Tama_negi_316
DONE前垢で呟いた、🐴が1️⃣に花を贈る話。らしくない。
黒塗りの車、後部座席に座り、左馬刻は確かにそう思った。
信号待ちをしている間、何気なく見た外に小さな花屋。そろそろ店仕舞の時間だろうか。外に並べられた色取り取りの花を、小柄な男性店主が店の中に運んでいた。
目に付いた赤色。思い出すのは自宅で待つ愛しい恋人。
らしくない。だが春だから?やけに美しく見える。そしてこれを贈ったらアイツはどんな顔をするだろうと想像したら。
「停めろ。」
運転をする舎弟に一言放ち、左馬刻は弾む足取りで車外へ出た。
「恋人へですか。」
赤い薔薇を一輪。確か家に花瓶は無い。一輪なら適当なグラスで代用できるだろう。まだ咲き切らない窄んだ赤は思ったより深く、もっと明るく鮮やかな別の花の方が良かったかと悩む左馬刻に、繊細な手つきで包装しながら店主は柔らかな声で話し掛けた。
8161黒塗りの車、後部座席に座り、左馬刻は確かにそう思った。
信号待ちをしている間、何気なく見た外に小さな花屋。そろそろ店仕舞の時間だろうか。外に並べられた色取り取りの花を、小柄な男性店主が店の中に運んでいた。
目に付いた赤色。思い出すのは自宅で待つ愛しい恋人。
らしくない。だが春だから?やけに美しく見える。そしてこれを贈ったらアイツはどんな顔をするだろうと想像したら。
「停めろ。」
運転をする舎弟に一言放ち、左馬刻は弾む足取りで車外へ出た。
「恋人へですか。」
赤い薔薇を一輪。確か家に花瓶は無い。一輪なら適当なグラスで代用できるだろう。まだ咲き切らない窄んだ赤は思ったより深く、もっと明るく鮮やかな別の花の方が良かったかと悩む左馬刻に、繊細な手つきで包装しながら店主は柔らかな声で話し掛けた。
SATORI
MEMOステ観たら何となくこういう事ありそうあったらいいな〜(あってくれ)って思って書いてしまったSS…1️⃣が出て来ない🐴1️⃣、バチ期謎時間軸(細かい事気にしな〜い)、ステ前提なので観劇してない方にはちょっとネタバレになるかも 4
oto_bucket
MAIKING1️⃣がTバック履いてるだけのエロです。IQを3にして、薄目で見てください。最後ぶつ切り気味ですが少しでも暇つぶしになれば幸いです。ちょろっとロー●ョン●ーゼ風プレイがあります。
お付き合い後左馬一です。
※※R-18の為高校生以下の閲覧不可※※
pass→18歳以上ですか?(yes/no) 6946
garnetstar11
PROGRESSさまイチャ2改めてお疲れ様でした。諸媒体のフォローありがとうございます><初めの4Pはイベント中に掲載していた漫画と、最後の落書きは(少し肌色注意)見てくださった人へのお礼絵になります。絶賛途中ですが、また後日色ぬりしたものをここにあげます!次回のさまいちゃ3もぜひ参加したいです〜 5
100
MOURNING以前に呟いたネタの供養微妙に前作と繋げてみた
1️⃣の初恋地獄篇
17のまま 17の頃に、生まれて初めて愛の告白をした。
今思えば、なんであんな大それたことをしてしまったんだろう。その時、部屋には誰もいなくて。俺たちふたりだけで。ただそれだけだった。どうして口にしようなんて思ってしまったのかなんてわからない。思い余ったとしか言いようがない。マイク片手に肩を並べる度に、背中を預ける度、リズムを合わせる度に少しずつ連なっていった甘くて重いそれ。飯奢ってもらったとかバイクで海に連れてってもらったとか、鼻歌口ずさんでる横顔とか、香水交じりの煙草の匂いとか。本当にささいなことで積み重なってゆくうちに、溢れた感情が勝手に口から零れてしまった。そんな感じ。
しまった、なんて思ってももう遅い。次の瞬間にその人の唇から不要な煙と一緒に吐き出されたのはこんな言葉だった「男のケツに興味ねんだわ」。
1117今思えば、なんであんな大それたことをしてしまったんだろう。その時、部屋には誰もいなくて。俺たちふたりだけで。ただそれだけだった。どうして口にしようなんて思ってしまったのかなんてわからない。思い余ったとしか言いようがない。マイク片手に肩を並べる度に、背中を預ける度、リズムを合わせる度に少しずつ連なっていった甘くて重いそれ。飯奢ってもらったとかバイクで海に連れてってもらったとか、鼻歌口ずさんでる横顔とか、香水交じりの煙草の匂いとか。本当にささいなことで積み重なってゆくうちに、溢れた感情が勝手に口から零れてしまった。そんな感じ。
しまった、なんて思ってももう遅い。次の瞬間にその人の唇から不要な煙と一緒に吐き出されたのはこんな言葉だった「男のケツに興味ねんだわ」。
mic_tamanegi
DONE左馬刻誕まであと1日。前夜祭「一郎が怪しい。」
またリーダーがめんどくさい事を言い出したと、銃兎は遠い目をした。
ヨコハマの山の奥。
理鶯のキャンプ地に集まったMTCのメンバーは、揺れる焚き火の炎を囲み、串に刺された尾の長い生き物が焼かれる姿を見つめていた。
目の前の今宵の晩餐に胃を痛め、リーダーの愚痴に頭を痛め、銃兎の精神は悟りの域へ行く直前だった。
「休みの度に用事だって留守にすんのもう2ヶ月だぞ!?有り得ねえだろ!!なんか隠してやがる。」
「恋人を疑うのは如何なものかと…」
「アイツは嘘が下手なんだよ。俺様に対してだけな!!すぐ目が泳ぎやがる。可愛い奴めクソが」
愚痴りたいのか惚気たいのかハッキリしてほしい。願わくばどっちも遠慮したいところだが。
2516またリーダーがめんどくさい事を言い出したと、銃兎は遠い目をした。
ヨコハマの山の奥。
理鶯のキャンプ地に集まったMTCのメンバーは、揺れる焚き火の炎を囲み、串に刺された尾の長い生き物が焼かれる姿を見つめていた。
目の前の今宵の晩餐に胃を痛め、リーダーの愚痴に頭を痛め、銃兎の精神は悟りの域へ行く直前だった。
「休みの度に用事だって留守にすんのもう2ヶ月だぞ!?有り得ねえだろ!!なんか隠してやがる。」
「恋人を疑うのは如何なものかと…」
「アイツは嘘が下手なんだよ。俺様に対してだけな!!すぐ目が泳ぎやがる。可愛い奴めクソが」
愚痴りたいのか惚気たいのかハッキリしてほしい。願わくばどっちも遠慮したいところだが。
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MAIKING何れはまた左馬一になるだろうバチバチ期の一郎が深夜に己の初恋地獄篇を思い出してあああああてなってる(めっちゃさわり)はつ恋 ふと目を覚ますと俺はリビングのソファーの上にいて、目の前のテレビ画面には見覚えのない古い映画が流れていた。覚醒したての視界には眩しすぎるような風景が流れていて、一瞬だけ、ここがどこだかわからない。見覚えのない風景と見覚えのない人たち、聞き慣れない言語で聞いたこともない台詞が突然脳内に押し入ってくる「愛のない人生なんて、最低だ」。
隣では俺にもたれ掛かりながら三郎が少し前の俺のように寝落ちていた。俺はとりあえず座り直して、ずり落ちそうになっていたケツを戻す。深夜アニメリアタイしようとしてそのまま寝落ちしたんだな。変な姿勢を取っていたせいか、首が少し痛い。そうそう、二郎は友達んちに泊まりに行ってて、今日は三郎が付き合ってくれてたんだ。本当はそう興味なかっただろうのに、三郎はキラキラした瞳で「是非是非お供させてください!」と笑っていた。結局、俺まで寝落ちてなんだか申し訳ない。俺は三郎の身体をそっと横抱きすると、起こさないように部屋へと運んだ。随分と重くなったな~なんて思いながら三郎の寝顔に小さな声でおやすみを言って、リビングへと戻る。煌々としていた電気を消して、おそらく三郎がかけてくれたのだろう毛布を被り直すと、なんとなく画面を見つめる。やべえ太陽が眩しい。森が綺麗だな。南欧だろうか? ピレネー山脈って何処の国だっけ? 既に映画は終わりかけで、若い頃はきっととんでもないイケメンだったんだろうおじいさんが、その人生に幕を引こうとしている。映像も綺麗だし、登場人物も老いも若きもみんなそれぞれに美しくて目に優しい。ちゃんと観たら泣けるんだろうな。なんとなくスマホで情報を取ってみると、三十年くらい前のフランスの映画だった。ストーリーはざっくりいうと死んでしまう前に初恋の人に逢いに行く、というものだった。
1426隣では俺にもたれ掛かりながら三郎が少し前の俺のように寝落ちていた。俺はとりあえず座り直して、ずり落ちそうになっていたケツを戻す。深夜アニメリアタイしようとしてそのまま寝落ちしたんだな。変な姿勢を取っていたせいか、首が少し痛い。そうそう、二郎は友達んちに泊まりに行ってて、今日は三郎が付き合ってくれてたんだ。本当はそう興味なかっただろうのに、三郎はキラキラした瞳で「是非是非お供させてください!」と笑っていた。結局、俺まで寝落ちてなんだか申し訳ない。俺は三郎の身体をそっと横抱きすると、起こさないように部屋へと運んだ。随分と重くなったな~なんて思いながら三郎の寝顔に小さな声でおやすみを言って、リビングへと戻る。煌々としていた電気を消して、おそらく三郎がかけてくれたのだろう毛布を被り直すと、なんとなく画面を見つめる。やべえ太陽が眩しい。森が綺麗だな。南欧だろうか? ピレネー山脈って何処の国だっけ? 既に映画は終わりかけで、若い頃はきっととんでもないイケメンだったんだろうおじいさんが、その人生に幕を引こうとしている。映像も綺麗だし、登場人物も老いも若きもみんなそれぞれに美しくて目に優しい。ちゃんと観たら泣けるんだろうな。なんとなくスマホで情報を取ってみると、三十年くらい前のフランスの映画だった。ストーリーはざっくりいうと死んでしまう前に初恋の人に逢いに行く、というものだった。
gekkeij_u
Reuse HalloweenハロウィンS Sまだ続きます!!Be My Ghost ハロウィンワンダーランドは複雑怪奇、明朗快活、慇懃無礼で陰惨悲惨な街である。空では魔法使いが違法駐車し狼男が街道を練り歩き、ジャックオーランタンが窓から飛び降りる愉快な場所の一角に、それはもう深い深い森があった。大きな魔物も小さな魔物も、誰一人近寄らないその森には恐ろしい恐ろしい魔物が住んでいる。
魔物の中の魔物、全ての頂点に座す吸血鬼、誰もがその名を紡ぐのを恐れる男だ。いつだってどんちゃん騒ぎのハロウィンワンダーランドも、森がわざめく一瞬だけ静まり返るような、畏怖の対象。そんな森へ、小さな一つの影がいそいそと向かっていた。
ひらひらと揺らめく白いフードの端に景色を透かすゴーストの子供、一郎は赤い風船を携えて森をかけていく。時折風邪に混じって妖精たちの声がした。
7364魔物の中の魔物、全ての頂点に座す吸血鬼、誰もがその名を紡ぐのを恐れる男だ。いつだってどんちゃん騒ぎのハロウィンワンダーランドも、森がわざめく一瞬だけ静まり返るような、畏怖の対象。そんな森へ、小さな一つの影がいそいそと向かっていた。
ひらひらと揺らめく白いフードの端に景色を透かすゴーストの子供、一郎は赤い風船を携えて森をかけていく。時折風邪に混じって妖精たちの声がした。