの取っ手を両手に引っ掛けて、キッチンに立つモクマはちいさく気合いを入れた。
「できたよ」
「……あぁ、ありがとうございます」
「まだ調査続けてるの? もう潜入に必要な情報は出揃ったと思うけど」
「私は心配性なのですよ。ボスよりも更にね。まだパーティまで時間はある、ベストを尽くさないで失敗したら後悔しても仕切れない」
リビングに戻ってローテーブルにカップを置くと、姿勢よくソファに座るチェズレイはタブレットを弄る目を上げることなくただ細い腰だけを横にずらした。おとなしく空いた場所に座りながらちょっと非難めいた声を出すけれど、隣の人の返事は穏やかに流暢につれない。
7742「……よし」
そうしてできあがったチェズレイの言うところの『濁った』カフェオレのたっぷり入ったマグの取っ手を両手に引っ掛けて、キッチンに立つモクマはちいさく気合いを入れた。
「できたよ」
「……あぁ、ありがとうございます」
「まだ調査続けてるの? もう潜入に必要な情報は出揃ったと思うけど」
「私は心配性なのですよ。ボスよりも更にね。まだパーティまで時間はある、ベストを尽くさないで失敗したら後悔しても仕切れない」
リビングに戻ってローテーブルにカップを置くと、姿勢よくソファに座るチェズレイはタブレットを弄る目を上げることなくただ細い腰だけを横にずらした。おとなしく空いた場所に座りながらちょっと非難めいた声を出すけれど、隣の人の返事は穏やかに流暢につれない。
hinata35968
DONEモクチェズと迷子の迷子の子犬さん。ワンドロです。
犬と虎「モクマさん。そちらの毛玉殿は、一体どうされたのですか」
チェズレイの秀麗な顔が呆れたように歪み、その瞳は信じられないものを目撃したかのように幾度も瞬きを繰り返す。答えはわかりきっているものの、口にせずにはいられなかったのだろう。戸惑いの色を含んだ紫電の輝きはモクマの開いた胸……ではなく懐に注がれていた。
「いやね。道端をふらふらっとしてるのを見つけて、うっかり目が合っちまったもんだから、ほっとけなくてね」
たはは、と困ったように朗らかに笑いながら、脱いだ羽織に包まれた中身を大事そうに抱えている。その中身はもぞもぞと動き出すと、隙間から頭をぴょこんと覗かせた。
「……クゥン?」
可愛らしい鳴き声に、チェズレイの動きがピタリと止まる。
2327チェズレイの秀麗な顔が呆れたように歪み、その瞳は信じられないものを目撃したかのように幾度も瞬きを繰り返す。答えはわかりきっているものの、口にせずにはいられなかったのだろう。戸惑いの色を含んだ紫電の輝きはモクマの開いた胸……ではなく懐に注がれていた。
「いやね。道端をふらふらっとしてるのを見つけて、うっかり目が合っちまったもんだから、ほっとけなくてね」
たはは、と困ったように朗らかに笑いながら、脱いだ羽織に包まれた中身を大事そうに抱えている。その中身はもぞもぞと動き出すと、隙間から頭をぴょこんと覗かせた。
「……クゥン?」
可愛らしい鳴き声に、チェズレイの動きがピタリと止まる。
さきょんのバミ
DONE俺の答えはこれや!!!!(モさん透け素材すげえ好きなんじゃない?っていう急遽降って来た謎の決めつけ)何というかまあ諸説あるんですが弊社のモっさんはSMっけ強い衣装とかプレイとかあんまそそらないんだけどタイツ破くのはばちくそ好きそうだなと思うなどしたらしいです。急に。
ぱんつ二次元
DONEED後時空でランドリールームで惚気るチェズレイのモクチェズ。モブ視点です。ランドリールームの幽霊さん 噂がある。
このホテルのバックヤードでまことしやかに流れる噂。
曰く、このホテルには百年前から幽霊がおり、不興を買うと頭から食われてしまうらしい。
曰く、その幽霊はとんでもない美人らしい。
曰く、その幽霊と会うと幸せになれるらしい。
噂、と言うより幼い子供の創作に近い。信憑性の欠片もない作り話。先日行われた創立50周年記念パーティー――そう、50周年だ!100年ではなく!――で、笑い話として語られる程度の、くだらない噂。お偉方の長話の間に挟まれた小粋なジョーク――と、本人は思っているのだろう。外野からすれば欠伸が出るほどつまらなかったが――に、けれど数人のスタッフが笑いもせずに顔を青ざめさせていたのは、それが『噂話』と呼ぶにはあまりに信憑性を帯びすぎていたからだ。ただの噂で人は消えない。
18408このホテルのバックヤードでまことしやかに流れる噂。
曰く、このホテルには百年前から幽霊がおり、不興を買うと頭から食われてしまうらしい。
曰く、その幽霊はとんでもない美人らしい。
曰く、その幽霊と会うと幸せになれるらしい。
噂、と言うより幼い子供の創作に近い。信憑性の欠片もない作り話。先日行われた創立50周年記念パーティー――そう、50周年だ!100年ではなく!――で、笑い話として語られる程度の、くだらない噂。お偉方の長話の間に挟まれた小粋なジョーク――と、本人は思っているのだろう。外野からすれば欠伸が出るほどつまらなかったが――に、けれど数人のスタッフが笑いもせずに顔を青ざめさせていたのは、それが『噂話』と呼ぶにはあまりに信憑性を帯びすぎていたからだ。ただの噂で人は消えない。