kan_mi88
DONEwebイベント「レモンキャンディセレナーデ」の展示作品です!パスワードは会場内のお品書きに書いてます!期限はないのでお暇な時にでもどうぞ‼️#レモンキャンディセレナーデ 17772
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DONEハロウィンクロアジです🎃特別包装「そもそもハロウィンよりクリスマスの方がよっぽど好きなんだ」
天使は言った。クロウリーは手元のスマートフォンから目線を外し、天使の言葉に耳を傾ける。「それで?」と視線で続きを促すと、アジラフェルは満足気に言葉を続けた。
「なぜなら、ハロウィンは邪悪だからだ。みんな悪いものの格好をして百鬼夜行のごとく街を練り歩いている。彼らの決めゼリフは決まってこうだ、『トリックオアトリート』。お菓子をよこさなければイタズラ……なんて便利な、いや酷いセリフだ!まるで悪魔みたいな所業だよ」
ハロウィンへの熱い抗議はアジラフェルの身振り手振りを大きくさせる。弾みでゴツッと手の甲がテーブルに当たることで、ようやくアジラフェルは我に返った。彼は紳士然とした態度を崩してしまった己を恥じ、冷えてしまった紅茶を喉に流すことでクールダウンを試みる。
3098天使は言った。クロウリーは手元のスマートフォンから目線を外し、天使の言葉に耳を傾ける。「それで?」と視線で続きを促すと、アジラフェルは満足気に言葉を続けた。
「なぜなら、ハロウィンは邪悪だからだ。みんな悪いものの格好をして百鬼夜行のごとく街を練り歩いている。彼らの決めゼリフは決まってこうだ、『トリックオアトリート』。お菓子をよこさなければイタズラ……なんて便利な、いや酷いセリフだ!まるで悪魔みたいな所業だよ」
ハロウィンへの熱い抗議はアジラフェルの身振り手振りを大きくさせる。弾みでゴツッと手の甲がテーブルに当たることで、ようやくアジラフェルは我に返った。彼は紳士然とした態度を崩してしまった己を恥じ、冷えてしまった紅茶を喉に流すことでクールダウンを試みる。
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MOURNING一応作品として締めてはいますが、界隈やその常識、空気感に全く明るくないので没になったクロアジです。(一般人×アイドル)内容としてはただお話してるだけだけど……。
お前は完璧で究極の「アイドルだ」
「……悪い、なんだって?」
「今はアイドルをやっているって言ったんだ」
男が2人、喫茶店の日当たりの悪い席で密かに会合を果たしていた。漂う空気は楽しいものとは言えず、かと言って重苦しいというほどでもなかった。それぞれ手元にはコーヒーのマグと紅茶のカップがある。
コーヒーに口をつけたのは、座面にだらしなく腰掛けている男だった。男は綺麗な赤髪を整髪料でつるりと撫で付けていて、なぜか室内にもかかわらずサングラスをかけている。黒いジャケットとパンツは彼の体躯のスラリとした印象を強めていた。
それに対し、紅茶を飲んでいるもう一方は黒い男とは対極にある男だった。全体的に白っぽく、服は不潔というわけではないが大事に着古されたのが分かる程度にくたびれていた。金髪はクリーム色のキャップに押し込まれ、ライトグレーの上着に包まれた体は少々ふくよかだ。マスクのせいで顔の大部分が隠れているが、唯一見えている目元からは柔和そうな人柄が伝わってくる。そして彼は、紅茶を啜る度にマスクをずらしてまた戻すという面倒な作業を行っていた。
5310「……悪い、なんだって?」
「今はアイドルをやっているって言ったんだ」
男が2人、喫茶店の日当たりの悪い席で密かに会合を果たしていた。漂う空気は楽しいものとは言えず、かと言って重苦しいというほどでもなかった。それぞれ手元にはコーヒーのマグと紅茶のカップがある。
コーヒーに口をつけたのは、座面にだらしなく腰掛けている男だった。男は綺麗な赤髪を整髪料でつるりと撫で付けていて、なぜか室内にもかかわらずサングラスをかけている。黒いジャケットとパンツは彼の体躯のスラリとした印象を強めていた。
それに対し、紅茶を飲んでいるもう一方は黒い男とは対極にある男だった。全体的に白っぽく、服は不潔というわけではないが大事に着古されたのが分かる程度にくたびれていた。金髪はクリーム色のキャップに押し込まれ、ライトグレーの上着に包まれた体は少々ふくよかだ。マスクのせいで顔の大部分が隠れているが、唯一見えている目元からは柔和そうな人柄が伝わってくる。そして彼は、紅茶を啜る度にマスクをずらしてまた戻すという面倒な作業を行っていた。
kan_mi88
DONE何となく書き上がったものを試しにしたくないとは言ってない2人は小さな金属の箱の中にいた。
ゴウ、ゴウンと鳴る危うげな音と、その度に揺れる体が箱の不安定さを物語っている。
「馬鹿げてる」
呟いたのはクロウリーだ。彼は脚を大きく広げ、固い座面に腰掛けていた。
「そんなことはない」
対照的にアジラフェルはお行儀よく脚を揃えており、その背筋は天にまで届きそうなほど伸びている。
痩せ型だが背が高い男と、中背だが中肉ではない男2人が乗った箱はそれなりに重たいはずで、しかし他の箱と変わらないスピードで、相変わらずゴウゴウギシギシと言わせながら、2人をゆっくりと上へ上へと運んでいく。
「じゃあ逆にこの状況で馬鹿げてないと言えるものがあるのか?」
クロウリーの言葉にアジラフェルは胸を張って答えた。
7581ゴウ、ゴウンと鳴る危うげな音と、その度に揺れる体が箱の不安定さを物語っている。
「馬鹿げてる」
呟いたのはクロウリーだ。彼は脚を大きく広げ、固い座面に腰掛けていた。
「そんなことはない」
対照的にアジラフェルはお行儀よく脚を揃えており、その背筋は天にまで届きそうなほど伸びている。
痩せ型だが背が高い男と、中背だが中肉ではない男2人が乗った箱はそれなりに重たいはずで、しかし他の箱と変わらないスピードで、相変わらずゴウゴウギシギシと言わせながら、2人をゆっくりと上へ上へと運んでいく。
「じゃあ逆にこの状況で馬鹿げてないと言えるものがあるのか?」
クロウリーの言葉にアジラフェルは胸を張って答えた。
matcchao
MEMO人間AU クロアジ♀。遅咲きの恋。過去ツリーのまとめ。イメージ的に2人共40〜42くらい?
大学からの同級生で付き合いがずっと続いてる感じ。お互い、相手といる時だけ楽でいられるな〜って思ってます。
人間AU👿👼♀。いつも若輩者のイメージでスケベ含めて語ってるんだけど、中の人達の年齢寄りなのも読みたいのよな。仲は良いのにお互い無自覚で付かず離れずやってたのを40も過ぎ人生の折り返し地点にある二人が恋を漸く自覚して、アタフタしながらくっついてく壮年期のラブストーリーも良いよね…😌
アジは兎も角クロウリーの方はモテモテだからさ。普通に彼女っぽいのを作っては別れてを繰り返してたわけですよ。浮気なんてダサイ真似は絶対しないけど、来るもの拒まず去る者負わずで、女にはまぁ〜困らない。ワン・ナイトラブとかもそこそここなしてたりして…最短で一週間で別れた!って時なんて、アジ♀はそりゃあ呆れて説教したりしてたんだよ。
3942アジは兎も角クロウリーの方はモテモテだからさ。普通に彼女っぽいのを作っては別れてを繰り返してたわけですよ。浮気なんてダサイ真似は絶対しないけど、来るもの拒まず去る者負わずで、女にはまぁ〜困らない。ワン・ナイトラブとかもそこそここなしてたりして…最短で一週間で別れた!って時なんて、アジ♀はそりゃあ呆れて説教したりしてたんだよ。
matcchao
DONEモブアジ♀前提クロアジ♀妄想語り。暗い。S2Ep6.あのキスを最後に、すれ違ったまま転生した二人。
PTSDのある方はフラッシュバックの可能性がある描写がございます。くれぐれも御注意下さい。
成人済みの方はyesでどうぞ。 5494
ゆゆゆ
DOODLEクロアジ!!クロウリーさんには素直にしたいって言えないアジラフェルにイライラムラムラしていただきたい。この後すまたとかして焦らして欲しいです。R-15程度です。パスワード:いつから友だちだ?数字四桁
password:How long have we been friends?Four numbers. 2
たかせ ゆうこ (結湖)
DOODLERTの早い5人に落書き投げつける見た人も強制でやるくらげぼんさんから、クロアジとリクをいただきまして、ガッツリ描いたら、ちょっとそれな感じになってしまったので、ワンクッション。
NANGIgogo
DONEクロアジ絵描きが小説を書いたら誰がどれを書いたのか分かるのか!?という企画です!参加者は以下の四名です。ぜひ推理してみてください♩
(五十音順)
青米 @O2G_brbr
助けて @b6_sxj
NANGI @NANGIgogo
にゃぴ @nyp_bstt213
※最後のページに答えがあります 24
ユキオミ
INFO祝クロアジwebオンリー🎉『雨上がりのワルツ』2024.04.28
ネットプリント(ローソン・ファミマ)
シール印刷でもどうぞ。
番号 BC9QBJ29ZN
2枚目はQRコードですので宜しければご利用ください。 2
千図(chizu)
DONEクロアジ中にケルビム開眼しちゃった👼👿「天使様、眼 が開いてるぞ」
👼「ッ、え、あっ!す、すまない・・・!閉じておく・・・っひ、あっ!」
👿「いい、俺が閉じておくから・・・感じていてくれ。」
↑18? (yes or no)
ink
PASTクロアジ本「眩いだけでは知れぬものを」の特典としてつけたペーパーの小話ですgood day for you(あなたのためのよきひ)ここ最近晴れの日ばかりが続いて、曖昧な空が売りのこの街もついに気分が変わってしまったんじゃないかと思う。そうなったのは街を歩くやつらも同じで、こぞって家族で外に出かけたり、犬と散歩に出かけたりしている。気にくわない。俺はあの、アッシュグレーの分厚い不愛想な老人のような天気を愛していたのに。
「最近晴れない顔をしているね」
「〝晴れない〟だって? そうだよ天使さん。
俺は曇天を愛しているからな。今にも俄か雨の降りそうな空がいちばん好きだ」
書き物机に乗っているインク瓶を手に取り、底を無意味に覗く。黒く荒れた海を思い出した。そう、俺はモーセの十戒を傍から見て、雨に打たれた時から獰猛な空が好きなんだ。天使は抱えていた本を棚に戻し、ぐるりと俺の周りを一周してから、もったいぶったように話し出した。
1201「最近晴れない顔をしているね」
「〝晴れない〟だって? そうだよ天使さん。
俺は曇天を愛しているからな。今にも俄か雨の降りそうな空がいちばん好きだ」
書き物机に乗っているインク瓶を手に取り、底を無意味に覗く。黒く荒れた海を思い出した。そう、俺はモーセの十戒を傍から見て、雨に打たれた時から獰猛な空が好きなんだ。天使は抱えていた本を棚に戻し、ぐるりと俺の周りを一周してから、もったいぶったように話し出した。
なりひさ
DOODLEクロアジ馬鹿げている クロウリーにとって最悪の日となった。アジラフェルが天国へと行ってしまったからだ。
もし人間がこう聞いたなら、気の毒そうな表情を浮かべて、そっと肩に温かな手を置いて励まそうとするだろう。気を落とさないで、とか何とか言いながら。
だがアジラフェルは天使であるから、それも追放された天使だから、天国へと帰れることを喜んでいた。それはもう、ここ千年間どころか一億年でも見たことがないくらいの喜びようだった。そしてその喜びをクロウリーと分かち合えると信じきっていた。
あの天使はクロウリーが天使に戻りたいのだと、本気で思い込んでいるのだ。それはもう心から、本気で、信じきっている。そこにクロウリーの言葉は届かないのだ。
900もし人間がこう聞いたなら、気の毒そうな表情を浮かべて、そっと肩に温かな手を置いて励まそうとするだろう。気を落とさないで、とか何とか言いながら。
だがアジラフェルは天使であるから、それも追放された天使だから、天国へと帰れることを喜んでいた。それはもう、ここ千年間どころか一億年でも見たことがないくらいの喜びようだった。そしてその喜びをクロウリーと分かち合えると信じきっていた。
あの天使はクロウリーが天使に戻りたいのだと、本気で思い込んでいるのだ。それはもう心から、本気で、信じきっている。そこにクロウリーの言葉は届かないのだ。