NARI
DONEお題箱より「王子と弓場」
かっこよい雰囲気にしたかったけど(特に王子が)邪悪になってしまったかな😂
この2人の共闘が本編で見たいな~昔同じ隊だったから今も連携取れます!みたいなのアツい😎
ありがとうございました❤️
NARI
DOODLE『弓場くんは中学生女子がどういうものを喜ぶのかいまいち分かってなくて帯島の誕生日にくそでかいぬいぐるみ🧸とか買っちゃうタイプだと思うどうやって持って帰るんスかコレ、ってトノの素朴な疑問
その日はくそでかい🧸を抱えた強面お兄さんとJCが並んで帰ります(送ってくれる』
ってつぶやきにぶら下げた絵でした
palco_WT
MAIKING神田×弓場https://twitter.com/tsunapal/status/1482615240986886145 のやつ~
気が向いたら続きを書く~
殆んど奇蹟の如き 僥倖、と言ってしまっていいのだろうか。
「……どうした、神田。上の空じゃねェーか」
神田の唇のはざまから、ぬるりとふたりの唾液で濡れそぼった舌を引き出しながら、弓場が熱をこもらせた声で囁く。
「弓場さんの舌が気持ち良過ぎて、ぼんやりしちゃってるだけですよ」
トリオン体の時とは異なり、下がって乱れた前髪の向こうの夜色の瞳が神田を映す。そこある己の間の抜けた姿に、神田は苦笑しそうになる。
ことこの期に及んで未だ、この状況を現実として受容しきれていない己に。
(俺って意外に器が小さかったんだな)
「初めてってェーわけでもねェのに、可愛げのあることを言いやがるな」
くくくと喉を震わせ、弓場は「だったらもう一度だ」と親指を神田の下唇にあてがって、軽く開かせるとぬめる舌を内奥へと忍び入れさせた。
2620「……どうした、神田。上の空じゃねェーか」
神田の唇のはざまから、ぬるりとふたりの唾液で濡れそぼった舌を引き出しながら、弓場が熱をこもらせた声で囁く。
「弓場さんの舌が気持ち良過ぎて、ぼんやりしちゃってるだけですよ」
トリオン体の時とは異なり、下がって乱れた前髪の向こうの夜色の瞳が神田を映す。そこある己の間の抜けた姿に、神田は苦笑しそうになる。
ことこの期に及んで未だ、この状況を現実として受容しきれていない己に。
(俺って意外に器が小さかったんだな)
「初めてってェーわけでもねェのに、可愛げのあることを言いやがるな」
くくくと喉を震わせ、弓場は「だったらもう一度だ」と親指を神田の下唇にあてがって、軽く開かせるとぬめる舌を内奥へと忍び入れさせた。
palco_WT
MOURNING書きつけてたものがあったのでちょこっと手を入れました。これがいっそ恋なら https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=12257813 のエピローグというか、続きになる別の話のプロローグかもって感じ。
約束になんてならない 少し話さねェーか、と本部の廊下を歩く迅に声をかけた時、彼が少しも驚いた様子を見せなかったのは『視えていた』のだろうか。
「ぼんち揚げ、食う?」
本部の屋上で、周囲を取り巻く廃墟になりかかった警戒区域を背に、迅はいつもの《、、、、》人懐こい笑顔を浮かべた。
「ああ」
差し出された揚げ煎餅の袋から、一枚取り出すと弓場は口に放り込んで噛み砕く。弓場は迅とは高校は別だったから知らないが、学校でもそれを持ち歩いていて、教師に取り上げられてもどこからともなく取り出すんだ、と嵐山が笑っていたことを思い出す。
甘めの醤油味が香ばしいそれを飲み下すと、弓場は少し迷って口を開いた。
さしもの弓場とて、差し出口ではないか、と迷わなくもないのだ。だから。
2138「ぼんち揚げ、食う?」
本部の屋上で、周囲を取り巻く廃墟になりかかった警戒区域を背に、迅はいつもの《、、、、》人懐こい笑顔を浮かべた。
「ああ」
差し出された揚げ煎餅の袋から、一枚取り出すと弓場は口に放り込んで噛み砕く。弓場は迅とは高校は別だったから知らないが、学校でもそれを持ち歩いていて、教師に取り上げられてもどこからともなく取り出すんだ、と嵐山が笑っていたことを思い出す。
甘めの醤油味が香ばしいそれを飲み下すと、弓場は少し迷って口を開いた。
さしもの弓場とて、差し出口ではないか、と迷わなくもないのだ。だから。
palco_WT
DONE遠征選抜試験初日の夜。来馬5番隊の二人用寝室にて。神田を送り出しながも見送れない弓場と、いつか鋼を見送るかもしれない来馬と。
涙のゆくえ「若いのに古寺くんはきちんとしてるね。ちゃんと使えるものは使おうとしてて」
閉鎖環境試験初日の夜、話し合いの結果、5番隊の二人部屋の寝室を割り当てられたのは隊長の来馬と弓場だった。
今日の振り返りと、明日の予定の洗い直しをざっとした後、ふと思い出したようにベッドに腰かけた来馬はそう、口にした。
「でも結構まっすぐなアプローチだから、もう少し駆け引きっていうかそういう綾みたいなものを覚えられるといいかもしれないね」
「ッスね。あの調子で諏訪さんあたりに伺ってたんだとしたら、ちったァ痛い目見たかもしれねェーと思います」
「でも、それも経験だからね」
ふふ、と優しげな口元を楽しそうにほころばせた。
試験に於いてはライバルの立場とはいえ、若木が育つのを感じてだろう、来馬は嬉しそうだった
4818閉鎖環境試験初日の夜、話し合いの結果、5番隊の二人部屋の寝室を割り当てられたのは隊長の来馬と弓場だった。
今日の振り返りと、明日の予定の洗い直しをざっとした後、ふと思い出したようにベッドに腰かけた来馬はそう、口にした。
「でも結構まっすぐなアプローチだから、もう少し駆け引きっていうかそういう綾みたいなものを覚えられるといいかもしれないね」
「ッスね。あの調子で諏訪さんあたりに伺ってたんだとしたら、ちったァ痛い目見たかもしれねェーと思います」
「でも、それも経験だからね」
ふふ、と優しげな口元を楽しそうにほころばせた。
試験に於いてはライバルの立場とはいえ、若木が育つのを感じてだろう、来馬は嬉しそうだった