ユキオミ
INFO祝クロアジwebオンリー🎉『雨上がりのワルツ』2024.04.28
ネットプリント(ローソン・ファミマ)
シール印刷でもどうぞ。
番号 BC9QBJ29ZN
2枚目はQRコードですので宜しければご利用ください。 2
千図(chizu)
DONEクロアジ中にケルビム開眼しちゃった👼👿「天使様、眼 が開いてるぞ」
👼「ッ、え、あっ!す、すまない・・・!閉じておく・・・っひ、あっ!」
👿「いい、俺が閉じておくから・・・感じていてくれ。」
↑18? (yes or no)
ink
PASTクロアジ本「眩いだけでは知れぬものを」の特典としてつけたペーパーの小話ですgood day for you(あなたのためのよきひ)ここ最近晴れの日ばかりが続いて、曖昧な空が売りのこの街もついに気分が変わってしまったんじゃないかと思う。そうなったのは街を歩くやつらも同じで、こぞって家族で外に出かけたり、犬と散歩に出かけたりしている。気にくわない。俺はあの、アッシュグレーの分厚い不愛想な老人のような天気を愛していたのに。
「最近晴れない顔をしているね」
「〝晴れない〟だって? そうだよ天使さん。
俺は曇天を愛しているからな。今にも俄か雨の降りそうな空がいちばん好きだ」
書き物机に乗っているインク瓶を手に取り、底を無意味に覗く。黒く荒れた海を思い出した。そう、俺はモーセの十戒を傍から見て、雨に打たれた時から獰猛な空が好きなんだ。天使は抱えていた本を棚に戻し、ぐるりと俺の周りを一周してから、もったいぶったように話し出した。
1201「最近晴れない顔をしているね」
「〝晴れない〟だって? そうだよ天使さん。
俺は曇天を愛しているからな。今にも俄か雨の降りそうな空がいちばん好きだ」
書き物机に乗っているインク瓶を手に取り、底を無意味に覗く。黒く荒れた海を思い出した。そう、俺はモーセの十戒を傍から見て、雨に打たれた時から獰猛な空が好きなんだ。天使は抱えていた本を棚に戻し、ぐるりと俺の周りを一周してから、もったいぶったように話し出した。
なりひさ
DOODLEクロアジ馬鹿げている クロウリーにとって最悪の日となった。アジラフェルが天国へと行ってしまったからだ。
もし人間がこう聞いたなら、気の毒そうな表情を浮かべて、そっと肩に温かな手を置いて励まそうとするだろう。気を落とさないで、とか何とか言いながら。
だがアジラフェルは天使であるから、それも追放された天使だから、天国へと帰れることを喜んでいた。それはもう、ここ千年間どころか一億年でも見たことがないくらいの喜びようだった。そしてその喜びをクロウリーと分かち合えると信じきっていた。
あの天使はクロウリーが天使に戻りたいのだと、本気で思い込んでいるのだ。それはもう心から、本気で、信じきっている。そこにクロウリーの言葉は届かないのだ。
900もし人間がこう聞いたなら、気の毒そうな表情を浮かべて、そっと肩に温かな手を置いて励まそうとするだろう。気を落とさないで、とか何とか言いながら。
だがアジラフェルは天使であるから、それも追放された天使だから、天国へと帰れることを喜んでいた。それはもう、ここ千年間どころか一億年でも見たことがないくらいの喜びようだった。そしてその喜びをクロウリーと分かち合えると信じきっていた。
あの天使はクロウリーが天使に戻りたいのだと、本気で思い込んでいるのだ。それはもう心から、本気で、信じきっている。そこにクロウリーの言葉は届かないのだ。
ink
INFO10/21のMP43で発行予定「眩いだけでは知れぬものを」(クロアジ/全年齢本)に収録する書き下ろしの一部です。この話を含め書き下ろし3本、Xに載せた話1本、pixivに載せている2本を合わせた計6本をまとめた短編集になります。
詳しくはまたイベントが近くなった際にXやpixivで告知します。 1546
もちねこ
DONES2の最終話後のクロウリーの独白。本編未視聴の方にはオススメしません。
裏テーマは「お前が孤独でなければいいなんて、嘘でも言ってやれない」です。
PWは例の数字+例の英字です(計6字) 4
エース
DOODLEGO クロアジ(クロ+アジのつもり) モブ少女目線 天使さまのお話。S1だけしか見てない人間が書いている。何せS2がヤバそうで、観たら書けなくなってしまっかもしれないと感じたので。
瞳の先の天使さま 少女は男に尋ねた。あそこのベンチで待っている彼はあなたの天使さまなの? と。
すると男は一瞬言葉に詰まり、それから少女にどうしてそう思ったのか尋ねてきた。それに対して少女は、この年頃の少女にありがちな、文章があっちへこっちへと、まるで公園のリスのように軽快に跳ねさせながら話しただした。
少女は日曜のミサは退屈だから嫌いだった。神父さまのお話は難しくて分からない事が多いし、母は産まれたばかりの弟ばかりを抱っこして少女を一人で長椅子に座らせるので。
少し前までは母の柔らかい膝に抱えてもらい、時にはお話の最中に寝てしまったとしても母の胸にもたれかかれた。だけども今は一人で椅子に座らせられるし、寝ていたら怒られる。
4022すると男は一瞬言葉に詰まり、それから少女にどうしてそう思ったのか尋ねてきた。それに対して少女は、この年頃の少女にありがちな、文章があっちへこっちへと、まるで公園のリスのように軽快に跳ねさせながら話しただした。
少女は日曜のミサは退屈だから嫌いだった。神父さまのお話は難しくて分からない事が多いし、母は産まれたばかりの弟ばかりを抱っこして少女を一人で長椅子に座らせるので。
少し前までは母の柔らかい膝に抱えてもらい、時にはお話の最中に寝てしまったとしても母の胸にもたれかかれた。だけども今は一人で椅子に座らせられるし、寝ていたら怒られる。