kumo_bll
MEMO【蜂潔】夢寐【蜂潔】夢寐潔世一抱著足球,不明白為什麼他只是撿個球而已,所在的地方就完全變了個樣。
幾秒鐘前,他還在藍色監獄的訓練場上小跑著去撿滾遠了的足球,不過眨個眼睛就來到了這裡——雖然他一點也沒有移動的感覺。
他試著從各個地方走出這座陌生的公園,卻無一例外地碰上了一道肉眼看不見的牆壁。
「這不會是藍色監獄新搞出來的東西吧。」潔世一咕噥著抬手揉了揉額頭,不得已只得回到公園內,觀察起眼前的景象:一切設施都偏小,像是專門提供給小孩子遊玩的,不遠處還有個球門,球框已經有點破舊了,網子凌亂地散在地上。
他看了一會,沒忍住將手裡的球扔到地上,然後一腳踢了進去。
「——哇!」
身後傳來了稚嫩的驚呼,但這裡分明安靜得能聽見呼吸聲,怎麼會有人?潔世一詫異地轉身,一個小孩子咚咚咚跑到他面前,興奮地開口:「哥哥你也會踢足球嗎!剛才那球踢得好帥啊!我看到怪物在射門的瞬間跑到哥哥身上了哦,哥哥也有怪物嗎?」
1870幾秒鐘前,他還在藍色監獄的訓練場上小跑著去撿滾遠了的足球,不過眨個眼睛就來到了這裡——雖然他一點也沒有移動的感覺。
他試著從各個地方走出這座陌生的公園,卻無一例外地碰上了一道肉眼看不見的牆壁。
「這不會是藍色監獄新搞出來的東西吧。」潔世一咕噥著抬手揉了揉額頭,不得已只得回到公園內,觀察起眼前的景象:一切設施都偏小,像是專門提供給小孩子遊玩的,不遠處還有個球門,球框已經有點破舊了,網子凌亂地散在地上。
他看了一會,沒忍住將手裡的球扔到地上,然後一腳踢了進去。
「——哇!」
身後傳來了稚嫩的驚呼,但這裡分明安靜得能聽見呼吸聲,怎麼會有人?潔世一詫異地轉身,一個小孩子咚咚咚跑到他面前,興奮地開口:「哥哥你也會踢足球嗎!剛才那球踢得好帥啊!我看到怪物在射門的瞬間跑到哥哥身上了哦,哥哥也有怪物嗎?」
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MEMO【蜂潔】習慣【蜂潔】習慣整個Z隊都知道蜂樂迴的睡姿和嬰兒差不多,明明晚上睡覺前和其他人一樣躺得筆直,但隔天醒來總會看見他蜷縮起身體,有的時候還會抱著膝蓋或棉被,嘴裡含著拇指,臉上的表情恬靜乖巧,半點也看不出平時讓人頭疼的模樣。
第一次見到時,還有人嘖嘖稱奇說這簡直是另一個人啊,甚至因為他看起來實在是睡得太香了,原本要喊他起來的人一度不曉得該如何動手叫人。
最後圍觀群眾被繪心甚八用不耐煩的聲音趕去練習,終於被吵醒的蜂樂迴睡眼惺忪地揉著眼睛,抬頭看到等在他旁邊的潔世一,一下子就露出大大的笑容,用還有點沙啞的嗓音說潔早安啊。
好像就是從這時候開始,叫蜂樂迴起床的任務自然而然地落到了潔世一頭上。
也沒有誰特別要求他做這件事,只是看見大家來來去去地走動,蜂樂迴卻依然睡得香甜的模樣,他心裡總覺得不太踏實,便忍不住上前去喊對方。於是每天早上隊友們都能看見獨屬於Z隊的一道風景:髮尾顏色與本人一樣活潑的少年躺著呼呼大睡,而另一個少年面露無奈地去拉對方。
1984第一次見到時,還有人嘖嘖稱奇說這簡直是另一個人啊,甚至因為他看起來實在是睡得太香了,原本要喊他起來的人一度不曉得該如何動手叫人。
最後圍觀群眾被繪心甚八用不耐煩的聲音趕去練習,終於被吵醒的蜂樂迴睡眼惺忪地揉著眼睛,抬頭看到等在他旁邊的潔世一,一下子就露出大大的笑容,用還有點沙啞的嗓音說潔早安啊。
好像就是從這時候開始,叫蜂樂迴起床的任務自然而然地落到了潔世一頭上。
也沒有誰特別要求他做這件事,只是看見大家來來去去地走動,蜂樂迴卻依然睡得香甜的模樣,他心裡總覺得不太踏實,便忍不住上前去喊對方。於是每天早上隊友們都能看見獨屬於Z隊的一道風景:髮尾顏色與本人一樣活潑的少年躺著呼呼大睡,而另一個少年面露無奈地去拉對方。
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MEMO【蜂潔】晚安,晚安【蜂潔】晚安,晚安Summary: 蜂樂迴有一點不為人知的儀式感。
如果問藍色監獄的眾人蜂樂迴是什麼樣的人,那大概會得到像是思考跳躍、難以捉摸這一類的形容;最了解他的潔世一則會說蜂樂迴大抵是自由奔放的,不太注意生活細節的人。
事實上蜂樂迴也確實不那麼在乎一些無關緊要的事情,他喜歡柔軟的床鋪,不過躺在堅硬地板也可以安然入睡;喜歡吃好吃的料理,但味道欠佳的食物也能好好吃完。
蜂樂優的藝術家特性藉由基因遺傳給了他,對於專注的事物以外的事情較不在意的部分是,天性自由的性格也是。
而藏在自由底下的,還有一些小小的不自知的浪漫:春天要在公園裡看櫻花綻放,夏天要到海邊踏水吹風,秋天要追飄落的楓葉,冬天則要手捧晶瑩雪花。
陪著他做這些事情的不是母親,也不是怪物,是他腳背上旋轉的足球。
1064如果問藍色監獄的眾人蜂樂迴是什麼樣的人,那大概會得到像是思考跳躍、難以捉摸這一類的形容;最了解他的潔世一則會說蜂樂迴大抵是自由奔放的,不太注意生活細節的人。
事實上蜂樂迴也確實不那麼在乎一些無關緊要的事情,他喜歡柔軟的床鋪,不過躺在堅硬地板也可以安然入睡;喜歡吃好吃的料理,但味道欠佳的食物也能好好吃完。
蜂樂優的藝術家特性藉由基因遺傳給了他,對於專注的事物以外的事情較不在意的部分是,天性自由的性格也是。
而藏在自由底下的,還有一些小小的不自知的浪漫:春天要在公園裡看櫻花綻放,夏天要到海邊踏水吹風,秋天要追飄落的楓葉,冬天則要手捧晶瑩雪花。
陪著他做這些事情的不是母親,也不是怪物,是他腳背上旋轉的足球。
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MEMO【蜂潔】The world is your oyster.和朋友帶蜂潔跑團ㄉ延伸架空短篇,有興趣可以看:https://justpaste.it/7yqk1
【蜂潔】The world is your oyster.Summary: 假日來趟輕鬆愉快的小旅行吧。
早上六點出發,途中轉了幾次車以後,他們大約在中午十二點多抵達福井。
潔世一雙腳落在不會晃動的土地上,多次換車而累積的疲憊感也跟著湧上四肢,在他身邊的是活力依然相當充沛的蜂樂迴,迎著微鹹的海風發出雀躍的聲音。
起因是兩人某次去的海洋生物展覽。
蜂樂迴看見海豚的骨骼標本與相片,便興高采烈地拉著潔世一說下次想去水族館看海豚——到這裡還只是去水族館,沒有特定地點要求。
真正決定要大老遠搭車跑到福井,是因為他們向後移動時看見了大王烏賊,以及展板上寫著的福井的水族館計畫展出最新發現的大王烏賊,旁邊還有關於大王烏賊與抹香鯨的趣聞。
被大大勾起興趣的蜂樂迴雙眼一亮,更加大力地晃起潔世一說想去福井。
6823早上六點出發,途中轉了幾次車以後,他們大約在中午十二點多抵達福井。
潔世一雙腳落在不會晃動的土地上,多次換車而累積的疲憊感也跟著湧上四肢,在他身邊的是活力依然相當充沛的蜂樂迴,迎著微鹹的海風發出雀躍的聲音。
起因是兩人某次去的海洋生物展覽。
蜂樂迴看見海豚的骨骼標本與相片,便興高采烈地拉著潔世一說下次想去水族館看海豚——到這裡還只是去水族館,沒有特定地點要求。
真正決定要大老遠搭車跑到福井,是因為他們向後移動時看見了大王烏賊,以及展板上寫著的福井的水族館計畫展出最新發現的大王烏賊,旁邊還有關於大王烏賊與抹香鯨的趣聞。
被大大勾起興趣的蜂樂迴雙眼一亮,更加大力地晃起潔世一說想去福井。
ましろ
DONEキスの日「蜂楽、キスしようぜ」
キスの日――なんていう都合の良い日があるらしい。
別に蜂楽とは付き合ってもいないし、そもそも俺の気持ちが伝わっているのかどうかも定かじゃない。俺なりに精一杯、蜂楽へ気持ちを伝えていると思っているけど…いつも鮮やかに躱される。え、あれ?俺いま、結構直球投げたよな?と思っても飄々とした態度でケラケラ笑われると拍子抜けしてしまう。
ぜんっぜん相手にされてない?!と落胆するも、あの笑顔に簡単に絆されて「まあいいか」という気にさせられる。恋だの愛だのにあいつはまだ興味は無いのかもしれない。だけど、後から来た人間にうっかり取られる位なら多少無理やりにでも俺が彼を覚醒させたい。
769キスの日――なんていう都合の良い日があるらしい。
別に蜂楽とは付き合ってもいないし、そもそも俺の気持ちが伝わっているのかどうかも定かじゃない。俺なりに精一杯、蜂楽へ気持ちを伝えていると思っているけど…いつも鮮やかに躱される。え、あれ?俺いま、結構直球投げたよな?と思っても飄々とした態度でケラケラ笑われると拍子抜けしてしまう。
ぜんっぜん相手にされてない?!と落胆するも、あの笑顔に簡単に絆されて「まあいいか」という気にさせられる。恋だの愛だのにあいつはまだ興味は無いのかもしれない。だけど、後から来た人間にうっかり取られる位なら多少無理やりにでも俺が彼を覚醒させたい。
ましろ
DONElove or like?「ねーちぎりん、好きってどういうこと?」
「なんだよその唐突な質問」
「今村達がさっき好きな子が〜!とか騒いでたから、なんとなく」
あまりにも縁のなさそうな話題に入っていけなかったのは容易に想像がつくし、好奇心旺盛な蜂楽がその話題が気になって仕方がなかったのも頷ける。
そんな事知るわけねぇだろと一瞥したくなるも、ある男が頭に浮かび、なんだか面白そうだなとニッと口角が上がった。
「そうだなー。一緒にいて楽しいとか、離れたくないとか、他のやつに取られたら寂しいとか、そういう感情なんじゃね?お前にとっての潔みたいな」
「え!俺って潔の事が好きだったの?!」
「嫌いなのかよ」
「好き」
「ほら」
「え〜なんだ〜!俺って潔の事好きだったのか〜!なるほどなるほど♪」
885「なんだよその唐突な質問」
「今村達がさっき好きな子が〜!とか騒いでたから、なんとなく」
あまりにも縁のなさそうな話題に入っていけなかったのは容易に想像がつくし、好奇心旺盛な蜂楽がその話題が気になって仕方がなかったのも頷ける。
そんな事知るわけねぇだろと一瞥したくなるも、ある男が頭に浮かび、なんだか面白そうだなとニッと口角が上がった。
「そうだなー。一緒にいて楽しいとか、離れたくないとか、他のやつに取られたら寂しいとか、そういう感情なんじゃね?お前にとっての潔みたいな」
「え!俺って潔の事が好きだったの?!」
「嫌いなのかよ」
「好き」
「ほら」
「え〜なんだ〜!俺って潔の事好きだったのか〜!なるほどなるほど♪」
haruhisa
DONE【蜂蜜水|はちみつ水】*蜂潔
*bcis
*後天性女体化
*OOC
*PWP(為肉而肉的肉文)
*我跟另一位小夥伴的合作產物(有取得發表授權,安心食用)
密碼|パスワード|password : bcis 4663
hjm_shiro
DOODLE蜂潔/僕等にしか届かない⚠付き合ってる/プロ設定
蜂楽が受けた雑誌のインタビュー記事を見て、自分以外にも恋人がいるのだと潔が勝手に勘違いする話。ちゃんとハッピーエンド。それどころか勢いあまってゴールイン⚽
なりふり構っていられなかった。いつもならタクシーを捕まえるが、今日はその時間すら惜しくてホームに滑り込んできた電車に飛び乗る。
都心の駅前はこれだからいけない。タクシーひとつ、思ったように捕まえられないからだ。タクシーもバスもこんなときばかり長蛇の列で焦りだけが募る。
というのも、潔には一秒でも早く家に帰らねばならない理由があった。事と次第によっては、いま住んでいる部屋から出ていかなければならないからだ。いや、出ていかせてもいいんだけど。どうであれ、早くしないと行くところがなくなってしまうから、急ぐに越したことはない。
「つーか、マジでなんだよ……これ」
適当に突っ込んだスポーツバッグから取り出したのは、今日発売のスポーツ雑誌だった。
4170都心の駅前はこれだからいけない。タクシーひとつ、思ったように捕まえられないからだ。タクシーもバスもこんなときばかり長蛇の列で焦りだけが募る。
というのも、潔には一秒でも早く家に帰らねばならない理由があった。事と次第によっては、いま住んでいる部屋から出ていかなければならないからだ。いや、出ていかせてもいいんだけど。どうであれ、早くしないと行くところがなくなってしまうから、急ぐに越したことはない。
「つーか、マジでなんだよ……これ」
適当に突っ込んだスポーツバッグから取り出したのは、今日発売のスポーツ雑誌だった。
hjm_shiro
DOODLE蜂潔/朝を撫でる⚠監獄を出たあと/プロになってる設定
みんなと朝まで飲んでた二人が、一緒に仲良く電車に揺られて帰る話。帰る方向も使う路線も違うのに、潔と同じ電車に飛び乗ってきた蜂楽くん。
朝焼け色に染まったホームに電車が滑り込んでくる。潔はふわっとひとつあくびをすると、後ろに立つ蜂楽に軽く手を振った。
「じゃあな、蜂楽」
「うん、潔。バイバイ!」
朝に相応しい、さっぱりとした笑顔だ。ほんの少しだけ眠そうではあるものの、蜂楽も同じように手を振り返してくれる。
今ここで蜂楽と別れたら、また暫くはこの笑顔を見られなくなるのだろう。そう思うと、途端に腹の底がずんと重たくなった。もう何度も繰り返しているさよならなのに、この瞬間に味わう寂しさだけはいつまでたっても慣れない。
朝を撫でる
蜂楽とこうして再会するのも、そしてさよならをするのも久しぶりだった。二人とも数年前にブルーロックを卒業しており、いまはそれぞれの所属チームで切磋琢磨しているからだ。
2262「じゃあな、蜂楽」
「うん、潔。バイバイ!」
朝に相応しい、さっぱりとした笑顔だ。ほんの少しだけ眠そうではあるものの、蜂楽も同じように手を振り返してくれる。
今ここで蜂楽と別れたら、また暫くはこの笑顔を見られなくなるのだろう。そう思うと、途端に腹の底がずんと重たくなった。もう何度も繰り返しているさよならなのに、この瞬間に味わう寂しさだけはいつまでたっても慣れない。
朝を撫でる
蜂楽とこうして再会するのも、そしてさよならをするのも久しぶりだった。二人とも数年前にブルーロックを卒業しており、いまはそれぞれの所属チームで切磋琢磨しているからだ。
hjm_shiro
DOODLE蜂潔/あでやかな夜を漕ぐ⚠監獄を出たあと/付き合ってる
眠そうな蜂楽を寝室に運んであげる潔の話。
……だったんだけど。
かくん、かくん。
綺麗に切り揃えられた蜂楽の前髪が揺れる。ぱっちりとした大きな目はときどき薄く開いたり、かと思えば閉じたり。睡魔に負けそうなのか、蜂楽の意識は今にも飛びそうだ。いつもは自分と変わらない上背の蜂楽だが、いまはひどく小さく見える。
そんな恋人の様子に「もう寝る?」と小声で尋ねてみたが、蜂楽は「んー……」と煮えきらない返事をするだけで動こうとはしなかった。
「おい、蜂楽……。寝るなら寝室に行こう」
体が痛くなっちゃうから。
そう訴えるも、蜂楽は首を縦に振らない。両膝を抱えていたはずの手からは力が抜け、ずるりとソファの下に足が投げ出されているというのに、それでも蜂楽はイヤイヤと駄々をこねる子どものように首を振った。
1262綺麗に切り揃えられた蜂楽の前髪が揺れる。ぱっちりとした大きな目はときどき薄く開いたり、かと思えば閉じたり。睡魔に負けそうなのか、蜂楽の意識は今にも飛びそうだ。いつもは自分と変わらない上背の蜂楽だが、いまはひどく小さく見える。
そんな恋人の様子に「もう寝る?」と小声で尋ねてみたが、蜂楽は「んー……」と煮えきらない返事をするだけで動こうとはしなかった。
「おい、蜂楽……。寝るなら寝室に行こう」
体が痛くなっちゃうから。
そう訴えるも、蜂楽は首を縦に振らない。両膝を抱えていたはずの手からは力が抜け、ずるりとソファの下に足が投げ出されているというのに、それでも蜂楽はイヤイヤと駄々をこねる子どものように首を振った。
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DOODLE蜂潔/静止画の向こう側⚠最新刊ぐらいまでの設定あり
⚠他キャラが出てる
各チームで運用を始めたインスタに、他のメンバーと仲良く写る潔を見て嫉妬する蜂楽の話。
独占欲むき出し、本人はしてやったりと思ってる🐝
面白くない。めちゃくちゃ面白くない。その理由は、小さなディスプレイの中にあった。
「珍しい。ひとり?」
「あ、千切」
蜂楽の後ろから声をかけてきたのはトレーを持った千切だった。ここ座っていい? と尋ねてきた千切にこくんと首を振る。
久しぶりに会う元チームメイトに声をかけられて嬉しくないわけではなかったが、それ以上に不機嫌な蜂楽は、むーっと唇を前に突き出すと食堂の机に突っ伏した。
「なにそれ? インスタ?」
「そ。これ見てよ!」
食いついてきた千切に携帯画面を見せる。そこには、他のメンバーと楽しそうに写っている潔の姿があった。
「潔……と、他のドイツメンバー?」
「そ〜」
蜂楽が千切に見せたのは、ドイツチームで運用しているインスタグラムのアカウント。最近、絵心はBLTVだけではなく、SNSも各チームで運用するように言いつけていて、このアカウントはその一部だ。なんでもファンビジネスは金になるからとのこと。蜂楽にはよく分からないが、たまにチームのメンバーからカメラを向けられ、インスタグラムに写真を載せられることがある。お前は顔が可愛いから数字が稼げる! のだそうだ。なんの数字? って感じだが、写真を撮られるのは別に嫌いじゃないので好きにさせている。
3477「珍しい。ひとり?」
「あ、千切」
蜂楽の後ろから声をかけてきたのはトレーを持った千切だった。ここ座っていい? と尋ねてきた千切にこくんと首を振る。
久しぶりに会う元チームメイトに声をかけられて嬉しくないわけではなかったが、それ以上に不機嫌な蜂楽は、むーっと唇を前に突き出すと食堂の机に突っ伏した。
「なにそれ? インスタ?」
「そ。これ見てよ!」
食いついてきた千切に携帯画面を見せる。そこには、他のメンバーと楽しそうに写っている潔の姿があった。
「潔……と、他のドイツメンバー?」
「そ〜」
蜂楽が千切に見せたのは、ドイツチームで運用しているインスタグラムのアカウント。最近、絵心はBLTVだけではなく、SNSも各チームで運用するように言いつけていて、このアカウントはその一部だ。なんでもファンビジネスは金になるからとのこと。蜂楽にはよく分からないが、たまにチームのメンバーからカメラを向けられ、インスタグラムに写真を載せられることがある。お前は顔が可愛いから数字が稼げる! のだそうだ。なんの数字? って感じだが、写真を撮られるのは別に嫌いじゃないので好きにさせている。
hjm_shiro
DOODLE蜂潔/恋の輪郭を知る蜂楽の連絡先が知りたい無自覚片想い中の潔と、それ以上が欲しい蜂楽の話。
「ね、潔は何にするか決めた?」
深夜の食堂。メンバー全員分の飲み物を用意する傍ら、蜂楽が食堂の壁に貼られたポイント交換表を見て尋ねてきた。
「ポイントのやつ?」
「そうそう! 潔だったら、次なに欲しい?」
もう一度、蜂楽に尋ねられて、上から表を眺める。
1ポイントでステーキかマッサージ、3ポイントで携帯、5ポイントで安眠ベッド、10ポイントで一日外出券。どれも魅力的なラインナップである。
ブルーロックでは一流のストライカーを育てるため、娯楽の一切を取り上げられている。だが、ゴールを決めてポイントさえ集めれば、希望するご褒美と交換することができた。この前、ステーキに変えたばかりだから、潔はまた0ポイントからスタートだ。ここからまた地道に貯めて、スマホぐらいは取り戻したいところ。家族や友人に連絡したいし、この先メンバーの誰かが同じようにスマホと交換したとき、あわよくば連絡先をゲットしたい。できれば隣にいる蜂楽とも。ブルーロックで出会った大切な友人であり、相棒。そして――
1658深夜の食堂。メンバー全員分の飲み物を用意する傍ら、蜂楽が食堂の壁に貼られたポイント交換表を見て尋ねてきた。
「ポイントのやつ?」
「そうそう! 潔だったら、次なに欲しい?」
もう一度、蜂楽に尋ねられて、上から表を眺める。
1ポイントでステーキかマッサージ、3ポイントで携帯、5ポイントで安眠ベッド、10ポイントで一日外出券。どれも魅力的なラインナップである。
ブルーロックでは一流のストライカーを育てるため、娯楽の一切を取り上げられている。だが、ゴールを決めてポイントさえ集めれば、希望するご褒美と交換することができた。この前、ステーキに変えたばかりだから、潔はまた0ポイントからスタートだ。ここからまた地道に貯めて、スマホぐらいは取り戻したいところ。家族や友人に連絡したいし、この先メンバーの誰かが同じようにスマホと交換したとき、あわよくば連絡先をゲットしたい。できれば隣にいる蜂楽とも。ブルーロックで出会った大切な友人であり、相棒。そして――
hjm_shiro
DOODLE蜂潔/これから初めてになる⚠両片想い
ばちらがおはようのちゅーをいさぎにねだる話。
「おい、蜂楽! 朝だぞ、もう起きろ」
「んー…………。おはようのちゅーしてくれたら起きる…………」
そう言って、また布団に潜っていったチームメイトに潔はため息をつく。
ブルーロック、身も蓋もない言い方をすればサッカー漬けの監獄で出会った蜂楽廻は潔のよき相棒でありながら、ちょっと困った性質の持ち主だった。
「ほら、早くしないと……ねむっちゃう…………」
むにゃむにゃと言葉を発しながらも、また蜂楽の瞼が閉じていく。
蜂楽は同じ年でありながら、中身は同じとは思えないほど幼い。だが、ボールを持たせればテクニックはピカイチで、ドリブルもパスも一級品だ。ピッチの上では非常に心強い相棒なのだが、如何せん朝に弱く、睡魔に従順。おまけに、少し甘えん坊なところがあって、朝は「いさぎ〜〜」と抱っこをせがむ赤子のように手を伸ばしてくる。
1864「んー…………。おはようのちゅーしてくれたら起きる…………」
そう言って、また布団に潜っていったチームメイトに潔はため息をつく。
ブルーロック、身も蓋もない言い方をすればサッカー漬けの監獄で出会った蜂楽廻は潔のよき相棒でありながら、ちょっと困った性質の持ち主だった。
「ほら、早くしないと……ねむっちゃう…………」
むにゃむにゃと言葉を発しながらも、また蜂楽の瞼が閉じていく。
蜂楽は同じ年でありながら、中身は同じとは思えないほど幼い。だが、ボールを持たせればテクニックはピカイチで、ドリブルもパスも一級品だ。ピッチの上では非常に心強い相棒なのだが、如何せん朝に弱く、睡魔に従順。おまけに、少し甘えん坊なところがあって、朝は「いさぎ〜〜」と抱っこをせがむ赤子のように手を伸ばしてくる。