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MOURNING沢リョSS自己肯定感バグのリョと分かってはいるけど我慢のできない男沢
見たい沢リョ第二弾
咀嚼 いつもなら肩を並べて映画でも見ているような時間。
「リョータ、出て来いよ」
「…」
「ごめん全部俺が悪い」
「…うっせぇ」
「、なんで怒ってんの?…開けてよ」
冷えた部屋の空調をつけることすらせず、【エージ立ち入り禁止】と勢いに任せて書き殴ったであろう字で書かれた紙が貼ってあるドアの前で立ち尽くす。
リョータと気兼ねのいらない友人から睦まじい恋人になり生活を一緒にし始めてから、しょっちゅうと言うほどではないがこういう事は何度かあった。素直で真っ直ぐな愛を惜しみなく注いでくれる恋人は、対して自分に与えられる愛情には懐疑的で、往々にして無理難題を言っては何も映さない鈍く反射する瞳でこちらを見据えるのだ。そんなもんで自分の愛情を量れると思われているのは納得いかないが、自己評価がバグってる恋人が少しのコップで愛情を掬っては大切に抱きしめて満足しているのを見てどうして愛おしく思わないでいられるだろう。
567「リョータ、出て来いよ」
「…」
「ごめん全部俺が悪い」
「…うっせぇ」
「、なんで怒ってんの?…開けてよ」
冷えた部屋の空調をつけることすらせず、【エージ立ち入り禁止】と勢いに任せて書き殴ったであろう字で書かれた紙が貼ってあるドアの前で立ち尽くす。
リョータと気兼ねのいらない友人から睦まじい恋人になり生活を一緒にし始めてから、しょっちゅうと言うほどではないがこういう事は何度かあった。素直で真っ直ぐな愛を惜しみなく注いでくれる恋人は、対して自分に与えられる愛情には懐疑的で、往々にして無理難題を言っては何も映さない鈍く反射する瞳でこちらを見据えるのだ。そんなもんで自分の愛情を量れると思われているのは納得いかないが、自己評価がバグってる恋人が少しのコップで愛情を掬っては大切に抱きしめて満足しているのを見てどうして愛おしく思わないでいられるだろう。
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MOURNING沢リョSSホワイトバレンタイン
読み返してニマニマするくらいには我ながら可愛い沢リョが書けたのではないかと🤍💝🍫
ホワイトバレンタイン 外は白く染まり、吹く風は頬を刺すような寒さの二月。沢北とリョータは、ストーブを焚いた部屋で、のんべんくらりと過ごしていた。
「リョータ」
沢北の両の足を、ジェットコースターの安全バーのように抱え込み、スマホゲームに勤しむリョータに声をかける。
「うん?」
家で時間を過ごす際は、ここが2人の定位置だ。モール糸が気持ちいいアイボリーのソファーに沢北が座ると、何処からともなくクッションを引き摺りながらリョータが現れる。初めこそ、そんな甘えたな態度にドギマギしていたものだが、こんなことで心拍数を上げていては心臓が何個あっても足りない。心臓も所詮筋肉。鍛えれば応えてくれるのである。
「今日なんの日か知ってる?」
1357「リョータ」
沢北の両の足を、ジェットコースターの安全バーのように抱え込み、スマホゲームに勤しむリョータに声をかける。
「うん?」
家で時間を過ごす際は、ここが2人の定位置だ。モール糸が気持ちいいアイボリーのソファーに沢北が座ると、何処からともなくクッションを引き摺りながらリョータが現れる。初めこそ、そんな甘えたな態度にドギマギしていたものだが、こんなことで心拍数を上げていては心臓が何個あっても足りない。心臓も所詮筋肉。鍛えれば応えてくれるのである。
「今日なんの日か知ってる?」
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MOURNING沢リョSS付き合っていく中でどんどん自分に依存していく沢に怖くなって姿を消すリョ ~ エージの未来は俺が奪ったって思ってて欲しいし当の本人沢はただただ初めての自分から好きになった恋人に浮かれてるだけなんだよな…幸せになれ
冷えた夜「リョータ」
冷たい風が頬を刺し、背を丸めないと歩けないような夜、リョータがいなくなった。
2人で作った夕飯を悪くないなって笑いながら食べて、冷えるからって湯船で30まで一緒に数えて、ベッドに横になって今日の楽しかったことをお互いの腕の中でくすくす笑いながら言い合っていたのに。家中を探して、どこにも居ないことに気づいた時はどうにかなるんじゃないかってほど声を張り上げたし、流石の寝惚けた脳みそもこの時ばかりは覚醒した。近所や、駅、大学もチームメイトの家まで探しに行って、でもどこにも居なくて、今また家の中でリョータを探してる。
攫われたのかもしれない、身長だって小さいし鍛えているとはいえ抱えられたりしたら誘拐されることだって全然ありえる。コンビニに行こうと思って事故って病院に居るのかもしれない。
520冷たい風が頬を刺し、背を丸めないと歩けないような夜、リョータがいなくなった。
2人で作った夕飯を悪くないなって笑いながら食べて、冷えるからって湯船で30まで一緒に数えて、ベッドに横になって今日の楽しかったことをお互いの腕の中でくすくす笑いながら言い合っていたのに。家中を探して、どこにも居ないことに気づいた時はどうにかなるんじゃないかってほど声を張り上げたし、流石の寝惚けた脳みそもこの時ばかりは覚醒した。近所や、駅、大学もチームメイトの家まで探しに行って、でもどこにも居なくて、今また家の中でリョータを探してる。
攫われたのかもしれない、身長だって小さいし鍛えているとはいえ抱えられたりしたら誘拐されることだって全然ありえる。コンビニに行こうと思って事故って病院に居るのかもしれない。
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MOURNING沢リョSSリョへの好意を何となく自覚し始めた沢の日常の一瞬間。
暇な時間 お互いに何となく気に入って、隣にいる時の居心地が良くて、気が付けば、何の疑問も抱かずにここまできた。綺麗な男だとは思うけれど、女性的だと感じる箇所なんてただの一つとしてないのに。
「ンだよ」
何も言わずじっと見つめていたのが鬱陶しかったのか、赤褐色に反射する瞳にキリと睨まれる。
「いや、なにも?」
しらっと答え視線を逸らすと、じゃあ見んなと言わんばかりに更に鋭く睨まれた。
手元のスマートフォンに視線が戻され、寂しい気持ちになる。なんとなく構いたくて、晒されているうなじを指の背でなぞると、きゅっと肩を竦めて身を捩った。
「ん、おい、触んなって」
小動物か何かのような仕草に、思わず息が漏れる。
「リョータここに黒子あるの知ってる?」
402「ンだよ」
何も言わずじっと見つめていたのが鬱陶しかったのか、赤褐色に反射する瞳にキリと睨まれる。
「いや、なにも?」
しらっと答え視線を逸らすと、じゃあ見んなと言わんばかりに更に鋭く睨まれた。
手元のスマートフォンに視線が戻され、寂しい気持ちになる。なんとなく構いたくて、晒されているうなじを指の背でなぞると、きゅっと肩を竦めて身を捩った。
「ん、おい、触んなって」
小動物か何かのような仕草に、思わず息が漏れる。
「リョータここに黒子あるの知ってる?」
kh0810kh
DONE沢リョ沢→リョです。
沢の一目惚れだったらいいなぁ…という願望です。
落ちないはずない!それは一目惚れだった。
今までバスケに全てを捧げた17年間。
君のプレイをする姿をみた時頭に雷が落ちたような感覚だった。
湘北戦の対策を練るためにジッと見つめる画面。
一際背が小さくだからと言ってそのハンデをもろともしないドリブルと鋭いパスそして周りを見る力に関心した。
同じ二年…
開会式後先輩や後輩とふざけたり、笑い合っている姿を偶然見つけた。
背の高い先輩後輩の中にいる姿は画面の中でみた時よりも何倍も小さく見えた。
そしてチームメイトの中で楽しそうに笑う姿に
思わず「可愛い…」と思った。
オレはそこそこいや先輩が妬むほどモテる…
だから何故か根拠のない自信があった。
「絶対に落として見せる」と
カッコいい姿を見せれば誰だって落ちる。
1277今までバスケに全てを捧げた17年間。
君のプレイをする姿をみた時頭に雷が落ちたような感覚だった。
湘北戦の対策を練るためにジッと見つめる画面。
一際背が小さくだからと言ってそのハンデをもろともしないドリブルと鋭いパスそして周りを見る力に関心した。
同じ二年…
開会式後先輩や後輩とふざけたり、笑い合っている姿を偶然見つけた。
背の高い先輩後輩の中にいる姿は画面の中でみた時よりも何倍も小さく見えた。
そしてチームメイトの中で楽しそうに笑う姿に
思わず「可愛い…」と思った。
オレはそこそこいや先輩が妬むほどモテる…
だから何故か根拠のない自信があった。
「絶対に落として見せる」と
カッコいい姿を見せれば誰だって落ちる。
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MOURNING沢リョSS朝の描写が好きすぎて永遠に朝を迎えさせてしまうんだよな…沢リョ、夜より朝が似合いませんか?
ベッド カーテンの隙間からは微かな光が差し込み、隣で眠る恋人の肌を青白く照らす。顔に落ちる睫毛の影は長く、薄らと開かれた唇は、寝る前にリョータによって塗りたくられたリップクリームによって艶やかに輝いていた。
静かな彼をこう観察すると、ころころと変わる人懐こい表情がひとつないだけで、高尚な一枚の絵画のように見えてくる。この腹が立つ程に整ったツラやコートに立つ雄姿を見て、頬を染めた人間は両手では収まらないだろう。
「…リョータ?」
「ごめん、起こしたか?」
「…んー?ねてない」
もぞもぞと肩までかけた布団ごとにじり寄ってくる沢北を、腕の中に迎え入れる。
暫くすると良いポジションを見つけたのか、満足したように、ふふと鼻から笑い、ぐりぐりとリョータの胸に額を擦り付けた。
445静かな彼をこう観察すると、ころころと変わる人懐こい表情がひとつないだけで、高尚な一枚の絵画のように見えてくる。この腹が立つ程に整ったツラやコートに立つ雄姿を見て、頬を染めた人間は両手では収まらないだろう。
「…リョータ?」
「ごめん、起こしたか?」
「…んー?ねてない」
もぞもぞと肩までかけた布団ごとにじり寄ってくる沢北を、腕の中に迎え入れる。
暫くすると良いポジションを見つけたのか、満足したように、ふふと鼻から笑い、ぐりぐりとリョータの胸に額を擦り付けた。
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MOURNING沢リョSS同じ高校に通ってるし矛盾がすごいけどこんな沢リョも見たくね?!の為だけに書いたss
隣にいるから 埃臭く、ささくれ軋む木製の床。
少し空いた窓からは、騒がしい声と陽の匂いのする風が吹き込む。
「ふ、ゔっ、ああ!」
苦しげに吐き出される熱い息に、ほんのり桃色に色付いた焼けた肌、晒されたくびれはゆらと揺れる。上気した赤褐色の瞳に溜まる薄い涙膜は、微かな光を反射していた。
「誰が使うか分かんないもんに擦り付けて
…変態じゃん」
意地の悪い言葉とは裏腹に、ちょっかいを出す指はあくまで優しいもので、その双瞳にはじとりと熱が纏っている。
「っ!ん、、、ぅ」
「鍵掛けてないし先輩にも後輩にも見られちゃうかもね」
「は、うるさ…!」
普段ならば身を竦ませるほどのリョータの鋭い眼光も、快楽に身を落とさないよう気丈に振る舞うその姿から、見る者の理性を焦がすだけである。
919少し空いた窓からは、騒がしい声と陽の匂いのする風が吹き込む。
「ふ、ゔっ、ああ!」
苦しげに吐き出される熱い息に、ほんのり桃色に色付いた焼けた肌、晒されたくびれはゆらと揺れる。上気した赤褐色の瞳に溜まる薄い涙膜は、微かな光を反射していた。
「誰が使うか分かんないもんに擦り付けて
…変態じゃん」
意地の悪い言葉とは裏腹に、ちょっかいを出す指はあくまで優しいもので、その双瞳にはじとりと熱が纏っている。
「っ!ん、、、ぅ」
「鍵掛けてないし先輩にも後輩にも見られちゃうかもね」
「は、うるさ…!」
普段ならば身を竦ませるほどのリョータの鋭い眼光も、快楽に身を落とさないよう気丈に振る舞うその姿から、見る者の理性を焦がすだけである。
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MOURNING書けねえけどマジで読みたい沢リョネタリョ→彩のように言葉で伝えることが出来なかったリョとこのままリョの事ばかり考えて🏀に支障きたすような事になったら困る沢のすれ違い沢リョ。お願いだからハピエンであれ。
諦念 好きだとか愛してるだとか、そんな言葉で俺のこの感情を全部伝えることなんて出来ないのに
「…もういいよ、ほんと」
ぽつりと落とされた言葉は二人の溝にずぶりずぷりと沈んでいく。いつもなら暖かく嬉しそうに愛しそうに、じいと見つめてくる瞳はこちらを向く事はなく、自分よりも大きく少し丸まった背中が何も言わずとも諦念を滲ませていた。
「もうさ、」
好きだと伝えてくれた時のような震えた声で何を言うのか。
「もう無理だよ。わかんないもん俺、リョータのこと」
232「…もういいよ、ほんと」
ぽつりと落とされた言葉は二人の溝にずぶりずぷりと沈んでいく。いつもなら暖かく嬉しそうに愛しそうに、じいと見つめてくる瞳はこちらを向く事はなく、自分よりも大きく少し丸まった背中が何も言わずとも諦念を滲ませていた。
「もうさ、」
好きだと伝えてくれた時のような震えた声で何を言うのか。
「もう無理だよ。わかんないもん俺、リョータのこと」
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MOURNING沢リョSSチクバン🩹リョエロいに決まってるだろ…エロいに決まってるだろ!!!!!!!!!!
明日から絆創膏「リョータいい加減脱ぎなよ」
「やだこっち来んな」
じりじりと迫り、後退る。
1人で寝るにしては少し大きいベッドの上で、二人は睨み合っていた。2人の間の距離は一定に保たれつつも、リョータの背にはヘッドボードが迫っており、追い詰められるのも時間の問題である。
「いつも見てるのに何を今更恥ずかしがるんだよ」
不満です!とありあり見て取れる沢北のぶすくれた顔付きである。
そう、別に今日だけ特別に裸に剥こうとしている訳ではないのだ。なんなら普段からパンイチで歩き回るし、お風呂だって一緒に入る、それこそ夜の営みでもきちんと裸になって抱き合っている。それだのに、今日に限って、リョータは脱がされることをひどく嫌がった。
972「やだこっち来んな」
じりじりと迫り、後退る。
1人で寝るにしては少し大きいベッドの上で、二人は睨み合っていた。2人の間の距離は一定に保たれつつも、リョータの背にはヘッドボードが迫っており、追い詰められるのも時間の問題である。
「いつも見てるのに何を今更恥ずかしがるんだよ」
不満です!とありあり見て取れる沢北のぶすくれた顔付きである。
そう、別に今日だけ特別に裸に剥こうとしている訳ではないのだ。なんなら普段からパンイチで歩き回るし、お風呂だって一緒に入る、それこそ夜の営みでもきちんと裸になって抱き合っている。それだのに、今日に限って、リョータは脱がされることをひどく嫌がった。
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MOURNING沢リョSSリョをいくらでも好きなように出来るけど敢えて支配されて悦ぶ沢がみた~い!!
意地悪「えいじ、ここは?」
半開きの口許に上気した頬、此方を見つめるリョータの赤い舌の先は、懸命に可愛くない色の乳頭を音を立てて吸い付く。快感として拾わない己の感覚が申し訳なくなるが、視覚的な刺激で、沢北の沢北はもう既に頭をもたげ、しっかりと重量を持っていた。こんなとこまで素直でごめんリョータ。
「…く、っリョータ、そろそろ」
ふわりと揺れる柔髪に手を差し込みぽんぽんと撫でると、這う舌はそのままに瞳だけがこちらを捉える。
「だーめ。」
「っあ…」
もどかしさからか、思ったよりも情けない音が喉から漏れる。
触ってほしい、直接的な快感を得たいと思いながらも、なんだかんだ流されることが多いリョータの明確な否定の言葉に、心臓は鈍く脈打っていた。
446半開きの口許に上気した頬、此方を見つめるリョータの赤い舌の先は、懸命に可愛くない色の乳頭を音を立てて吸い付く。快感として拾わない己の感覚が申し訳なくなるが、視覚的な刺激で、沢北の沢北はもう既に頭をもたげ、しっかりと重量を持っていた。こんなとこまで素直でごめんリョータ。
「…く、っリョータ、そろそろ」
ふわりと揺れる柔髪に手を差し込みぽんぽんと撫でると、這う舌はそのままに瞳だけがこちらを捉える。
「だーめ。」
「っあ…」
もどかしさからか、思ったよりも情けない音が喉から漏れる。
触ってほしい、直接的な快感を得たいと思いながらも、なんだかんだ流されることが多いリョータの明確な否定の言葉に、心臓は鈍く脈打っていた。
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MOURNING沢リョSSあんな朝もあればこんな朝だってあるよね~
朝6時 朝6時。
窓を開け頬を撫でる風はひんやりと冷たく、部屋に差し込む陽射しは柔く穏やかだ。耳触りの良い外音と深みのある朝独特の芳香が眠気を覚まし、休日を演出してくれる。
早起きしたが予定のない日の朝の支度は特別に優雅で、忙しい朝とは対照的に時の流れがゆったりとしている。
「なにしてんの」
舌足らずなとろけた声色が届く。肩からずるずると引き摺られているタオルケットは一緒に暮らすことになった時に2人で買ったものだ。ベッドにいる時は絶対に手放さないしいつも寝るときはそれに顔を埋めている。
そいつのお陰で、かわいいリョータの寝顔にキスは出来ないのだけど。
「リョータおはよう」
今日は朝から予定は無いはずだが、珍しい。
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早起きしたが予定のない日の朝の支度は特別に優雅で、忙しい朝とは対照的に時の流れがゆったりとしている。
「なにしてんの」
舌足らずなとろけた声色が届く。肩からずるずると引き摺られているタオルケットは一緒に暮らすことになった時に2人で買ったものだ。ベッドにいる時は絶対に手放さないしいつも寝るときはそれに顔を埋めている。
そいつのお陰で、かわいいリョータの寝顔にキスは出来ないのだけど。
「リョータおはよう」
今日は朝から予定は無いはずだが、珍しい。
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MOURNING沢リョSSこんな朝もあるよね
或る朝 カーテンを閉める間も無く、お互いを貪り求めてベットに縺れ込んだ翌朝。いつも通り身体はバキバキで、身じろぎするだけで痛いし怠い。
口を開けて、気持ち良さそうに寝ながら、身体に巻きついているデカい身体が恨めしい。
「……えーじぃ」
捻り出した声は酷く掠れていて、誰が聞いても喉を酷使したことが丸分かりだ。
この男の腕の中から逃れようと懸命に身を捩っても背中にかかる寝息は少しも乱れることなく、最近さらに逞しくなった腕は動く獲物を逃すまいとぎゅうと強く締め上げてくる。
こちらに来て体格のアドバンテージが日本にいた時と比べて活きない、むしろディスアドバンテージとなっている現実に直面しメニューの増えた筋トレは当たり前に生活の一部として取り入れられており、着々と逞しく育っている身体は俺だけじゃなく、色んな人をも魅了しているんだろう。
1109口を開けて、気持ち良さそうに寝ながら、身体に巻きついているデカい身体が恨めしい。
「……えーじぃ」
捻り出した声は酷く掠れていて、誰が聞いても喉を酷使したことが丸分かりだ。
この男の腕の中から逃れようと懸命に身を捩っても背中にかかる寝息は少しも乱れることなく、最近さらに逞しくなった腕は動く獲物を逃すまいとぎゅうと強く締め上げてくる。
こちらに来て体格のアドバンテージが日本にいた時と比べて活きない、むしろディスアドバンテージとなっている現実に直面しメニューの増えた筋トレは当たり前に生活の一部として取り入れられており、着々と逞しく育っている身体は俺だけじゃなく、色んな人をも魅了しているんだろう。
white_rose_cat
DONE沢リョ試し書きその2新年あけてすぐの2人
少しいかがわしい
「年、あけたな」
「だな。一時間前に」
年明けの瞬間に口では言えないようなことをしていたせいで、これが新年初めてのまともな会話だった。
悲鳴に近いような声をあげさせられたせいでひりつく喉にぬるくなった水を流し込んでいると、俺にも、と手が伸びてくる。そのままボトルを渡してやれば、一気に全部飲み干された。
空になって返ってきたボトルを見て沢北、と抗議の声を上げると、まだ汗の引ききらない体を抱きしめられる。
「お前な」
「まだあるっしょ。あっちに」
「じゃあ取り行けよ」
「んーそれより」
絡められた足にあたる感触から逃げるように宮城は腰を引く。硬く芯を持ったそれは、まるでまだ一度も出していないかのようだ。沢北の底なしの体力もこんな時ばかりは余計だと思った。
1786「だな。一時間前に」
年明けの瞬間に口では言えないようなことをしていたせいで、これが新年初めてのまともな会話だった。
悲鳴に近いような声をあげさせられたせいでひりつく喉にぬるくなった水を流し込んでいると、俺にも、と手が伸びてくる。そのままボトルを渡してやれば、一気に全部飲み干された。
空になって返ってきたボトルを見て沢北、と抗議の声を上げると、まだ汗の引ききらない体を抱きしめられる。
「お前な」
「まだあるっしょ。あっちに」
「じゃあ取り行けよ」
「んーそれより」
絡められた足にあたる感触から逃げるように宮城は腰を引く。硬く芯を持ったそれは、まるでまだ一度も出していないかのようだ。沢北の底なしの体力もこんな時ばかりは余計だと思った。