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    ロビぐだ♂とヘクマンを書きたい

    เสร็จแล้วそれは誰も知らない、本を閉じた後のお話。

    昔呟いてたロビぐだ♂ファンタジー(元ネタ有り)パラレルを今更小説の形でリメイクしてみたものの最終話。
    てなわけで完結です。長々とありがとうございました。

    ちなみにこのシリーズの全部をまとめた加筆修正版を一冊の文庫本にして今度のインテに持っていく予定です。紙媒体で欲しい方はよろしければ。
    ハッピーエンドは頁の外側で──────復讐を果たした代償のように魔道に堕ち、死ぬことさえ出来なくなった男は、それからの長い時を惰性で生きた。
    妖精達と再び会話を交わせる程度には理性を取り戻したものの、胸の内は冬の湖のように凍りつき、漣さえ立たない。自発的に行動しようとはせず、精々が森を荒そうとする不届き者を追い払ったり、興味本位でやって来る他所からの訪問者をあしらったりする程度。
    このまま在るだけの時間の果てにいつの日か擦り切れて、消滅を迎えるのだろう。その刻限を恩赦と捉えて待ち続けることを化け物は己自身へ科した。巡る季節と深さを増す樹海を他人事として感じ取りながら、摩耗しきるまでただ無為に時間をやり過ごす日々。繰り返しでしかない朝と夜を重ねること幾百年の末。
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    ロビぐだ♂とヘクマンを書きたい

    ความคืบหน้า前以下略。
    プロットを書いた時(三年前)にはまだこの人はいなかったのですが、従妹のリクエストで出すことにしました。
    ロビぐだ♂ファンタジーパラレル 第7話それから、ロビンの“狩り”が始まった。
    やることは獣相手の狩猟とそう変わらない。微かな痕跡から対象の手がかりを得ては追い駆け、追い込み、追い詰める。罠だろうが毒だろうが使えるものは何でも使って、一匹一匹確実に。
    捕らえた魔物は情報を吐かせてから殺した。素直に喋らない個体はその気になるまでいたぶってから殺した。入手した情報をもとにまた次を捕らえ、殺し、捕らえ、殺す。その繰り返し。一匹殺す度に技術は磨かれ、殺意は研がれていった。必要なのは立香の居処であり、倫理観や正義感などではない。血眼になって青年を攫った魔物の本拠地を探した。

    街に降りて人の口から集めた噂や締め上げた下っ端から聞き出した話曰く。例の集団はやはり討伐の残党だった。しかし今では土着の魔物も取り込み中々の数になっているらしい。獣が如き身体能力と人間にも似た狡猾さを悪用し、各地で悪逆を働いてはどこへなりと去っていく。戯れのように人里を襲い、目についたものを略奪する様は山賊と変わりない。今や連中は単なる噂ではなく実在する脅威として周知され始めていた。
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    ロビぐだ♂とヘクマンを書きたい

    ความคืบหน้า前からちま以下略。
    いろんな意味でお久しぶりです。今回は名もなき村娘視点。
    ファンタジーパラレルなロビぐだ♂第4話時は放たれた矢の如し。どれ程波乱に満ちた月日であろうと、逆に特筆すべき出来事のない穏やかな数時間であろうと、過ぎ去ってしまえば瞬きの間と変わらない。
    流浪の狩人だった男が連れ合いを得てから、気付けば数年が経とうとしていた。









    大陸の西側、国と国の境を跨いで広がる大森林。針葉樹が多く茂り鬱蒼とした樹海に、寄り添うようにして佇む集落がある。近辺には他に人里が無い。生きるため住民は身を寄せ合って、ささやかな畑を耕し足らない分は森の恵みに頼った。村の規模に見合った慎ましい暮らしぶり。都の華やかな喧騒も潮騒響く港町の活気とも縁遠い、絵に描いたような田舎の寒村。
    その一角にある農家で娘は産まれた。


    「はぁ……」

    鬱蒼と茂り空を隠す暗緑色の梢。木の根や小石で隆起した足元。湿った落ち葉や下草を踏みつけながら、森を行く娘は溜息を吐いた。革の短靴に包まれた足取りも気分を表して重い。頭上から降ってくる葉擦れの音がやけに耳障りで、村娘は麦藁色の眉をしかめた。
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    ロビぐだ♂とヘクマンを書きたい

    ความคืบหน้า前からちまちま画像で以下略。
    切りどころに迷ったけどまあキリの良さ重視で短いですが纏めました。
    ロビぐだ♂の告白シーンはあと100回くらい書きたいし1000回くらい読みたいですね。
    ファンタジーパラレルなロビぐだ♂第2話「――――――ああ、ロビン!いたいた!」



    名前を教えあった日から、立香は度々森を訪れるようになった。
    彼は街で一番大きな屋敷で働いているらしく、森にまつわる仕事を積極的に引き受けたり、仕事を早く終わらせたりして会いに来ているようだ。
    当初、ロビンは面食らった。今までこうも足繫く誰かに通われた経験がなかったからだ。
    とはいえ、煩わしいなら無視すれば良いだけの話ではある。やろうと思えば一切の痕跡を掴ませず他所の地域へ移ることさえ出来るだろう。その程度やり遂げられるぐらいの経験は積んできた。
    けれど、実行する気にならないのが自分でも不思議だった。立香はロビンが引こうとした予防線を軽々と越えてくる。それなのにどうしてか不快さがないのは、きっと彼がロビンの本当に踏み込んで欲しくない領域にまでは入ってこないからだ。境界の一歩手前からこちらを見つめているかのような距離感はロビンにとって心地好い。
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    ロビぐだ♂とヘクマンを書きたい

    ความคืบหน้า前々からちまちま画像で投稿してたファンタジーパラレルなロビぐだ♂を改めてまとめて投下します。
    私はででにーとグリム童話が大好きなのでそういう要素が過分に含まれます。よろしくね。
    あとこれタイトル募集中なのでよかったら案をくだされ……
    https://marshmallow-qa.com/masakeikotasako?utm_medium=url_text&utm_source=promotion
    ファンタジーパラレルなロビぐだ♂―――物心ついた頃には既に、自分が“はぐれもの”であることを自覚していた。







    その時代、その地域において孤児は然程珍しくない話だ。貧しさで、飢えで、病で、事故で、襲撃で、強奪で、戦争で、様々な原因で人は死んでいく。その時が家族より早いか遅いか、残されるのが誰なのかは、別離の瞬間まで分からない。少なくとも、[[rb:そのうち > 遺された側]]の一人であるロビンはそうだった。
    母は物心つく前に亡くなり、顔すら覚えていない。朧気な記憶にある父親も、十を越す前に喪った。森番として親子二人で暮らしていたロビンは他に頼るあてもなく、そのまま最寄りの村にあった教会に引き取られた。その小さな教会では、神の教えを喧伝し実践する活動の一環として、寄る辺を喪った子供達を養育していたのだ。
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