川の落描き帳
MOURNING #kbdnワンドロのお題だけお借りしました_69お題「プレゼントプレゼントorサンタ」
キバダン未満で無自覚ンデ
ポマスのクリスマスイベントの話に言及しています。ポマスのラストシーンの場にはkさんがいなかったこととして進めています 5253
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CAN’T MAKE安ホテルで抱き合うキダ(?)松後漬けさん(@MTME_________kd)の「金持ちなのにやっすい🏩使うキダ」というワードから生まれました。気づいたら要素ほぼなくなってましたが……。
高校生を除く18↑?(y/n) 4
pkmnhuji
TRAINING自分の中のキバダンの歩みを考えていこうと思って書き始めたキの独白GC同期、本編主人公はmsrくんの設定
もちろん本編ネタバレあり
ダの気持ちはわからない
小説ではない
色んな方とネタも被ってます
まだ続きを考えている途中なのでどこまで続くかわからないです
ゆくゆくは2人を結婚させたいとは思っている
kbnの独白同じ年にジムチャレンジに参加したオレとダンデは歳も近かったこともあり、仲良くなるのにそう時間はかからなかった
同じくらいの歳であるはずなのに、なにかにつけて楽しげにバトルを申し込んでくるダンデは近所の子供のようで放っておけなくなるのだ
たまにバトルを断るとアイツはひどくむくれてオレがバトルをすると言うまで拗ね続ける所もまたダンデを幼く見せる所以だったのかもしれない
そしてダンデの迷子癖が1番目を離せなくさせた
最初のころは迷った挙句自分でなんとかしようと歩き回るので余計に迷い込み捜索が困難だった
迷ったと思ったらすぐ連絡をしてその場から動くなと言い聞かせてからは格段に見つけやすくなったものの、不安げに縮こまっていたダンデがこちらを見つけた瞬間の今にも泣き出しそうな笑顔はオレの心臓を握りしめるような痛みを与えた
3179同じくらいの歳であるはずなのに、なにかにつけて楽しげにバトルを申し込んでくるダンデは近所の子供のようで放っておけなくなるのだ
たまにバトルを断るとアイツはひどくむくれてオレがバトルをすると言うまで拗ね続ける所もまたダンデを幼く見せる所以だったのかもしれない
そしてダンデの迷子癖が1番目を離せなくさせた
最初のころは迷った挙句自分でなんとかしようと歩き回るので余計に迷い込み捜索が困難だった
迷ったと思ったらすぐ連絡をしてその場から動くなと言い聞かせてからは格段に見つけやすくなったものの、不安げに縮こまっていたダンデがこちらを見つけた瞬間の今にも泣き出しそうな笑顔はオレの心臓を握りしめるような痛みを与えた
mimi_ruru_241
DONEお題「怪我」遅刻+3.5hすみません…#kbdnワンドロ #kbdnワンドロ_57
【kbnおにいさんとdndくん】
とっておきのおまじないのお話。dndくんは十歳くらい。
その子を導く全ての魔法「あ」
小さな声にキバナは顔を上げた。さっきまでつまらなさそうに資料をめくっていたダンデが、その指をじいっと見つめているので「どうしたの」と尋ねてみる。
「ゆび、きった」
ん、と差し出された親指には、赤い血の玉がひとつぶ浮き上がっている。己の身を顧みないバトルスタイルで、いつも生傷が絶えないダンデにとって、これくらい大したことがないのだろう。子どもはなんでもないようにその血を舐めとっていたが、突然はっとしたような顔をして、キバナのことを上目づかいで見上げてきた。
なにか企んでるな、と思う間もなく、ダンデは甘えるような声で「いたいなあ」と体をよじった。
「そうか、それはかわいそうになー」
「キバナ、おれはとっても痛いぜ」
5931小さな声にキバナは顔を上げた。さっきまでつまらなさそうに資料をめくっていたダンデが、その指をじいっと見つめているので「どうしたの」と尋ねてみる。
「ゆび、きった」
ん、と差し出された親指には、赤い血の玉がひとつぶ浮き上がっている。己の身を顧みないバトルスタイルで、いつも生傷が絶えないダンデにとって、これくらい大したことがないのだろう。子どもはなんでもないようにその血を舐めとっていたが、突然はっとしたような顔をして、キバナのことを上目づかいで見上げてきた。
なにか企んでるな、と思う間もなく、ダンデは甘えるような声で「いたいなあ」と体をよじった。
「そうか、それはかわいそうになー」
「キバナ、おれはとっても痛いぜ」
mimi_ruru_241
DONE2021年3月「2411FES!」記念アンソロジーに参加させていただきました。とても楽しかったです!イベントも最高でしたね。アンソロジー、本当に素敵な一冊でしたので、ぜひ紙でもお手に取ってみてください〜!年内までこちらで頒布されているとのことです。(https://booth.pm/ja/items/2874019)
慣れないふたり 身動きひとつも許されないほどの狭い場所で、キバナは途方に暮れていた。背中にスライド式の簡素な鍵が容赦なく食い込んでいて、ちょっと痛い。ぶうん、と鳴る換気扇の他に音はなく、人の気配がないことにほんの少しだけ安心する。なにせ、男子トイレの個室にトップジムリーダーとオーナー様が詰め込まれているなんて、誰かに知られたら面倒なことになるのは分かりきっていた。
「キバナ。どうしてこっちを見ないんだ」
どうしたもんかなあと思っていると、キバナにぴったりと体を寄せ、じいと見上げていた男が不満気にうめいた。
ダンデは少し拗ねたように唇を尖らせ、そのやわらかな胸板をさらに密着させる。ちょっと待って、というキバナの弱々しい抗議は聞こえないふり。キバナは小さくため息をついて、欠けたタイルが貼り付く天井に目をやった。
7131「キバナ。どうしてこっちを見ないんだ」
どうしたもんかなあと思っていると、キバナにぴったりと体を寄せ、じいと見上げていた男が不満気にうめいた。
ダンデは少し拗ねたように唇を尖らせ、そのやわらかな胸板をさらに密着させる。ちょっと待って、というキバナの弱々しい抗議は聞こえないふり。キバナは小さくため息をついて、欠けたタイルが貼り付く天井に目をやった。
mimi_ruru_241
DONEkbdnワンドロ_56【本or読書】のお題だけお借りしました。kbnおにいさんとdndくんのお話。今回はほんの少し昔のこと。
おにいさんはその日、頑張ろうと決めた。
はじまりの庭 日常なんてものは、偶然の寄せ集めで成り立っている。
例えば今日。気象予報士が「一日中雨でしょう」と言ったこの日、たまたま二時間だけ雲が途切れた。ちょうどその時、なぜかキバナは無性にクリームパンが食べたくなった。けれど贔屓のパン屋が臨時休業だったので、ふと目にした新しい看板のお店に向かって歩いていた。ほら、もう三つも偶然が重なっている。
もっと言えば、こういう時いつもおつかいに行ってくれるレナが出張していたことも偶然だし、そもそもキバナがこの街のジムリーダーを務めていること自体、無数の奇跡によって導かれた結果なのだ。遠い昔のあの日、偶然テレビでポケモンリーグ戦を見ていなければ、きっとここには立っていない。
8574例えば今日。気象予報士が「一日中雨でしょう」と言ったこの日、たまたま二時間だけ雲が途切れた。ちょうどその時、なぜかキバナは無性にクリームパンが食べたくなった。けれど贔屓のパン屋が臨時休業だったので、ふと目にした新しい看板のお店に向かって歩いていた。ほら、もう三つも偶然が重なっている。
もっと言えば、こういう時いつもおつかいに行ってくれるレナが出張していたことも偶然だし、そもそもキバナがこの街のジムリーダーを務めていること自体、無数の奇跡によって導かれた結果なのだ。遠い昔のあの日、偶然テレビでポケモンリーグ戦を見ていなければ、きっとここには立っていない。