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    イズ@sura

    MAIKING葬炎で触手ちゃん。
    おしりたたき進捗あげ。
    ざっくり最後まで書いてあって、肉付け作業を始めたところです……
    書き終わるころには触手フェスティバルが終わってしまう~(泣)

    この後、触手ちゃんが炎くんにいたずらしに来ます
    二人の間に割り込む触手ちゃん!果たして触手ちゃんは炎くんの心をゲットできるのか!?
    R-18葬炎(予定)




    「人を襲う力を持った動くツルだって?」

     作戦が終了し、指揮車両の中で座席を倒して横になったドクターは、ホットアイマスクをしてくつろぎながらイグゼキュターの報告を聞いていた。だが、ある部分を聞きとがめると、ホットアイマスクを指でずり下げながら、怪訝そうな顔でイグゼキュターを見上げる。
     作戦の顛末を報告していたイグゼキュターは静かに首肯する。彼もつい先ほど作戦を終えたばかりのはずだが、その立ち姿に疲れは見えない。
     ホットアイマスクを外して座席に座り直したドクターに話の続きを促され、イグゼキュターは先ほどまでの任務を思い返しながら口を開いた。

    「はい。逃亡を図ろうとした残党を町はずれの廃屋まで追い詰めたのですが、そこに逃げ込もうとしたターゲットが捕食されました」
    「ほ、捕食……? え、相手は植物だよね?」
    「おそらくは。その廃屋はツルに囲まれていたのですが、残党が近づいた瞬間、その身体にツルが絡みついて、廃屋の内部へ引きずり込まれていきました」
    「ひぇ……なにそのホラー展開」
    「救助しようとして外壁のツルを排除したのですが、廃屋の内壁もうごめくツルで囲 3891

    イズ@sura

    MOURNINGR-18葬炎「———貴方の、その『甘い』声で」のおまけ

    その後の二人。
    たくさん炎客を堪能して満足したイグゼキュターは、ぐったりした炎客を抱き枕にしてうとうと微睡んでいた。
     しかし、炎客に会ったら聞きたいと思っていた件を不意に思い出して、ぱちりと目が覚める。
     

    「……そういえば、炎客に会ったら聞こうと思っていたのですが」
    「……なんだ?」
    「実はロドスを離れている間、なぜか頻繁に胸が苦しくなる症状が現れまして」
    「医療部へ行け……」
    「私もそう思ってラテラーノでメディカルチェックを受けましたが、異常は見つかりませんでした。でも、あまりに何度も胸が苦しくなって焦燥感に襲われるので、こう、拳で胸を押さえて気をまぎらわせていたのですが、何か他に良い手段はありませんか?」
    「なぜ俺がその答えを知っていると思ったのかをまず聞かせて欲しいんだが?」
    「貴方が私の知らないことを多く知っているからです、炎客」
    「買いかぶり過ぎだ。大体胸が苦しくなるってどんな時に」
    「貴方のことを思う度に胸が苦しくなるのです」
    「……」
    「具体的に姿を思い浮かべようとすると、さらに焦燥感まで追加されて……でも、貴方を思うことを止められないんです」
    「……」
    「これからも指名依頼が来る 1390

    イズ@sura

    MAIKING葬炎「にゃんこ風邪」のかきかけ……2月22日用に書いていたのにもう3月ああああああ

    猫耳尻尾が生えた葬炎のピュアなラブいちゃを目指したはずが、文を書き直すたびにどんどんエロ導入にしか感じられなくなっていく不思議……
    これは、葬さんが炎くんへ猫っぽいにゃんにゃんするためにと付けた先生役が、ノリノリなドクターなのが悪かったのかもしれない……と、今思いました
    葬炎「にゃんこ風邪」




     ドアの開く電子音が鳴り、手に書類を携えた一人のサンクタ人が姿を現した。
    執務室で一人、机に向かっていたドクターは顔を上げる。

    「ドクター。おはようございます」
    「ああ、おはよう。イグゼキュター……それが例の?」
    「はい、そうです」

     昨夜、作戦任務から帰還した秘書であるこの男から、任務後にとある問題が発生したとの一報は受けていた。その件で今朝は医療部に立ち寄ってから執務室へ来るとも聞いている。 

     発生した問題を知っていたドクターだったが、思わず彼の身体を上から下までまじまじと見つめてしまった。
     すっと背筋を伸ばして無表情に立つその姿だけを見れば、いつもと変わらないように見える。
     ———彼の頭と尾てい骨に発生した二つの異変がなければ。

    「私が秘書業務から外れている間に、何か問題はありましたか?」
    「こちらは大丈夫だったよ。ありがとう。それより、私は君の方が気になって仕方がないんだが……どうしたんだい、それは?」

     平常通り接してくるイグゼキュターに、ドクターはそわそわしながら尋ねる。
     ドクターは、イグゼキュターの頭上でピクピクと動く三角形 1957

    イズ@sura

    MOURNING葬炎「クリスマスの後で」

    クリスマスの翌日12月26日の朝、寝ていた炎客はイグゼキュターに起こされる。
    彼は炎客に渡したいものがあるようだが……


    クリスマスなので仲のいい二人が見たかった……🤦
    葬炎「クリスマスの後で」
      



    「炎客、起きてください」

     なかなか目を覚まさない炎客の体を、イグゼキュターは優しく揺すった。

    「……ん?」

     イグゼキュターが再び体を揺らすと、炎客はゆっくりと目を開けた。
     そして、彼の顔を覗き込むイグゼキュターの整った綺麗な顔を眠そうな目で見上げる。

     晴れた日の空。
     水色よりもさらに薄い澄んだ色の瞳が、炎客の顔を映し出していた。

     炎客は声を出そうとして顔をしかめる。
     彼の声は嗄れていて、いつものように話すことができなかった。
     昨日の行為で声を出しすぎたせいだろうと、ため息をつく。
     いつものように話すのをあきらめた炎客は、小声でささやくようにイグゼキュターへ声をかけた。

    「……どうした?」
    「サンタクロースが来ました」
    「は?」
    「サンタクロースが来ました」
    「違う。聞こえなかったわけじゃない。そのサンタクロースっていうのは……」

     炎客が気だるい体を起こしてイグゼキュターを見ると、彼は白いファーやボンボンがあしらわれた赤い上下の衣装……いわゆるサンタクロースの格好をしていた。
     サンクタなのでさすがに帽子は被っては 1782

    イズ@sura

    MOURNING葬炎「守護銃」

    サンクタとサルカズの種族的確執……おいしい……。
    そんな気持ちから勢いだけで書いた葬炎。
    葬炎「守護銃」 




    「貴方の持つ時計は正統な相続人がいます。こちらに渡していただけませんか」
    「ハッ、俺が手にいれたものを返せとは、随分傲慢なことを言う」
    「貴方がそれを非正規の手段で手にいれたことは調べがついています」
    「非正規の手段、ねぇ。サルカズの傭兵に説教でもするつもりか?」
    「説教ではありません。私は執行人。法を執行するのが執行人の務めです。その務めを果たしているにすぎません」
    「法ねぇ」

     そう言って、彼はニヤリと笑みを浮かべた。
     そして、腰にさした刀の柄に手をかけ、見せつけるように鯉口を切る。

    「そんなに欲しいなら俺から奪えよ、執行人」 

     高まる炎客の闘争心に呼応するかのように、鞘から顔を出した刀の鋼がキラリと光った。

    「でないと、俺がお前の守護銃を奪うことになるぞ」

    ※※※※※

    「炎客」

     先にシャワーを浴びて、ベッドに横になっていたら、いつの間にかうとうとしていたらしい。

     出会った頃の、懐かしい夢を見ていた。

     声をかけられて目を開ければ、整った顔の男が見下ろしてきていた。
     頭上には黒いサンクタの輪、背中にも同色の硬質な羽。
     
     服を 1090