かがり
DOODLE(2022.11.12)先輩孝行な後輩2人の会話文足し算寄りだしレオさんは出ない
先輩孝行:司レオ?「よぉ、ちょうど良かった」
「大神先輩? 何か用事でもありましたか?」
「用事って改まって言うほどじゃねーけどよ、ほら、新しいブースターセットが出ただろ。お前なら手に入れてるだろーから腕試しでも、と思ってな!」
「『イドバト』のbooster set、ですか……」
「おうよ!」
「実はまだ買えてなくて……いえcheckはしていたのですが……その、お恥ずかしい話、手持ちが心許ないので来月に購入しようかと……」
「お、おまえ、本当に小遣い制なんだな……」
「悪いですか?」
「悪かーねぇけどよぅ、だって坊ちゃんだろ」
「教育方針です」
「……そうは言ってもよ、小遣いったって一般家庭とは桁が違うんじゃねーの」
「まあ、その、恐らく少なくはないのでしょうが、実はこのあいだ寝袋を買いまして……どうせなので防寒でそこそこ品質がきちんとしたものを購入したら、まあ、それなりに。あとは保存食などをほそぼそと……」
821「大神先輩? 何か用事でもありましたか?」
「用事って改まって言うほどじゃねーけどよ、ほら、新しいブースターセットが出ただろ。お前なら手に入れてるだろーから腕試しでも、と思ってな!」
「『イドバト』のbooster set、ですか……」
「おうよ!」
「実はまだ買えてなくて……いえcheckはしていたのですが……その、お恥ずかしい話、手持ちが心許ないので来月に購入しようかと……」
「お、おまえ、本当に小遣い制なんだな……」
「悪いですか?」
「悪かーねぇけどよぅ、だって坊ちゃんだろ」
「教育方針です」
「……そうは言ってもよ、小遣いったって一般家庭とは桁が違うんじゃねーの」
「まあ、その、恐らく少なくはないのでしょうが、実はこのあいだ寝袋を買いまして……どうせなので防寒でそこそこ品質がきちんとしたものを購入したら、まあ、それなりに。あとは保存食などをほそぼそと……」
かがり
DONE(2022.10.17)十五夜に託けてあげようとしていたけど十五夜の話ではないズ‼︎ 春先くらいを想定で多分付き合ってる
(2023.6.25再録集発行に伴い微修正)
満ちては欠ける月へ:司レオ その人の有り様は、まさに千変万化。
なんて表象をしてしまえば、「Amazing☆」と長髪をうねらせる先輩の姿を想像されてしまうだろうか。思考の先に居るのは仮面の道化師ではなく、鮮やかな鬣(たてがみ)を一つに括ったかつての我が王、その人だ。
ただし、朱桜司は確かに知っている。彼の在り方が、「演じること」とはまるきり異なっているだろうこと。加えて、根本的な変質を伴っている訳ではないのだろうということを。それを確かに、私は知っている。
鋭くて、柔らかい。優しくて、厳しい。繊細で、大雑把。いくつもの相反する印象をその身に抱えてなお、あの人はいつだってあの人としてそこにある。
「気のいい人だ」という評と「ナイーブな人だ」という評を同時期に聞いては、きっと見えている球面の違いなのだ、と私はひっそりと納得した。その時に何が照らされ何処を見たのか。それがきっと、あの人のさまざまな印象に対する答えとなる。
4388なんて表象をしてしまえば、「Amazing☆」と長髪をうねらせる先輩の姿を想像されてしまうだろうか。思考の先に居るのは仮面の道化師ではなく、鮮やかな鬣(たてがみ)を一つに括ったかつての我が王、その人だ。
ただし、朱桜司は確かに知っている。彼の在り方が、「演じること」とはまるきり異なっているだろうこと。加えて、根本的な変質を伴っている訳ではないのだろうということを。それを確かに、私は知っている。
鋭くて、柔らかい。優しくて、厳しい。繊細で、大雑把。いくつもの相反する印象をその身に抱えてなお、あの人はいつだってあの人としてそこにある。
「気のいい人だ」という評と「ナイーブな人だ」という評を同時期に聞いては、きっと見えている球面の違いなのだ、と私はひっそりと納得した。その時に何が照らされ何処を見たのか。それがきっと、あの人のさまざまな印象に対する答えとなる。
かがり
DONE(2022.9.19)宇宙るるぶで旅行計画立てるズ‼︎ 軸の2人付き合ってなさそう
(2023.6.25再録集発行に伴い微修正)
小さな、遠い世界からの:司レオ「スオ〜、宇宙行こっ‼」
突拍子もない声の発生源をじとりと見やると、輝かんばかりの笑顔が視界に飛び込んでくる。
「スオ〜、ウチュウ、イコ‼」
――ため息を一つ。
話が通じるのだろうか、なんて懸念が出てくる辺り、観光客というよりは現地人なのかもしれない。その両手に掲げられた「宇宙」の二文字が印字してある旅行誌から、そんなことを連想した。
夜はとうに更けていて、今日は寮の共有ルームで夜更かしに勤しむ者もいない。それをちょうど良いと思い、ソファを陣取ったのは小一時間ほど前だったと記憶している。
自身が煮詰まっていることは自覚している。クリップ留めされた一センチ幅の資料は三つ程重なっており、一束目の半ばから先が暫く読めていない。どうにも目が滑るのだ。
4267突拍子もない声の発生源をじとりと見やると、輝かんばかりの笑顔が視界に飛び込んでくる。
「スオ〜、ウチュウ、イコ‼」
――ため息を一つ。
話が通じるのだろうか、なんて懸念が出てくる辺り、観光客というよりは現地人なのかもしれない。その両手に掲げられた「宇宙」の二文字が印字してある旅行誌から、そんなことを連想した。
夜はとうに更けていて、今日は寮の共有ルームで夜更かしに勤しむ者もいない。それをちょうど良いと思い、ソファを陣取ったのは小一時間ほど前だったと記憶している。
自身が煮詰まっていることは自覚している。クリップ留めされた一センチ幅の資料は三つ程重なっており、一束目の半ばから先が暫く読めていない。どうにも目が滑るのだ。
かがり
DONEぷらいべったー引っ越し(2022.2.28)餌付けの話な気がする
(2023.6.25再録集発行に伴い微修正)
口あけて!:司レオ「Knightsの『料理できない組』」とは失礼な!
ちょっとしたバラエティ番組の前振りに立腹した司と、別にウソじゃないじゃん、と飄々としているレオは、確かに他メンバーと比べると料理の経験も実績もあまりない。
片や箱入りの御曹司、片や注意力散漫の天才作曲家ともあれば、ある程度は然もありなん、とファンも世間も納得するだろうが、それでも、司はそうした許容のされ方に甘んじたくはなかった。こればかりは気質というものだから仕方がないのだろう。
司本人としては、自身は物覚えが良い方であると思うし、致命的なこだわり――つまるところ、どういうわけか毎度焦げるくらい食材を焼いてしまったりだとか――があるわけでも、まして不器用でもない。
6211ちょっとしたバラエティ番組の前振りに立腹した司と、別にウソじゃないじゃん、と飄々としているレオは、確かに他メンバーと比べると料理の経験も実績もあまりない。
片や箱入りの御曹司、片や注意力散漫の天才作曲家ともあれば、ある程度は然もありなん、とファンも世間も納得するだろうが、それでも、司はそうした許容のされ方に甘んじたくはなかった。こればかりは気質というものだから仕方がないのだろう。
司本人としては、自身は物覚えが良い方であると思うし、致命的なこだわり――つまるところ、どういうわけか毎度焦げるくらい食材を焼いてしまったりだとか――があるわけでも、まして不器用でもない。
かがり
DONEぷらいべったー引っ越し(2021.12.12)第2回Webオンリーで展示しようとして実際大遅刻をキメた花を贈る司くんの話の完結編です。
あとがきがつきます。
(2023.6.25再録発行に伴い微修正)
続・左の胸に咲く花:司レオ それは、司にとっては輝かしいものでも、レオにとってはそうではなかった。「そうではない」ことを、あの人は謝ったのだ。
♪
アンサンブルスクエアは眠らないビルだ。常に何処かしらの部署で何らかの企画が進行していて、朝に夜にと人が動き回っている。
早朝から夕刻まで立て続けに入っていた仕事がようやく落ち着いた中で、司は周囲の喧騒が遠のくような心地に陥っていた。
昨夜は遅くまで実家の事業の調整を進めていたこともあって、このままだとソファに身を沈めたまま意識まで沈めてしまい兼ねない。そんな危惧があっても、起き上がるためのそもそもの気力が湧かなくて、司は行動を起こせないでいた。宙だったらこういう時に「HPの回復中」だなんて言うのかもしれない。疲弊の中でそんなことを思う。
11503♪
アンサンブルスクエアは眠らないビルだ。常に何処かしらの部署で何らかの企画が進行していて、朝に夜にと人が動き回っている。
早朝から夕刻まで立て続けに入っていた仕事がようやく落ち着いた中で、司は周囲の喧騒が遠のくような心地に陥っていた。
昨夜は遅くまで実家の事業の調整を進めていたこともあって、このままだとソファに身を沈めたまま意識まで沈めてしまい兼ねない。そんな危惧があっても、起き上がるためのそもそもの気力が湧かなくて、司は行動を起こせないでいた。宙だったらこういう時に「HPの回復中」だなんて言うのかもしれない。疲弊の中でそんなことを思う。
かがり
DONEぷらいべったー引っ越し(2021.11.28)第2回Webオンリーで展示していた花を贈る司くんの話の前日譚です。
(2023.6.25再録発行に伴い微修正)
秘する花を知ること:司レオ「ご卒業、おめでとうございます」
綺麗に晴れ渡ったその日、レオが司と顔を合わせるのは、それが初めてではなかった。
式の直前まで作曲に没頭していたレオを、講堂まで引きずっていったのは司だったし、式の後にKnightsのメンバーで立ち話をしていた折、隣で感慨深そうに相槌を打っていたのも司だった。更には、さりげなく声を掛けてきた弓弦に、「部活の後輩から」という名目で花束を貰った際、すぐ近くで同様に敬人に花束を渡していたのも司だ。ともすれば式の間以外はずっと一緒に居るような状況だったのにも関わらず、どこか改まった調子で声を掛けてきた司は、そっと細い包みを差し出してくる。それがどうやら、卒業を祝した贈り物であるということは、妄想するまでもなくレオにも分かった。
8232綺麗に晴れ渡ったその日、レオが司と顔を合わせるのは、それが初めてではなかった。
式の直前まで作曲に没頭していたレオを、講堂まで引きずっていったのは司だったし、式の後にKnightsのメンバーで立ち話をしていた折、隣で感慨深そうに相槌を打っていたのも司だった。更には、さりげなく声を掛けてきた弓弦に、「部活の後輩から」という名目で花束を貰った際、すぐ近くで同様に敬人に花束を渡していたのも司だ。ともすれば式の間以外はずっと一緒に居るような状況だったのにも関わらず、どこか改まった調子で声を掛けてきた司は、そっと細い包みを差し出してくる。それがどうやら、卒業を祝した贈り物であるということは、妄想するまでもなくレオにも分かった。
かがり
DONEぷらいべったー引っ越し(2021.11.27)第1回Webオンリーで展示していた、花を贈る司くんの話です。
(2023.6.25再録発行に伴い微修正)
左の胸に咲く花:司レオ 鮮やかな蘇芳色をなびかせる彼は、どうしても「それ」と対称的だと思った。
♪
「レオさん、どうぞ」
落ち着いた声と共に差し出されたのは、透明な包装と控えめなリボンに彩られた一輪の薔薇。
歳下のその男は、両手で丁重に支えるそれを、相も変わらずそっと手渡す。
平日のアンサンブルスクエアでは、せかせかと動き回る人の流れが尽きることはない。それでも、レッスン室が立ち並ぶこの廊下は、時間が早いせいなのか、ひっそりとした静寂に包まれている。
何気なく呼び止められたかと思えば、スマートな所作で渡されたそれを、受け取らない理由がレオには無かった。
包装のフィルムから覗き込んだその花弁は、一枚一枚がどれも瑞々しく美しい。司のことだから、きっと相応にきちんとした店舗で購入した生花に違いない。「ありがとな!」と微笑みながら、レオはいつも、少しだけ不思議に思っている。何故なら、差し出されるその薔薇はいつだって、彼の燃えるような情熱とは相対するような、深く静かな青色をしていたから。
7323♪
「レオさん、どうぞ」
落ち着いた声と共に差し出されたのは、透明な包装と控えめなリボンに彩られた一輪の薔薇。
歳下のその男は、両手で丁重に支えるそれを、相も変わらずそっと手渡す。
平日のアンサンブルスクエアでは、せかせかと動き回る人の流れが尽きることはない。それでも、レッスン室が立ち並ぶこの廊下は、時間が早いせいなのか、ひっそりとした静寂に包まれている。
何気なく呼び止められたかと思えば、スマートな所作で渡されたそれを、受け取らない理由がレオには無かった。
包装のフィルムから覗き込んだその花弁は、一枚一枚がどれも瑞々しく美しい。司のことだから、きっと相応にきちんとした店舗で購入した生花に違いない。「ありがとな!」と微笑みながら、レオはいつも、少しだけ不思議に思っている。何故なら、差し出されるその薔薇はいつだって、彼の燃えるような情熱とは相対するような、深く静かな青色をしていたから。
かがり
DONEぷらいべったー引っ越し(2021.7.5)エイプリルフールのあれ
Leader→レオさん過渡期
台詞だけ・場面ぶつ切り
終わりなき日々の終わり:司レオ・STARS軸♪
♪
♪
「Leader!! またあなたは!!! 大切な機体に落書きを!!!
「待って!!! もう少しなんだってば!!!
「分かっているんですか!? これは王の機体! 伝統ある大切な――
「もーーーうるさい、少しだまって! いま作曲中なんだって!!
「私は落書きをやめろと言っているのです! ほら! こっち! 楽譜!
「おっ? だれか知らんけどありがとっ! これで今のフレーズを〜
「♪〜
「よーーーしできたっ!! 歴史に残る傑作だ! さすがおれっ
「あれっ、スオ〜じゃん
「ちょうど良いとこに! ほらっ出来たてほやほやの新曲だ! うたってうたって!
「……
「あんなに邪険にしておいて調子が良いですね
「ん???
「そういえば何かまとわりついてるな〜って思ったらスオ〜だったのか! だって邪魔だったんだもん!
3295♪
♪
「Leader!! またあなたは!!! 大切な機体に落書きを!!!
「待って!!! もう少しなんだってば!!!
「分かっているんですか!? これは王の機体! 伝統ある大切な――
「もーーーうるさい、少しだまって! いま作曲中なんだって!!
「私は落書きをやめろと言っているのです! ほら! こっち! 楽譜!
「おっ? だれか知らんけどありがとっ! これで今のフレーズを〜
「♪〜
「よーーーしできたっ!! 歴史に残る傑作だ! さすがおれっ
「あれっ、スオ〜じゃん
「ちょうど良いとこに! ほらっ出来たてほやほやの新曲だ! うたってうたって!
「……
「あんなに邪険にしておいて調子が良いですね
「ん???
「そういえば何かまとわりついてるな〜って思ったらスオ〜だったのか! だって邪魔だったんだもん!
かがり
MAIKINGぷらいべったー引っ越し(2021.6.2)「食べることは生きることです!」……
ケーキバース設定。司くんがケーキでレオくんがフォーク。 猟奇的にはならない。
イメージとしては学院時代。
あまいきみ:司レオ・ケーキバース「ケーキ」と「フォーク」。
一般的な意味合いから捉えれば「対」とは言い難いその名詞は、特定の体質として使用する際「被食者」と「捕食者」の意味が付随される。
医学的には確か、長くて複雑な症状名があるそうだが、誰が最初にそう呼んだのか、その俗称は「フォーク」の凶暴性を強調する形で定着した。
「フォーク」とは、カニバリストでサイコパスな殺人鬼。そんなレッテルは強固で根強く、そうして社会から排斥される。
だから、それは隠し通さなければならなかった。
高校2年生の終わり、荒廃した日常の中で、突如として消えた味覚。
時折、特定の人物からふわりと感じるようになった、「美味しそうな」匂い。
月永レオは、「フォーク」だった。
♪
1793一般的な意味合いから捉えれば「対」とは言い難いその名詞は、特定の体質として使用する際「被食者」と「捕食者」の意味が付随される。
医学的には確か、長くて複雑な症状名があるそうだが、誰が最初にそう呼んだのか、その俗称は「フォーク」の凶暴性を強調する形で定着した。
「フォーク」とは、カニバリストでサイコパスな殺人鬼。そんなレッテルは強固で根強く、そうして社会から排斥される。
だから、それは隠し通さなければならなかった。
高校2年生の終わり、荒廃した日常の中で、突如として消えた味覚。
時折、特定の人物からふわりと感じるようになった、「美味しそうな」匂い。
月永レオは、「フォーク」だった。
♪
かがり
DONEぷらいべったー引っ越し(2020.8.23)ズ!! 夏くらいの時間軸(付き合ってない)〜未来(付き合ってる)の話
GFKのハラスメントちゃんと裁かれてくれないかな……(その辺りの描写を少しだけ捏造してます)
(2023.6.25再録集発行に伴い微修正)
咀嚼:司レオ「レオさん、どうかしたのですか?」
Knightsの五人が集まって、久方ぶりに全員そろって対面での打ち合わせを行った後のこと。直後に予定があるメンバーは、各々が呼んだタクシーで忙しなく移動していき、残ったのは結局のところ、司とレオの二人だけだった。
そういった経緯で、折角だからと二人で食事に繰り出したものの、レオの様子が何処となくおかしい。運ばれてきたサラダの皿を前にして、野菜にドレッシングを絡めるように弄び、そうしてコースランチの皿を空けていく司の方をチラチラと見てくるのだ。
サラダにスープ、メインの料理まで、とうに卓上に並んでいるのに、あまり食が進んでいないようである。
「体調がよろしくないのですか?」
2611Knightsの五人が集まって、久方ぶりに全員そろって対面での打ち合わせを行った後のこと。直後に予定があるメンバーは、各々が呼んだタクシーで忙しなく移動していき、残ったのは結局のところ、司とレオの二人だけだった。
そういった経緯で、折角だからと二人で食事に繰り出したものの、レオの様子が何処となくおかしい。運ばれてきたサラダの皿を前にして、野菜にドレッシングを絡めるように弄び、そうしてコースランチの皿を空けていく司の方をチラチラと見てくるのだ。
サラダにスープ、メインの料理まで、とうに卓上に並んでいるのに、あまり食が進んでいないようである。
「体調がよろしくないのですか?」
かがり
DONEぷらいべったー引っ越し(2020.5.27)ジャッジメント後の冬近くくらい? の時期。
「歳上は歳下の告白に対して試し行動をしてしまう」、みたいなツイートから構想を得たやつです(元ツイートは行方不明)。
(2023.6.25再録集発行に伴い微修正)
好きの循環:司レオ 嫌われた、と酷く後悔した。
廊下を抜ける冷たい風は、胸の隙間に吹き荒び、ひゅうと乾いた音を立てる。
寒さの中で立ち尽くして、自業自得であることを理解しつつも、意中の彼を恨めしく思った。
♪
最初は心配したのだ。
だって、毎日のように親愛の念を告白してくる同じユニットの後輩が、今朝はぱたりと現れなかったから。
風邪でもひいたのだろうか。もやもやとそればかりが気になってしまい、一年生の教室までどうにか辿り着いて。そうして、クラスメイトと談笑している彼を見つけた。
その瞬間に悟ったのだ。ああ、彼は自分を追いかけるのをやめてしまったのだ、と。
そもそも。そもそもの発端の話だけをすれば、彼――朱桜司は、おれ――月永レオのことを嫌いなはずだった。いつもぷりぷりと怒っていて、「Leader!」と大きな声で近寄ってきては、「奇行は控えてください!」と声を荒げる。
3979廊下を抜ける冷たい風は、胸の隙間に吹き荒び、ひゅうと乾いた音を立てる。
寒さの中で立ち尽くして、自業自得であることを理解しつつも、意中の彼を恨めしく思った。
♪
最初は心配したのだ。
だって、毎日のように親愛の念を告白してくる同じユニットの後輩が、今朝はぱたりと現れなかったから。
風邪でもひいたのだろうか。もやもやとそればかりが気になってしまい、一年生の教室までどうにか辿り着いて。そうして、クラスメイトと談笑している彼を見つけた。
その瞬間に悟ったのだ。ああ、彼は自分を追いかけるのをやめてしまったのだ、と。
そもそも。そもそもの発端の話だけをすれば、彼――朱桜司は、おれ――月永レオのことを嫌いなはずだった。いつもぷりぷりと怒っていて、「Leader!」と大きな声で近寄ってきては、「奇行は控えてください!」と声を荒げる。
かがり
DONEぷらいべったー引っ越し(2020.5.26)レオくん個スト「主役は王さま」にインスピを得つつあまり関係はないお話です。
(2023.6.25再録集発行に伴い微修正)
たくさんのおまえ:司レオ ふと霊感が湧いた時。どうぞ、とコピー用紙を差し出された。自前のせっかちから思考の袋小路に陥った時。噛んで含めるように丁寧な説明がなされた。作曲に夢中になって周りが見えなくなった時。『霊感』の収束を待って叱責を受けた。
同じESビルで活動する、アイドルであったり、プロデューサー、はたまた社員であったり――顔を覚えていたりいなかったりする、たくさんの人たちとの、そんな触れ合いの中で。
折々、ふわりと香るように、思考の端を過ぎる姿があった。
鮮やかな赤い髪の青年。我らが王さま。
(ああ、スオ〜みたいだ)
♪
「ふふ、月ぴ〜ってば、最近そればっか」
膝の上の黒いかたまりが動いて、揶揄うような響きでもって言葉を紡いだ。
2163同じESビルで活動する、アイドルであったり、プロデューサー、はたまた社員であったり――顔を覚えていたりいなかったりする、たくさんの人たちとの、そんな触れ合いの中で。
折々、ふわりと香るように、思考の端を過ぎる姿があった。
鮮やかな赤い髪の青年。我らが王さま。
(ああ、スオ〜みたいだ)
♪
「ふふ、月ぴ〜ってば、最近そればっか」
膝の上の黒いかたまりが動いて、揶揄うような響きでもって言葉を紡いだ。
かがり
DONEぷらいべったー引っ越し(2019.10.28)あいさつ冬会話と草野心平の「秋の夜の会話」を少し下敷きにしてます。
(2023.6.25再録集発行に伴い微修正)
冬の夜の会話:司レオさむいな
ええ、さむいですね
・
・
・
「『凍えそう』だなんて、それだけをメッセージで送ってくるのはやめて下さい」
弓道場の射場に正座をして、そんなことをじとりと唱えてみたところで、あまり手応えもなく、彼の後頭部に当たって跳ね返ってくる。
「ごめんごめん! メッセージ入れてたの忘れててさ!」
しんと冷えた空気の中で、レオの明るい声がうわんと反響し、その響きはゆっくりと時間をかけて収束した。
「寒いなぁって思ったら、何だか会いたくなっちゃって!」
そんな風にあっけらかんと笑う、能天気な調子のレオは、寒波の注意報が出ている今日のような日であっても普段と変わらない。この人は、こと作曲において、自身の身体を顧みるということをしない人だ。だからこそ、司は常々彼を心配していて、その動向を気にかけている。
2815ええ、さむいですね
・
・
・
「『凍えそう』だなんて、それだけをメッセージで送ってくるのはやめて下さい」
弓道場の射場に正座をして、そんなことをじとりと唱えてみたところで、あまり手応えもなく、彼の後頭部に当たって跳ね返ってくる。
「ごめんごめん! メッセージ入れてたの忘れててさ!」
しんと冷えた空気の中で、レオの明るい声がうわんと反響し、その響きはゆっくりと時間をかけて収束した。
「寒いなぁって思ったら、何だか会いたくなっちゃって!」
そんな風にあっけらかんと笑う、能天気な調子のレオは、寒波の注意報が出ている今日のような日であっても普段と変わらない。この人は、こと作曲において、自身の身体を顧みるということをしない人だ。だからこそ、司は常々彼を心配していて、その動向を気にかけている。
かがり
DONEぷらいべったー引っ越し(2019.10.18)司くんソロ曲与太話(とてもみじかい)。
2人ともKnightsなので本番ではちゃんと騎士になる。
(2023.6.25再録集発行に伴い微修正)
with my…… : 司レオ【Knightsのスタジオ・ソロ曲の歌詞を各々作詞しながら】
スタジオの炬燵の上には、それぞれの歌詞の草案が何枚も重なっていて、普段のレオをとやかく言えないような状態だ。互いに持ち寄ったソロ楽曲用の歌詞を確認し、かつ意見を交換する……つまるところ、それぞれが考えてきた歌詞の読み合わせをすることが、本日のユニットとしての活動内容だった。
「かさくんさあ……」
泉の手元――B罫のルーズリーフには、整った文字が整然と並んでいる。
それは、司自身が作詞した、彼のソロ曲となる楽曲の歌詞だった。
「はい、瀬名先輩、何か問題がありましたか?」
「問題、っていうか……」
自覚がないだけなのか、はたまた泉自身の考えすぎなのか。きょとりとした丸い瞳に、どう伝えようか考えあぐねていると、目の端から勢いよくオレンジ色が飛び込んできた。
1752スタジオの炬燵の上には、それぞれの歌詞の草案が何枚も重なっていて、普段のレオをとやかく言えないような状態だ。互いに持ち寄ったソロ楽曲用の歌詞を確認し、かつ意見を交換する……つまるところ、それぞれが考えてきた歌詞の読み合わせをすることが、本日のユニットとしての活動内容だった。
「かさくんさあ……」
泉の手元――B罫のルーズリーフには、整った文字が整然と並んでいる。
それは、司自身が作詞した、彼のソロ曲となる楽曲の歌詞だった。
「はい、瀬名先輩、何か問題がありましたか?」
「問題、っていうか……」
自覚がないだけなのか、はたまた泉自身の考えすぎなのか。きょとりとした丸い瞳に、どう伝えようか考えあぐねていると、目の端から勢いよくオレンジ色が飛び込んできた。
キツキトウ
DONE2023/6/10あの向こうでこんこんこん。貴方は何者?
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お題ガチャ「三題噺(ホラー)」:https://odaibako.net/gacha/8955?id=20b52a0a6442401a96b515b882a609b2
瞼も一種境だよなって思ったら、そういえば蟲師でそんな話があったなって。瞼の中で更に幕を下ろす話。蟲師のあの言い知れぬ空気感好き。よき。
終煙怪奇譚:「こんこんこん」こん
ほんの遊び心だったんだ。
こん、こん
狐の窓。
そんなものがあるって聞いて、試しに指で窓を作って、何がのぞけるかなって。
こんこんこん
窓の向こうで見えてしまったものに目を背けて。
こんこんこんこん
それから〝音〟が聞こえる様になってしまって。
コン、コンコンコンコンコンコンコン
ゴンッ
鈍い音がすぐ傍で生まれ、冷たい室内に響いては溶け込む。
動きに合わせて揺れる空気が波を立てていき、己の頬を撫で過ぎていく。
強く目を閉じ、帳落ちる暗闇に自分を突き落す。
また自分は目を背けてしまった。
コン、
- 了 -
----------
● お題
境界(鳥居、川、門 他)
繰り返し
目
三題噺(ホラー)
https://odaibako.net/gacha/8955id=20b52a0a6442401a96b515b882a609b2
416ほんの遊び心だったんだ。
こん、こん
狐の窓。
そんなものがあるって聞いて、試しに指で窓を作って、何がのぞけるかなって。
こんこんこん
窓の向こうで見えてしまったものに目を背けて。
こんこんこんこん
それから〝音〟が聞こえる様になってしまって。
コン、コンコンコンコンコンコンコン
ゴンッ
鈍い音がすぐ傍で生まれ、冷たい室内に響いては溶け込む。
動きに合わせて揺れる空気が波を立てていき、己の頬を撫で過ぎていく。
強く目を閉じ、帳落ちる暗闇に自分を突き落す。
また自分は目を背けてしまった。
コン、
- 了 -
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● お題
境界(鳥居、川、門 他)
繰り返し
目
三題噺(ホラー)
https://odaibako.net/gacha/8955id=20b52a0a6442401a96b515b882a609b2
キツキトウ
DONE2023/6/1そんな夏の日。背後にはお気を付けを。
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お題ガチャ「三題噺(ホラー)」:https://odaibako.net/gacha/8955?id=20b52a0a6442401a96b515b882a609b2
書くって難しい(何時もの事)。
終煙怪奇譚:「そんな夏の日」遠い場所からわざわざ此処まで来たのだ。
だから自分もと思っていたが、身体半身を照り付ける暑く熱を持つ陽射しと、沈め浮かべる身に降りかかる海の冷たさで酔いそうになる。頭がグラグラとし、風に煽られ揺らされた波が身へ押し寄せてくる。
楽しそうに遊ぶ友人達を眺め、此処へ来るまで過ごした出来事にも想いを廻らせながらどうするかと思案する。いっそ身を潜らせて温度を合わせてしまおうか。或いは再び
けれど刺す様な悪寒が熱い筈の半身に雪崩れ込む。
背後に、
何か
いる
皆目の前で悠々と泳いでは楽しそうに戯れている。此処へと来たのは自身と友人達だけの筈だった。湧き立ち続ける油と焦げ燃ゆる匂いにうんざりして、こんな夏日、そろそろ皆で此へ往くかと話し合って。
929だから自分もと思っていたが、身体半身を照り付ける暑く熱を持つ陽射しと、沈め浮かべる身に降りかかる海の冷たさで酔いそうになる。頭がグラグラとし、風に煽られ揺らされた波が身へ押し寄せてくる。
楽しそうに遊ぶ友人達を眺め、此処へ来るまで過ごした出来事にも想いを廻らせながらどうするかと思案する。いっそ身を潜らせて温度を合わせてしまおうか。或いは再び
けれど刺す様な悪寒が熱い筈の半身に雪崩れ込む。
背後に、
何か
いる
皆目の前で悠々と泳いでは楽しそうに戯れている。此処へと来たのは自身と友人達だけの筈だった。湧き立ち続ける油と焦げ燃ゆる匂いにうんざりして、こんな夏日、そろそろ皆で此へ往くかと話し合って。
キツキトウ
DONE2023/5/25書きもの/「「virtu,oso:記憶の檻」
※おまけで付けた詳細や人物等は今後追加や変更、又は別の形式で出す可能性あり。
virtu,oso:記憶の檻.1「virtu,oso:記憶の檻」について
●「記憶の檻」に含まれるもの:創作GL、ファンタジー
※今後グロやR-18もあるかもしれないが今は不確定。
短編SSシリーズ。
GL想定かそれに近いお話達。世界観は現実世界・現代日本ではなく、とある世界で起きたお話。
「virtu,oso」の読み方は「ヴィルトゥオーゾ」。
○ むかーしむかしに思案した「virtu,oso」中の「見も知らぬ誰かのお話」。言う所のスピンオフ(派生)的な「自分で自分の創作を二次創作する」みたいな感覚で作ってる。ただそれも書いている内にこれも本筋の一つになるかもしれない。
この作品タイトルのみでも読める様にしているので特に気にしなくても大丈夫です。
3734●「記憶の檻」に含まれるもの:創作GL、ファンタジー
※今後グロやR-18もあるかもしれないが今は不確定。
短編SSシリーズ。
GL想定かそれに近いお話達。世界観は現実世界・現代日本ではなく、とある世界で起きたお話。
「virtu,oso」の読み方は「ヴィルトゥオーゾ」。
○ むかーしむかしに思案した「virtu,oso」中の「見も知らぬ誰かのお話」。言う所のスピンオフ(派生)的な「自分で自分の創作を二次創作する」みたいな感覚で作ってる。ただそれも書いている内にこれも本筋の一つになるかもしれない。
この作品タイトルのみでも読める様にしているので特に気にしなくても大丈夫です。
キツキトウ
DONE2023/5/25書きもの/「Wisteria」
※創作BL・異類婚姻譚・人外×人・R-18・異種姦・何でも許せる人向け。
回想やお出かけその他諸々回。誤字脱字あったらすまぬ。
Wisteria(13)「Wisteria」について異種姦を含む人外×人のBL作品。
世界観は現実世界・現代日本ではなく、とある世界で起きたお話。
R-18、異種恋愛、異種姦等々人によっては「閲覧注意」がつきそうな表現が多々ある作品なので、基本的にはいちゃいちゃしてるだけですが……何でも許せる方のみお進み下さい。
又、一部別の創作作品とのリンクもあります。なるべくこの作品単体で読めるようにはしていますがご了承を。
※ポイピクの仕様上、「濁点表現」の表示が読みづらい時がありますが脳内で保管して頂けると助かります。(もしかしたら現在はポイピクさん側が小説投稿の表示を調整してくれたかもしれません。:2022/7/7現)
41417世界観は現実世界・現代日本ではなく、とある世界で起きたお話。
R-18、異種恋愛、異種姦等々人によっては「閲覧注意」がつきそうな表現が多々ある作品なので、基本的にはいちゃいちゃしてるだけですが……何でも許せる方のみお進み下さい。
又、一部別の創作作品とのリンクもあります。なるべくこの作品単体で読めるようにはしていますがご了承を。
※ポイピクの仕様上、「濁点表現」の表示が読みづらい時がありますが脳内で保管して頂けると助かります。(もしかしたら現在はポイピクさん側が小説投稿の表示を調整してくれたかもしれません。:2022/7/7現)
キツキトウ
DONE2023/5/25書きもの/「Wisteria:零れ話」
時系列は「Wisteria」(13)の「誰かと食べるご飯は」の後を想定。
数年前にこれどうかなとメモしてて、「本編にはいりきらなそうだなぁ、零れ話や描きものかで出せたらいいか」って思っていたものだけど、丁度ポイピクの絵文字でプリン沢山貰ったので。他愛も無いけれど、愛おしい話。
Wisteria:零れ話(1)●「Wisteria:零れ話」について。
本編閑話タイトル其々のおまけのような話、補足や本編その後、とても短い話・隙間話や納めきれなかったお話達。時系列は都度変わります。大体本編と同じ様にいちゃついてるだけの他愛のない話。
以下は本編と同じ注意書き。
○「Wisteria」に含まれるもの:創作BL・異類婚姻譚・人外×人・R-18・異種姦・ファンタジー・なんでも許せる人向け
異種姦を含む人外×人のBL作品。
世界観は現実世界・現代日本ではなく、とある世界で起きたお話。
○R-18、異種恋愛、異種姦等々人によっては「閲覧注意」がつきそうな表現が多々ある作品なので、基本的にはいちゃいちゃしてるだけですが……何でも許せる方のみお進み下さい。
3672本編閑話タイトル其々のおまけのような話、補足や本編その後、とても短い話・隙間話や納めきれなかったお話達。時系列は都度変わります。大体本編と同じ様にいちゃついてるだけの他愛のない話。
以下は本編と同じ注意書き。
○「Wisteria」に含まれるもの:創作BL・異類婚姻譚・人外×人・R-18・異種姦・ファンタジー・なんでも許せる人向け
異種姦を含む人外×人のBL作品。
世界観は現実世界・現代日本ではなく、とある世界で起きたお話。
○R-18、異種恋愛、異種姦等々人によっては「閲覧注意」がつきそうな表現が多々ある作品なので、基本的にはいちゃいちゃしてるだけですが……何でも許せる方のみお進み下さい。
ノイズキャンサー喜代子
INFO『ある老人は思い出す。50年前に命を落とした少女と、彼女に対して抱いていた恋心を』2023年05月13日〜05月14日に開催される【第3回 有利に牙を突き立てて!】にて頒布予定のキバユウ小説本『老いた竜の話』のサンプルです
校正前のものです
BOOTHで通頒予定なので時間を見計らって覗いていただければ入手可能です
あと取り置きもします 直で言ってね 52
夏野(なっちゃん)
MAIKINGヴィク勇:2023年5月スパコミで出した本です。エッチなシーンはありません。今回は勇利くんの大親友ピチットくん大活躍!?かなり出張ってきまーす!妄想で作った国しか出てこないパロ小説です。何でも許せる方向けです。
パスワードは勇利くんのお誕生日:4桁の数字 7364
魔王様生誕記念アンソロジー本部
INFOサンプル▶︎ゲスト 重 様(https://www.pixiv.net/users/6825715)#姫+タソ #あくスヤ #シリアス #流血、戦闘描写
上記内容を含む、ちょっと不穏なシリアス小説の寄稿をいただきました!
サンプル範囲すこし過激なので、パスワードによるワンクッションがあります。
心の準備ができた方は、「ok」と入力してください
葉月@🌾🎋
MOURNING某グッズに触発され、フォロワーさんからネタを頂いて書いた悪魔マイ武。悪魔要素ゼロ。誤字脱字消し忘れ等有りのひっちゃかめっちゃ。
広い心でお読みください。
ぬるぬるのえちちです。
(4/14:に本番シーン追加→5ページ〜)
パス:18以上ですか?(yes or no) 8
akkkkkkira053
INFO進捗記録→サンプルに差し替えました!18禁部分あるためPASS制です。満18歳以上の方が閲覧可能です。▼徳三 ちゃんとハピエンを目指すけどしばらく片思いが続く
▼1996年を18歳として数えて令和まで続く話。大人になった二人が近づいたり離れたり。
▼ちゃんと喋るモブがいっぱい出ます。
▼問題なければ5/4スパコミ新刊として並びます。P134¥1200 A6文庫サイズ
18歳↑?y/n 16
かほる(輝海)
DONEシティーハンター冴羽獠✕槇村香
原作以上の関係?
貴方はかほるさんちのRKで『こたえられない』をお題にして140文字SSを書いてください。
どんなシチュなのかはご想像におまかせします😂
「ねぇ、あたしのこと好き?」
んなこと、こんなところでいきなり聞くな。この酔っぱらいが。タコ坊主も美樹ちゃんもおしゃべり新聞記者も見ているなかで、答えられるわけねぇだろ、ばぁか。何だよ。そんな目でおれを見るな、近寄るな! ぐっ……! 首締められたってなぁ、言えねぇもんは言えねぇんだよ。
了
150んなこと、こんなところでいきなり聞くな。この酔っぱらいが。タコ坊主も美樹ちゃんもおしゃべり新聞記者も見ているなかで、答えられるわけねぇだろ、ばぁか。何だよ。そんな目でおれを見るな、近寄るな! ぐっ……! 首締められたってなぁ、言えねぇもんは言えねぇんだよ。
了
zeppei27
DONE夢で見た内容が面白かったので、治ってきた指慣らしも兼ねて一次創作小説にしました。『住人全員が健康であり、死因は老衰のみ』、そんな夢のようなA国の秘密とは一体なんなのか。日本から仕事に出かけた主人公が、無事健康を手に入れる話です。
今日も明るく健康に A国だ。生まれて初めて降り立つ、本物の異国に私は胸を弾ませていた。タラップを降りる前、飛行機がA国に近づいたと言われてから窓辺に齧り付き、本当に行けるのかとハラハラした心配は消え失せ、今や澄み渡る青空と同じく晴々とした心地である。我ながら現金かもしれないが、夢にまで見た国に来たのだから無理もないだろう。母国よりも強い日差しが小さな空港と、その向こうに広がる背の低い建物群に降り注いでいる。東南アジア諸国に共通する、湿ったぬるい風が程よく喉を潤した。背後を振り向けば、乗ってきた飛行機の向こうに青緑色に透き通った海が外界を遮る。母国の姿は影も形もなかった。
蛍光色のジャケットを着た人間に先へ進むよう示され、ぼうっとした頭を現実に戻す。夢を夢のままにするわけにはいかない。頷くと、誘導されるままに通関へと向かった。小さな建物で、ちょっとした喫茶店が営める程度の広さに3人の人間が冗談を言いながら手を動かしている。一日の入国人数が極めて少ないために、大した人数を必要としないのだろう。古びた銃器が壁にかけられている点が、ここが唯一の通関である証左のように見えた。私の姿に目を止めると、一人の男が片手を挙げて招き寄せた。
9846蛍光色のジャケットを着た人間に先へ進むよう示され、ぼうっとした頭を現実に戻す。夢を夢のままにするわけにはいかない。頷くと、誘導されるままに通関へと向かった。小さな建物で、ちょっとした喫茶店が営める程度の広さに3人の人間が冗談を言いながら手を動かしている。一日の入国人数が極めて少ないために、大した人数を必要としないのだろう。古びた銃器が壁にかけられている点が、ここが唯一の通関である証左のように見えた。私の姿に目を止めると、一人の男が片手を挙げて招き寄せた。
てるてるぼうず
DOODLEドラハリです!ハリーポッターのハロウィンの場面をみて思いつきました!
*ふたりは付き合っています。
すこし過激かも…苦手、地雷、純粋な人はスキップ!
ハロウィンのいたずらは…?ドラコ目線
ハリー 「トリックオアトリート!お菓子くれなき ゃいたずらするぞ!☆」
ドラコ 「っ!」
目の前にいる可愛らしい小柄な男の子にドキッとする。
(なんだ、こいつ…天使か?)
ドラコ 「ほら、キャンディーだ。」
ドラコはハリーにキャンディーを渡す。
ハリー 「わっ!ありがと~」
ドラコはそこでいいアイディアを思いつく。
ドラコ 「トリックオアトリート。お菓子をくれなきゃいたずらするぞ??」
ドラコはニヤニヤしながらいった。
ハリーはびっくりしながらいった。
ハリー 「え、僕、お菓子もってない…」
ドラコはますますニヤニヤした。
ドラコ 「てことはいたずらしてもいいということだな??」
ハリー 「っ~!!意地悪…」
968ハリー 「トリックオアトリート!お菓子くれなき ゃいたずらするぞ!☆」
ドラコ 「っ!」
目の前にいる可愛らしい小柄な男の子にドキッとする。
(なんだ、こいつ…天使か?)
ドラコ 「ほら、キャンディーだ。」
ドラコはハリーにキャンディーを渡す。
ハリー 「わっ!ありがと~」
ドラコはそこでいいアイディアを思いつく。
ドラコ 「トリックオアトリート。お菓子をくれなきゃいたずらするぞ??」
ドラコはニヤニヤしながらいった。
ハリーはびっくりしながらいった。
ハリー 「え、僕、お菓子もってない…」
ドラコはますますニヤニヤした。
ドラコ 「てことはいたずらしてもいいということだな??」
ハリー 「っ~!!意地悪…」
てるてるぼうず
DOODLE君が好きだ 最終回です!君が好きだ 5ハリー 「マルフォイ…」
空き教室で待っていたのはドラコ.マルフォイだった。
ドラコ 「来たんだ。よかった。」
ドラコは容赦なくハリーにずかずか近づいてくる。
がしっ
ドラコはハリーの腕をつかみ、ハリーを真っ直ぐな目でみた。
ハリー 「えっ、あ、あの~汗」
ドラコは口を開く。
ドラコ 「ポッター、僕はポッターが好きだ。」
数秒間の沈黙
ハリー 「それはえーっと、友達として、かな?」
ドラコ 「違う。恋愛として、だ。」
ハリーは顔が真っ赤になるのを感じた。
それをみたマルフォイは顔を近づけてくる。
放課後、
空き教室で二人の影が重なり合った。
273空き教室で待っていたのはドラコ.マルフォイだった。
ドラコ 「来たんだ。よかった。」
ドラコは容赦なくハリーにずかずか近づいてくる。
がしっ
ドラコはハリーの腕をつかみ、ハリーを真っ直ぐな目でみた。
ハリー 「えっ、あ、あの~汗」
ドラコは口を開く。
ドラコ 「ポッター、僕はポッターが好きだ。」
数秒間の沈黙
ハリー 「それはえーっと、友達として、かな?」
ドラコ 「違う。恋愛として、だ。」
ハリーは顔が真っ赤になるのを感じた。
それをみたマルフォイは顔を近づけてくる。
放課後、
空き教室で二人の影が重なり合った。
てるてるぼうず
DOODLE君が好きだ 4ハリー目線
ハリー「ねぇ、ハーマイオニー?」
ハーマイオニー 「何?ハリー」
ハリー 「僕、最近ある人をみると、胸がドキドキするんだ。これってなんかの病気かなぁ?」
ハーマイオニーはびっくりした目でハリーをみた。
ハーマイオニー 「あなた、それって恋よ。」
ハリー「ええ!?」
予想外の答えにとてもびっくりした。
ハーマイオニーは目をきらきらさせて、こっちによってきた。
ハーマイオニー 「だれだれ?あなたが好きになる人ってどんな人なのかしら?」
ハリー 「えぇー、いわないよ。」
ハーマイオニーはちえっという顔で、元の場所にもどった。
ハーマイオニー 「まぁ、無理矢理言わせるのも悪いものね。」
ハーマイオニーは本に目線を戻した。
504ハリー「ねぇ、ハーマイオニー?」
ハーマイオニー 「何?ハリー」
ハリー 「僕、最近ある人をみると、胸がドキドキするんだ。これってなんかの病気かなぁ?」
ハーマイオニーはびっくりした目でハリーをみた。
ハーマイオニー 「あなた、それって恋よ。」
ハリー「ええ!?」
予想外の答えにとてもびっくりした。
ハーマイオニーは目をきらきらさせて、こっちによってきた。
ハーマイオニー 「だれだれ?あなたが好きになる人ってどんな人なのかしら?」
ハリー 「えぇー、いわないよ。」
ハーマイオニーはちえっという顔で、元の場所にもどった。
ハーマイオニー 「まぁ、無理矢理言わせるのも悪いものね。」
ハーマイオニーは本に目線を戻した。
てるてるぼうず
DOODLE小説連載です!ぜひみてね~君が好きだ 3ドラコ 「大丈夫か?」
ハリー 「う、うん、ありがとう。」
ハリーがぺこりとおじぎした。
ドラコ 「なんでやられっぱなしだったんだ?ポッターなら杖でちょちょいのちょいだろ?」
ハリーは寂しく笑いながら言った。
ハリー 「人に傷つけられるのはすごい悲しいことだから…」
きっと、ハリーは今までつらい目にあってきたんだ。
ドラコ 「そうだな、…立てるか?」
ハリー 「うん…っ!」
ドラコ 「おっと…」
ドラコはぐらついて倒れそうになったハリーをキャッチした。
ドラコはしばらく考えてから、行動にうつした。
ドラコ 「足を痛めて歩けそうにないな。よし、ちょっとおとなしくしてろよ?」
ドラコはハリーを横抱きにした。いわゆるお姫様抱っこだ。
981ハリー 「う、うん、ありがとう。」
ハリーがぺこりとおじぎした。
ドラコ 「なんでやられっぱなしだったんだ?ポッターなら杖でちょちょいのちょいだろ?」
ハリーは寂しく笑いながら言った。
ハリー 「人に傷つけられるのはすごい悲しいことだから…」
きっと、ハリーは今までつらい目にあってきたんだ。
ドラコ 「そうだな、…立てるか?」
ハリー 「うん…っ!」
ドラコ 「おっと…」
ドラコはぐらついて倒れそうになったハリーをキャッチした。
ドラコはしばらく考えてから、行動にうつした。
ドラコ 「足を痛めて歩けそうにないな。よし、ちょっとおとなしくしてろよ?」
ドラコはハリーを横抱きにした。いわゆるお姫様抱っこだ。
てるてるぼうず
DOODLEはじめての小説連載です!優しい目で見守ってね!君が好きだ 2あのホグワーツ特急での出来事は今でも生徒の話題になっていた。
ホグワーツに入学してから一週間。ハリーと顔を合わせては、ハリーは顔を真っ赤にして逃げてしまう。最初は結構ショックだったが、そんな彼を愛おしく思ってしまう。
今日もハリーのことを授業中後ろの席から見つめていた。すると、自分の目を疑ってしまうようなものが視界に入ってきた。
ーハリーの腕に大きなあざがある。
ハリーのローブの袖口から腕の大きなあざが見えてしまった。そういえばハリーは最近元気がなかったような、、そう考えていたら授業がおわってしまった。ドラコはハリーの腕をつかんで、空き教室に連れ込んだ。
ハリー 「なっなに?//」
ドラコはハリーの腕をつかみあげた。すると、ハリーの痣がローブからでてきた。
929ホグワーツに入学してから一週間。ハリーと顔を合わせては、ハリーは顔を真っ赤にして逃げてしまう。最初は結構ショックだったが、そんな彼を愛おしく思ってしまう。
今日もハリーのことを授業中後ろの席から見つめていた。すると、自分の目を疑ってしまうようなものが視界に入ってきた。
ーハリーの腕に大きなあざがある。
ハリーのローブの袖口から腕の大きなあざが見えてしまった。そういえばハリーは最近元気がなかったような、、そう考えていたら授業がおわってしまった。ドラコはハリーの腕をつかんで、空き教室に連れ込んだ。
ハリー 「なっなに?//」
ドラコはハリーの腕をつかみあげた。すると、ハリーの痣がローブからでてきた。
ももた
TRAINING作戦以外の仕事を任されるエンカクとその報告を聞くドクターの短いお話です。気持ちは炎博です。
とある方のツイートを見て、そういう可能性を秘めた男エンカク…と思って書いてしまった次第です。 6
てるてるぼうず
DOODLEドラハリです!BLOKの人だけみてね!君が大好きだ 1「なぁなぁ、この汽車にあの有名なハリー・ポッターがいるらしいぜ。」
偶然聞こえてきたその言葉に興味がわいてきた。
(ハリー・ポッター、、あの有名な、ねぇ)
ドラコはゴイルたちをつれてハリー・ポッターがいるというコンパートメントに向かった。
扉を開けた瞬間、視線を一人の男の子に奪われた。その男の子はロンと一緒に座っていた。その子は女の子みたいな可愛らしい見た目をしていて、緑色の透き通った目は何でも吸い込んでしまいそうだった。しかもとても小柄で、女の子が男装をしているんじゃないかと疑うようだった。
あれが有名なハリー・ポッター、、、
ハリーは視線に気づいたのがドラコのほうを見た。
ドラコに見つめられたハリーはとても不思議そうな顔をして首をかしげてくる。そんなハリーをみてドラコは顔があかくなるのを感じた。
651偶然聞こえてきたその言葉に興味がわいてきた。
(ハリー・ポッター、、あの有名な、ねぇ)
ドラコはゴイルたちをつれてハリー・ポッターがいるというコンパートメントに向かった。
扉を開けた瞬間、視線を一人の男の子に奪われた。その男の子はロンと一緒に座っていた。その子は女の子みたいな可愛らしい見た目をしていて、緑色の透き通った目は何でも吸い込んでしまいそうだった。しかもとても小柄で、女の子が男装をしているんじゃないかと疑うようだった。
あれが有名なハリー・ポッター、、、
ハリーは視線に気づいたのがドラコのほうを見た。
ドラコに見つめられたハリーはとても不思議そうな顔をして首をかしげてくる。そんなハリーをみてドラコは顔があかくなるのを感じた。