yukky_ah
PAST【触手化あずき×はにゃ】※触手がぬるぬるしてます。
※あずが異形化します。
そのうち続くかもしれないあずはんにゃ🍡🎀触手漫画プロローグ
どっかに載せてたと思ったけど載せてなかったので再掲
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DONE9月お題「櫛」奇しくも明日(9/4)はくしの日、とのことで
つげ櫛 朝の眩しい日差しと鳥たちの囀りで目を覚ました。いつも自分を温めてくれる温もりは既に無く、また起きられなかったか、と少しばかり落胆する。とは言え、温もりの主は本丸の皆の朝餉の準備のために朝が早いのだから仕方のない事ではあるのだが。
どうにも温もりの主こと小豆は、共寝の相手の眠りを邪魔することなく布団から抜け出し、朝の支度をして部屋を出るのが異様に上手なので未だに朝の支度を共にすることは叶わないが、その分美味い朝餉が用意されているのでまぁいいかと思っていた。
布団から抜け出し姿見の前で枕で少しばかりぼさついた、絹の様だと褒めたたえられる銀色の長い髪を愛用の櫛で梳かしていると、不意にパキンッと何かが折れた音がした。何が折れたのかと手に持っていた櫛を見てみれば歯が一本、見事に折れていた。手櫛で髪をさっと梳かせばポロっと折れた櫛の歯が床へと落ちる。
1871どうにも温もりの主こと小豆は、共寝の相手の眠りを邪魔することなく布団から抜け出し、朝の支度をして部屋を出るのが異様に上手なので未だに朝の支度を共にすることは叶わないが、その分美味い朝餉が用意されているのでまぁいいかと思っていた。
布団から抜け出し姿見の前で枕で少しばかりぼさついた、絹の様だと褒めたたえられる銀色の長い髪を愛用の櫛で梳かしていると、不意にパキンッと何かが折れた音がした。何が折れたのかと手に持っていた櫛を見てみれば歯が一本、見事に折れていた。手櫛で髪をさっと梳かせばポロっと折れた櫛の歯が床へと落ちる。
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DONE八月お題「貝殻」で参加させていただきます。夏だ海だ連隊戦だ!夜光貝だ!からの夜光貝と言えば螺鈿細工の材料の一つという連想の元書かせていただきました。調べたら製作キットマジであるらしい。ちょっと欲sゲフンゲフン。
螺鈿 夏の連隊戦が行われている真っただ中、本丸総出で夜光貝集めに駆り出されていた為に中々二振りで過ごす時間が取れずにいた。だが、本日ようやくお互いの出陣予定がなくゆっくり過ごせる時間が取れた。いつも以上に浮かれた気分で大般若の部屋を訪ねた。
「大般若、はいっても?」
「構わないさ。あぁ、でも少し待ってもらえるかな。」
そう言って部屋に迎え入れてくれた大般若の手にはキラリと光る見慣れぬものがあった。
「それは?」
「あぁ、これかい?美しいだろう。万屋街で見つけてね、口説き落として迎え入れたんだ。中々に骨が折れたよ。」
ほら、と見せてくれたのはフクロウの親子を模した螺鈿細工のブローチであった。キラキラと光を反射して輝くそれは確かに美しいもので大般若が気に入るのも良く分かる。愛おしそうな目で「また後でな。」とブローチを箱に仕舞う姿に何故だか胸がもやもやとしたものに覆われる感覚を覚えた。無意識にしかめっ面をしていたのか大般若に眉間を指で押さえられた。
2411「大般若、はいっても?」
「構わないさ。あぁ、でも少し待ってもらえるかな。」
そう言って部屋に迎え入れてくれた大般若の手にはキラリと光る見慣れぬものがあった。
「それは?」
「あぁ、これかい?美しいだろう。万屋街で見つけてね、口説き落として迎え入れたんだ。中々に骨が折れたよ。」
ほら、と見せてくれたのはフクロウの親子を模した螺鈿細工のブローチであった。キラキラと光を反射して輝くそれは確かに美しいもので大般若が気に入るのも良く分かる。愛おしそうな目で「また後でな。」とブローチを箱に仕舞う姿に何故だか胸がもやもやとしたものに覆われる感覚を覚えた。無意識にしかめっ面をしていたのか大般若に眉間を指で押さえられた。
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DONE7月あずはんにゃの日「長光」できみ・あんたとの一年。これからも
きみ・あんたとの一年。これからも、共に 最初に出会ったのは冬。江戸城の報酬でとっくに本丸に顕現していた大般若長光の前に、数々の鍛刀キャンペーンにて惨敗を期した末にシール交換にて小豆長光が顕現することとなった。初めて顔を合わせた時に、頭に駆け巡った感情は一目惚れのそれで
その日から積極的に口説き落としにかかった。ただ、同じ長光の刀であるということだけではなく、その刀身の切れ味、美しさ、力強さは称賛するに値するものだ。だというのに、小豆ときたら俺の口説きをまともに受け取ってもくれないどころか長光としての意識も薄いらしく、自分には大般若長光が兄弟刀であるということがもったいないなんてぬかしやがるものだからより一層アプローチをすると決めた。大般若長光の名に懸けてでもその意識を変えてやる
1802その日から積極的に口説き落としにかかった。ただ、同じ長光の刀であるということだけではなく、その刀身の切れ味、美しさ、力強さは称賛するに値するものだ。だというのに、小豆ときたら俺の口説きをまともに受け取ってもくれないどころか長光としての意識も薄いらしく、自分には大般若長光が兄弟刀であるということがもったいないなんてぬかしやがるものだからより一層アプローチをすると決めた。大般若長光の名に懸けてでもその意識を変えてやる
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DONE五月あずはんにゃの日お題:襲撃
お題お借りしました
※審神者いるよ。他刀剣も出張るよ
守り守られ共にあれ 八つ時も近く、くぅくぅと軽く腹が鳴る。そろそろプロが作っているであろうおやつが出来上がる頃合いかと以前手に入れた戦利品を愛でる手を休め腰を上げた時だった。突然ブーッ、ブーッとけたたましいサイレン音が本丸中に鳴り響く。
「何事だ!?」
慌てて部屋の襖を開ければ結界で守られているはずの本丸内に遡行軍が侵入してきているのが確認できた。
「なっ…。」
突然の出来事に思考が止まりそうになるのをなんとか押しとどめ、本体を持って主人の元へと向かった。その道中で何体か斬り伏せたが、斬り伏せた以上に敵が侵入してきているようで追撃の手は強まるばかりだった。
「大般若君!こっち!」
「悪いっ。」
己を呼ぶ燭台切がいる部屋へ滑り込むような形で入れば、ぴしゃんと襖が閉まって結界が張られる気配がした。一旦、一息をついてから部屋の奥に居る主人へと声をかける。
3017「何事だ!?」
慌てて部屋の襖を開ければ結界で守られているはずの本丸内に遡行軍が侵入してきているのが確認できた。
「なっ…。」
突然の出来事に思考が止まりそうになるのをなんとか押しとどめ、本体を持って主人の元へと向かった。その道中で何体か斬り伏せたが、斬り伏せた以上に敵が侵入してきているようで追撃の手は強まるばかりだった。
「大般若君!こっち!」
「悪いっ。」
己を呼ぶ燭台切がいる部屋へ滑り込むような形で入れば、ぴしゃんと襖が閉まって結界が張られる気配がした。一旦、一息をついてから部屋の奥に居る主人へと声をかける。
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DONEあずはんにゃの日4月お題:微睡み
お題お借りしました
春眠 長く寒い冬を超え、眠っていた生き物が行動を開始し始める春を迎えた。桜を満開にするほどのぽかぽかと温かい日の光が逆に眠気を誘ってくる。くぁと一つ欠伸をし、ごろんと寝ころんだ。
暫くうとうとと微睡んでいれば不意に顔に影がかかる。
「こんなところでねていては、はるになったとはいえ、かぜをひいてしまうよ?」
「んぁ?」
「まったく…かけぶとんはどこだったかな…。」
殆ど寝言のような状態で返事をすれば影の主は起こすことを諦めたらしく、風邪をひかせないように布団を取りに行ったらしい。再び自分に降り注ぐ暖かい日差しに浮上していた意識が沈んでいった。
*
「おやおや…。」
掛け布団を手に、部屋の日当たりが良い場所で微睡んでいた兄弟のところへ戻れば完全に夢の世界へと旅立っていた。布団をかけてやり、隣に座ってぽんぽんとあやす。
908暫くうとうとと微睡んでいれば不意に顔に影がかかる。
「こんなところでねていては、はるになったとはいえ、かぜをひいてしまうよ?」
「んぁ?」
「まったく…かけぶとんはどこだったかな…。」
殆ど寝言のような状態で返事をすれば影の主は起こすことを諦めたらしく、風邪をひかせないように布団を取りに行ったらしい。再び自分に降り注ぐ暖かい日差しに浮上していた意識が沈んでいった。
*
「おやおや…。」
掛け布団を手に、部屋の日当たりが良い場所で微睡んでいた兄弟のところへ戻れば完全に夢の世界へと旅立っていた。布団をかけてやり、隣に座ってぽんぽんとあやす。
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DONEあずはんにゃの日三月お題 遊戯
お題、お借りしました
おあそび 主に頼まれ、蔵の整理をしていた時の事だった
コロンと棚から何かが落ちる
「なんだこれ」
「どうしたんだい、大般若」
拾い上げればそれは、馬の頭を模した小さな細工物で
いつだったか、人の子がこれで遊んでいるの思い出した
「棚からこいつが落ちてきてな。確か、西洋で言うところの将棋の駒だったか」
ほい、と小豆に渡せば興味深そうに頭上に掲げくるくると回しながら観察する
「うまを、もしているのだな」
「ナイトという駒だな。他にも将棋で言う歩兵のようなものとかもある」
「なるほど…」
子供のように目を輝かせながら、やってみたそうにソワソワし始める小豆に可愛さを覚えつつ良いことを思いつく
「後でこいつで遊んでみないか」
「いいのかい?るーるはわからないのだけれど」
1578コロンと棚から何かが落ちる
「なんだこれ」
「どうしたんだい、大般若」
拾い上げればそれは、馬の頭を模した小さな細工物で
いつだったか、人の子がこれで遊んでいるの思い出した
「棚からこいつが落ちてきてな。確か、西洋で言うところの将棋の駒だったか」
ほい、と小豆に渡せば興味深そうに頭上に掲げくるくると回しながら観察する
「うまを、もしているのだな」
「ナイトという駒だな。他にも将棋で言う歩兵のようなものとかもある」
「なるほど…」
子供のように目を輝かせながら、やってみたそうにソワソワし始める小豆に可愛さを覚えつつ良いことを思いつく
「後でこいつで遊んでみないか」
「いいのかい?るーるはわからないのだけれど」
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DONEあずはんにゃの日 お題:花吹雪※しんどい
※自分の解釈盛りだくさん
お題お借りしました
春夢 見事な桜が咲き誇る地で、兄弟で恋刀でもある小豆と共に歩く
暫く進めば、トーハクの仲間が己をを呼ぶ声が聞こえる
今行く、と手を振り返事をして歩を早めた
「げんきでね、どうかしあわせに」
「え?」
不意に聞こえた言葉にバッと後ろを振り向けば花吹雪が強くなり、思わず目を瞑る
再び目を開けたときには、小豆の姿はどこにもなかった
まるで、花吹雪に攫われてしまったかのように
*
「…はんにゃ。大般若!!」
「はっ…」
身体を揺すられ、名を呼ばれ、意識が一気に現実へと戻ってくる
起こしてくれた犯人は件の小豆で、つい先ほど見た光景が夢であったと知る
「夢、か…」
「だいじょうぶかい?だいぶうなされていたよ」
「あ、あぁ…大丈夫、だ」
2561暫く進めば、トーハクの仲間が己をを呼ぶ声が聞こえる
今行く、と手を振り返事をして歩を早めた
「げんきでね、どうかしあわせに」
「え?」
不意に聞こえた言葉にバッと後ろを振り向けば花吹雪が強くなり、思わず目を瞑る
再び目を開けたときには、小豆の姿はどこにもなかった
まるで、花吹雪に攫われてしまったかのように
*
「…はんにゃ。大般若!!」
「はっ…」
身体を揺すられ、名を呼ばれ、意識が一気に現実へと戻ってくる
起こしてくれた犯人は件の小豆で、つい先ほど見た光景が夢であったと知る
「夢、か…」
「だいじょうぶかい?だいぶうなされていたよ」
「あ、あぁ…大丈夫、だ」