kasounokuma
INFO春コミ新刊 離反なし教師ifでセフレな五夏がもだもだしながら恋人になるお話。安定の悟→→→(←←←)傑。
傑は呪術師で教師で教祖でミミナナのパパと全要素ぶっこみました。
R18なので高校生以下の方には頒布出来ません。
Lost in the kiss1
二人分の体重を受け止めたベッドがギィギィと悲鳴を上げるように軋んで、そろそろ壊れちゃうかな―と五条は悟った。
「アッ!あぁ……ッ!アッあっ、ぁっ、んんー………っ!」
目の前のシミも傷も、無駄な贅肉のひとつもない、滑らかな背中に長くて艶やか黒髪がばさり、と揺れる。浮かんだ玉のような汗が滴り落ちていくのを見つめながら、そうと分かっていてもこんないいところでセーブ出来るわけがなくて、次はもっと丈夫なやつを買おう、と快楽と酸欠でぼんやりと霞む頭で決意する。
ベッドの上で四つん這いにさせた体の、きゅっと引き締まり、まろやかな弧を描く臀部の割れ目には太くて、硬く張り詰めた性器が深々と突き入れられている。穴と棒、生々しい性交の情景はいっそグロテスクなほどで、だけどそれこそが人の欲望そのままを露わにしていて、何よりいやらしく見えた。
21702二人分の体重を受け止めたベッドがギィギィと悲鳴を上げるように軋んで、そろそろ壊れちゃうかな―と五条は悟った。
「アッ!あぁ……ッ!アッあっ、ぁっ、んんー………っ!」
目の前のシミも傷も、無駄な贅肉のひとつもない、滑らかな背中に長くて艶やか黒髪がばさり、と揺れる。浮かんだ玉のような汗が滴り落ちていくのを見つめながら、そうと分かっていてもこんないいところでセーブ出来るわけがなくて、次はもっと丈夫なやつを買おう、と快楽と酸欠でぼんやりと霞む頭で決意する。
ベッドの上で四つん這いにさせた体の、きゅっと引き締まり、まろやかな弧を描く臀部の割れ目には太くて、硬く張り詰めた性器が深々と突き入れられている。穴と棒、生々しい性交の情景はいっそグロテスクなほどで、だけどそれこそが人の欲望そのままを露わにしていて、何よりいやらしく見えた。
ちょびを
DONE祓ったれ本舗パロ傑が枕営業してるんじゃ……? って疑った悟の話(してません)
IQ低め
そのうち支部にまとめます
『すぐる』「『すぐる』使った?」
テレビ局の廊下を闊歩していた五条は、曲がり角でとっさに身を隠す。
すぐる。
すぐるとは、五条の相方の名前である。祓ったれ本舗としてコンビを組んで5年。お笑いの金字塔番組で優勝して任された冠番組は安定した視聴率を保ち、知名度もあがってきた。しかし生き馬の目を抜く芸能界では後ろ盾も少なく、立ち位置は若手にとどまっている。
――いいかい、悟。支えてくれるスタッフは大切にしないと。彼らに嫌われたら、どれだけ視聴者に受けても未来はない。媚びろと言ってるんじゃない。てきとうに愛想よくすればいいんだから、簡単だろ? まぁ心配せずとも、君がちょっと微笑めば、たいていの奴はほだされるんだし。
6793テレビ局の廊下を闊歩していた五条は、曲がり角でとっさに身を隠す。
すぐる。
すぐるとは、五条の相方の名前である。祓ったれ本舗としてコンビを組んで5年。お笑いの金字塔番組で優勝して任された冠番組は安定した視聴率を保ち、知名度もあがってきた。しかし生き馬の目を抜く芸能界では後ろ盾も少なく、立ち位置は若手にとどまっている。
――いいかい、悟。支えてくれるスタッフは大切にしないと。彼らに嫌われたら、どれだけ視聴者に受けても未来はない。媚びろと言ってるんじゃない。てきとうに愛想よくすればいいんだから、簡単だろ? まぁ心配せずとも、君がちょっと微笑めば、たいていの奴はほだされるんだし。
ありこ
PROGRESS3月新刊のえっちな部分R18なので、未成年は閲覧禁止です。
今回はえっちメインじゃないから可愛いもんですよ!(前回はえっちメインだったので多めだったけど)
あ!一瞬攻めフェあります!!!一瞬!(笑) 5
ダァリヤ
DONE夜凪(よなぎ)百鬼夜行後だの高専時代だのぽろぽろ視点が変わる不親切な設計です。世界の終わりについて。世界よりも先に終わってしまったこと。
【五夏】よなぎ 伝えておけばよかった。
ザアザアと潮の音がする。もうとっくに海に入るような季節ではない。分かっていたが、裸足で砂の上に立っていた。寄せては引く波がくるぶしまで濡らして、その冷たさに足の指がじんじんと痺れる。
眼前に広がる水は黒い。夜の海は酷く暗くて、友人の長い髪を思わせる。自分にはない濡羽色の髪が、とても、とても好きだったことを思い出す。
感傷に浸って海を求めるような青臭さなんて、十年も前に捨てたはずだった。それでも、来ずにはいられなかった。
好きだと伝えておけばよかった。
波が銀色にうねる。遮るものが何もない遠い水平線に、小さな光の点が見えた。漁船だろうか。どこかの岬の灯台かもしれない。どれくらい離れているのか分からない。頼りない光の粒は、時折瞬いた。
6188ザアザアと潮の音がする。もうとっくに海に入るような季節ではない。分かっていたが、裸足で砂の上に立っていた。寄せては引く波がくるぶしまで濡らして、その冷たさに足の指がじんじんと痺れる。
眼前に広がる水は黒い。夜の海は酷く暗くて、友人の長い髪を思わせる。自分にはない濡羽色の髪が、とても、とても好きだったことを思い出す。
感傷に浸って海を求めるような青臭さなんて、十年も前に捨てたはずだった。それでも、来ずにはいられなかった。
好きだと伝えておけばよかった。
波が銀色にうねる。遮るものが何もない遠い水平線に、小さな光の点が見えた。漁船だろうか。どこかの岬の灯台かもしれない。どれくらい離れているのか分からない。頼りない光の粒は、時折瞬いた。
海かぃ
MOURNINGODした夏が、意識無くなる寸前に五に電話をかけて、そのまま意識無くなるような五夏。夏の飲酒。五にモブ彼女が居る描写とかある
◇
真夜中。寮の自室。床には空の薬の入っていた容器と、薬を流し飲むためだけに開けた酎ハイの缶が数本転がっている。
動悸、高揚感、目眩、暑さ、鮮やかに彩られた世界、多幸感、寒気、虚無感、吐き気、気持ち悪い、忘却…………
感情も感触も一気に押し寄せては消える。何度も波のように繰り返される。嫌なことだけ消えて忘れさせて。どこかに置いてきたい。そう思って飲んだはずなのに、一瞬だけ忘れてもまた思い出す。
あれが自分に向けられたものじゃない悔しさが忘れられない。何でこんなにそばにいるはずなのに、どうして私じゃないのか。
床にしゃがみこんで、意識が朦朧としている中、ずっと握りしめていた携帯電話から、ボヤける視界でアドレス帳から目的の名前をなんとか探しだして通話ボタンを押した。
16334真夜中。寮の自室。床には空の薬の入っていた容器と、薬を流し飲むためだけに開けた酎ハイの缶が数本転がっている。
動悸、高揚感、目眩、暑さ、鮮やかに彩られた世界、多幸感、寒気、虚無感、吐き気、気持ち悪い、忘却…………
感情も感触も一気に押し寄せては消える。何度も波のように繰り返される。嫌なことだけ消えて忘れさせて。どこかに置いてきたい。そう思って飲んだはずなのに、一瞬だけ忘れてもまた思い出す。
あれが自分に向けられたものじゃない悔しさが忘れられない。何でこんなにそばにいるはずなのに、どうして私じゃないのか。
床にしゃがみこんで、意識が朦朧としている中、ずっと握りしめていた携帯電話から、ボヤける視界でアドレス帳から目的の名前をなんとか探しだして通話ボタンを押した。