ni0407
DONEネイル使って乙くんで遊んでる、えっちなお姉さんの五の話。ネイル 瓶に入っているときは闇のような黒色に見えていたが、実際に塗ってみれば乳白色を含む灰色のようだった。
瓶の中、小さな刷毛にたっぷりと乗せた液体をフチでしごき、余ったものを爪へとのせる。
根本から先端へ。
親指が終われば人差し指へと、順番に。
それは丁寧に、丁寧に、成されていく作業だ。
「動かしちゃだめだよ」
「わかってます。でもどうしたんです? ネイルなんて」
「ん? これ? これね、硝子にもらったんだ」
「……家入先生ですか」
自分でも硬い声が出たことがわかった。
先生のこととなると僕は狭量だ。好きな人が楽しそうにしているのだからそれでいいはずなのに、自分のいない話をされるとどうにも面白くなくて、それを隠すこともできないでいる。
2332瓶の中、小さな刷毛にたっぷりと乗せた液体をフチでしごき、余ったものを爪へとのせる。
根本から先端へ。
親指が終われば人差し指へと、順番に。
それは丁寧に、丁寧に、成されていく作業だ。
「動かしちゃだめだよ」
「わかってます。でもどうしたんです? ネイルなんて」
「ん? これ? これね、硝子にもらったんだ」
「……家入先生ですか」
自分でも硬い声が出たことがわかった。
先生のこととなると僕は狭量だ。好きな人が楽しそうにしているのだからそれでいいはずなのに、自分のいない話をされるとどうにも面白くなくて、それを隠すこともできないでいる。
okusare_YYK
MAIKINGキスの日025。くそ短い。5が元彼の時は好きー!だからもっと愛せー!って無邪気だったのに乙には年上の意地とか可愛げがあったのにかっこよくなってるせいで焦ったりとかしてる自分に焦って欲しい。
そして5が自分に溺れるように仕向けて必死で繋ぎ止めたい乙がいてほしい。
もっと肉付けしたやつは気が向いたら上げます。
passは誕生日を攻め受け順に。 1506
キャリコ
TRAINING朝寝坊教室の鍵を閉めることが多かった。
「それじゃ、お先。また明日な」
「こんぶ~」
「憂太、まだ残るのか?ああ、任務の報告書か。あんまり根詰めるなよ」
かばんを背負って教室を出ていく同級生達の背中を見送る。がらんどうになった教室にオレンジの光が落ちている。西陽で温まった室内は埃とワックスの匂いがしていた。
僕は頬杖をつき、机の表面の、さっき棘くんがが残していったノートの落書きを指で辿る。
「もう少し一緒にいようよ」とは言えなかった。遠慮ではない。毎日そう思っているので、呆れられるのが分かっているからだった。「また明日」……明日になったらまた会えると分かっていても、明日までのたった12時間ぽっちが、僕にとっては長かった。
3979「それじゃ、お先。また明日な」
「こんぶ~」
「憂太、まだ残るのか?ああ、任務の報告書か。あんまり根詰めるなよ」
かばんを背負って教室を出ていく同級生達の背中を見送る。がらんどうになった教室にオレンジの光が落ちている。西陽で温まった室内は埃とワックスの匂いがしていた。
僕は頬杖をつき、机の表面の、さっき棘くんがが残していったノートの落書きを指で辿る。
「もう少し一緒にいようよ」とは言えなかった。遠慮ではない。毎日そう思っているので、呆れられるのが分かっているからだった。「また明日」……明日になったらまた会えると分かっていても、明日までのたった12時間ぽっちが、僕にとっては長かった。