山椒魚
DONEさはんドロライの1周年に初参加で参入させていただこうと書いた話です。周年記念の特別企画として色々選べるお題の中から「再会 」をテーマに書き始めましたが、果たして読んでくださった方にそう思っていただけるか自信が・・・・・・。
捏造設定とチートアイテムが堂々と幅をきかせています。何でも許せる方向けです。
扇子の行方「また妙な物を欲しがるものだ」
扇子が欲しいと洛冰河が言い出した。
少し意外だったが、得心がいかないでもない。
では、揃いで誂えようかと沈清秋が提案すると、それも嬉しいのですが・・・と冰河は少し言い淀んでから、できれば使い古しがよいのです と言う。
「師尊が新しいものを誂える折に、今使われているものをいただければ」などと。
「それでは[[rb:襤褸 > ボロ]]ではないか、遠慮はいらぬよ」
師に出費させるのを良しとせずに辞しているのか、と沈清秋は思ったのだが。
「新しいものではなく、師尊が愛用されていたものをご下賜いただきたいのです」と冰河が更に言うので、なるほど形見のようなものかと納得はした。形見とは会えぬ者を偲ぶ物。魔界の統治に絡み遠征を余儀なくされることもあるゆえ、何か師の物を持っておきたいということだろうか・・・・と。
19538扇子が欲しいと洛冰河が言い出した。
少し意外だったが、得心がいかないでもない。
では、揃いで誂えようかと沈清秋が提案すると、それも嬉しいのですが・・・と冰河は少し言い淀んでから、できれば使い古しがよいのです と言う。
「師尊が新しいものを誂える折に、今使われているものをいただければ」などと。
「それでは[[rb:襤褸 > ボロ]]ではないか、遠慮はいらぬよ」
師に出費させるのを良しとせずに辞しているのか、と沈清秋は思ったのだが。
「新しいものではなく、師尊が愛用されていたものをご下賜いただきたいのです」と冰河が更に言うので、なるほど形見のようなものかと納得はした。形見とは会えぬ者を偲ぶ物。魔界の統治に絡み遠征を余儀なくされることもあるゆえ、何か師の物を持っておきたいということだろうか・・・・と。
山椒魚
DONE後日談と銘打ってはいますが、高い割合で当日の回想が入っております。日付と回想シーンとその主体がコロコロ入れ替わります。ちょっとわかりづらいかもしれません。力量不足で申し訳ありません。
チョコレートチョコレート言っておりますが、本当はカカオもどきを材料にしたチョコレートもどきであることは尚清華の頭の中だけにしまってあります。
情人節の贈りもの 〜後日談〜 その瞬間、尚清華は自分が宙に浮いたのを感じた。
(げっ 投げ飛ばされた)
ハッとしてすぐに受け身を取ったが、常に体術の鍛錬を怠らない百戦峰の連中とはやはり訳が違う。深刻なダメージは回避したものの、かなり無様に壁に叩きつけられた。
「大王、どうし・・・・・・」
最近では手酷く扱われることはほぼ無くなっていたこともあり、前触れも無い暴力にただただ驚く。
「出ていけッ! 今すぐ出ていけ!」
困惑した表情を浮かべながらヨロヨロと身体を起こす尚清華に向かい、北疆大王は彼の後ろを指差し怒鳴る。尚清華が振り向くと、壁だと思ったのは豪奢な細工が施された居室の扉板だった。
「えっと・・・・・・」
何が気に障ったのか全くわからない。
14207(げっ 投げ飛ばされた)
ハッとしてすぐに受け身を取ったが、常に体術の鍛錬を怠らない百戦峰の連中とはやはり訳が違う。深刻なダメージは回避したものの、かなり無様に壁に叩きつけられた。
「大王、どうし・・・・・・」
最近では手酷く扱われることはほぼ無くなっていたこともあり、前触れも無い暴力にただただ驚く。
「出ていけッ! 今すぐ出ていけ!」
困惑した表情を浮かべながらヨロヨロと身体を起こす尚清華に向かい、北疆大王は彼の後ろを指差し怒鳴る。尚清華が振り向くと、壁だと思ったのは豪奢な細工が施された居室の扉板だった。
「えっと・・・・・・」
何が気に障ったのか全くわからない。
山椒魚
DONE書いてみたかったバレンタインネタです。チョコレートは中国語で「巧克力」、カカオは「可可」と表記するそうですが、ここはパロディということでひとつお見逃しを。
情人節の贈りもの 「・・・・・・貴様、今なんと?」
ここは魔界宮殿の謁見の間。
上奏したいことがあると呼び出され、長い脚を組んで手摺に肩肘をつき玉座にふんぞり返った洛冰河は、魔王業の執務の都合上渋々魔界に戻っていた期間であり、そもそもが上機嫌ではなかった。が、話を進めるにつれそれは更に悪化し、目を眇めて眉間の皺を深めていき、こめかみに浮かんだ血管をヒクつかせると、ついに憤怒の様相を露わにし始めた。
えー・・・と と、尚清華はこめかみを掻く。コレ絶対何か誤解してるやつ。
しかし目の前の魔王は激マジだ。氷点下のオーラを放ちながら地を這うような低音で、一言一句を確認するかのように言葉を紡ぐ。
「つまり・・・貴様は、この俺を使って、俺の・・・俺の師尊を、暗殺するつも・・・」
10974ここは魔界宮殿の謁見の間。
上奏したいことがあると呼び出され、長い脚を組んで手摺に肩肘をつき玉座にふんぞり返った洛冰河は、魔王業の執務の都合上渋々魔界に戻っていた期間であり、そもそもが上機嫌ではなかった。が、話を進めるにつれそれは更に悪化し、目を眇めて眉間の皺を深めていき、こめかみに浮かんだ血管をヒクつかせると、ついに憤怒の様相を露わにし始めた。
えー・・・と と、尚清華はこめかみを掻く。コレ絶対何か誤解してるやつ。
しかし目の前の魔王は激マジだ。氷点下のオーラを放ちながら地を這うような低音で、一言一句を確認するかのように言葉を紡ぐ。
「つまり・・・貴様は、この俺を使って、俺の・・・俺の師尊を、暗殺するつも・・・」
山椒魚
DONE冰河は、それが当たり前の日常になってからは、師尊が起きる頃を見計らって朝食を準備したり出来るようになっていっただろうけれど、最初のうちは何よりも師の機嫌やら反応やらが気になってしまって側を離れられなかったんじゃないかなと。「この弟子に思うところがおありならば、すぐに口にしていただけるようその場にてお待ちせねば」くらいの気負いっぷりで。そんなことを思って書いた、まだ冰河の自信が薄かった頃の話です。
早春 目を覚ました師は、しばらくぼんやりとしたお顔でこちらを眺めていらっしゃる。
寝惚けているというよりも、記憶がうまく繋がらなくて緩慢に逡巡しているといった風情だ。
はて?とでも言わんばかりに僅かに眉根を寄せ、斜め左上に瞳を動かした表情は、日頃の清廉風雅な面持ちとは相反した幼さをも感じさせる無防備なもので、無自覚な様子であるのがまた愛らしい。
そう。師自身はお気付きではないようだが、ごくたまにこういった隙のある一瞬をお見せになるのが、この弟子としては嬉しいやら悩ましいやらトキメキが過ぎて具合悪くなるほどだけれど一周回って結局つまり嬉しいやら・・・・・・
などと。
無限ループしそうな気持ちにブレーキをかけつつも、思わず溢れてしまった笑みをそのままに俺が朝の挨拶をすると、師尊も返してくださろうと薄く唇を開き、そこで一瞬、眉を顰めた。
1456寝惚けているというよりも、記憶がうまく繋がらなくて緩慢に逡巡しているといった風情だ。
はて?とでも言わんばかりに僅かに眉根を寄せ、斜め左上に瞳を動かした表情は、日頃の清廉風雅な面持ちとは相反した幼さをも感じさせる無防備なもので、無自覚な様子であるのがまた愛らしい。
そう。師自身はお気付きではないようだが、ごくたまにこういった隙のある一瞬をお見せになるのが、この弟子としては嬉しいやら悩ましいやらトキメキが過ぎて具合悪くなるほどだけれど一周回って結局つまり嬉しいやら・・・・・・
などと。
無限ループしそうな気持ちにブレーキをかけつつも、思わず溢れてしまった笑みをそのままに俺が朝の挨拶をすると、師尊も返してくださろうと薄く唇を開き、そこで一瞬、眉を顰めた。
isoflatone_orz_
DONEさはん1週間ドロライ お題「猫」初参加…のはず。幸せそうな顔で可愛く描けた!
2枚目はこのイラストに至るまでの迷走しまくった落書きとメモ
書いててちょっと楽しかった😂 2
4BASARA3
DONE夢で見たものに少し脚色増やしてみました。初描きで拙いけど、まさかこんな夢をみれるなんて
師尊達は永遠に幸せです
※本編と関係ありませんがある意味ネタバレ?
※二次創作です
※死ネタ表現あります
※ハッピーエンド
修正 1055
@しら
DONE《蓮華と蕾》白蓮華×師尊🔞
PW:18以上?yes/no
前作↓
《氷雪と秘事》白蓮華×師尊(全年齢向け)
https://poipiku.com/3897215/11065588.html 23
to_ya400
DONE冰秋【特別じゃない日】ただ冰秋がいちゃついてるだけの短編詰めです。
目次の「知足常楽」は描き下ろしのため未公開です。交換希望の方は、べったーの【交換受付について】からご確認をお願いいたします。(リトリンにリンク貼ってあります。) 51