riku329_ff
ArtSummary20222022年にTwitterに投げていた落書きと2021年から気に入ってるものから少しまとめました。大体いちゃいちゃしています…が、昔の方が兄上の押しが強そうで面白いですね…
🐉🐈⬛AUとか座pとかごちゃまぜです
最後は振り返るテンプレをお借りして作った2022年のまとめです。
漫画を含めるとコンスタントに描いてて驚きました…2023年は短めの漫画もっと描きたいです!
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9293Kaku
DONEギリギリ間に合いました!ヽ(^o^)丿目玉焼き戦争 藍渙と喧嘩した。
原因は我ながらくだらない、目玉焼きに何をかけるか——馬鹿だ。自分でも馬鹿だと思う。そんなもの、醤油でも塩でも砂糖でも、好きにすればいいじゃないか——今なら冷静にそう言えるけれど。
今朝の俺は、どうかしていたんだ。
そもそもタイミングが悪かった。ただでさえ忙しい仕事に決算月が重なって、おまけに部下が大きなポカをやらかして尻ぬぐいする羽目になった。おかげでこの一週間、帰宅は連日深夜近くだ。
一緒に暮らしている恋人は夜に弱いから帰った時にはもう寝ている——藍渙は起きて待っていると言い張ったが、初日に食卓で寝ぼけてスープに顔を突っ込みそうになったので、待たなくていいと俺から言った。
ただいまと告げても返事の無い部屋は、家族を早くに亡くした俺には確かに少し辛い。それでも灯りは灯ってるし、テーブルには恋人手作りの夕食がラップをかけられて待っている。夜の遅い俺の胃に負担が少ないよう考えられた、野菜中心の煮物やあっさりしたスープ……美味しくないわけじゃないんだけどな……。
8270原因は我ながらくだらない、目玉焼きに何をかけるか——馬鹿だ。自分でも馬鹿だと思う。そんなもの、醤油でも塩でも砂糖でも、好きにすればいいじゃないか——今なら冷静にそう言えるけれど。
今朝の俺は、どうかしていたんだ。
そもそもタイミングが悪かった。ただでさえ忙しい仕事に決算月が重なって、おまけに部下が大きなポカをやらかして尻ぬぐいする羽目になった。おかげでこの一週間、帰宅は連日深夜近くだ。
一緒に暮らしている恋人は夜に弱いから帰った時にはもう寝ている——藍渙は起きて待っていると言い張ったが、初日に食卓で寝ぼけてスープに顔を突っ込みそうになったので、待たなくていいと俺から言った。
ただいまと告げても返事の無い部屋は、家族を早くに亡くした俺には確かに少し辛い。それでも灯りは灯ってるし、テーブルには恋人手作りの夕食がラップをかけられて待っている。夜の遅い俺の胃に負担が少ないよう考えられた、野菜中心の煮物やあっさりしたスープ……美味しくないわけじゃないんだけどな……。
@kaili_nizi
ArtSummary2022曦澄WEBオンリー記念アンソロジーに寄稿させていただいたものです。センチネルバースっぽくしたかったのにこの仕上がり。
(私が描く兄上は江澄にしばられがち。) 8
higura_404
DOODLEあけましておめでとうございましーちょん。年賀状SSです!
ほんのり受け優位を意識してみた!できてる???どうかな???ほんのり過ぎて伝わらないかも!!
年賀状におまけでつけたssです。もう年賀状出すタイミングも終わったと思うので公開しまーす!まぁドバッと見せるような感じでもないかな?相互フォロ限定にしてみましま! 3036
西村ルル
MAIKING江澄の誕生会でうっかり酔った曦臣兄上が公開告白しちゃう話。ちょこちょこ加筆修正しました。
ここまで全年齢です。
⚠️酔う前から兄上が変態気味⚠️
藍曦臣の告白(仮)冬の気配が強まりはじめた、霜月の雲夢。
蓮花塢の修練場では、宗主の誕生日を祝う宴が盛大に行われていた。
蘭陵金氏ほどきらびやかではなく、姑蘇藍氏のように慎ましやかでもない。
ほどよく贅沢で賑やかな宴は、夜どおし盛り上がるだろう。
露天の修練場には大きな卓と長椅子がいくつも並び、卓は豪華な料理や酒で埋め尽くされている。
江氏の門弟たちは、滅多に口にできない美味を全力で堪能していた。
長椅子に腰かけた江晩吟は、そんな彼らを静かに眺めている。
「江宗主……」
一人で杯を傾ける江晩吟に、誰かが背後から声をかけてきた。
振り向くと、そこには藍曦臣がいた。
体裁的に宴の招待状を送っていた事を、江晩吟はすっかり忘れていた。
今日の彼は喪服のような白い衣ではなく、爽やかな淡い水色の衣を纏っている。
5768蓮花塢の修練場では、宗主の誕生日を祝う宴が盛大に行われていた。
蘭陵金氏ほどきらびやかではなく、姑蘇藍氏のように慎ましやかでもない。
ほどよく贅沢で賑やかな宴は、夜どおし盛り上がるだろう。
露天の修練場には大きな卓と長椅子がいくつも並び、卓は豪華な料理や酒で埋め尽くされている。
江氏の門弟たちは、滅多に口にできない美味を全力で堪能していた。
長椅子に腰かけた江晩吟は、そんな彼らを静かに眺めている。
「江宗主……」
一人で杯を傾ける江晩吟に、誰かが背後から声をかけてきた。
振り向くと、そこには藍曦臣がいた。
体裁的に宴の招待状を送っていた事を、江晩吟はすっかり忘れていた。
今日の彼は喪服のような白い衣ではなく、爽やかな淡い水色の衣を纏っている。
miharu_2
MOURNING2022年01月29-30日曦澄オンリー「その微笑みは有毒につき」ペーパーラリーお題「愛情表現」
江澄に会いたい気持ちが溢れて家規をちょっとだけ破っちゃう兄上の話。
江澄誕間に合いそうにないので再放送😊
只是想見你 -ただ、会いたくて- 事前の伺いを立てることなく、勢いで門前まで来てしまってから、不在である可能性の想定がすっぽりと抜け落ちていたことに今更気付いて、浮ついた考えなしの頭に愕然とした。
非礼である以前に、そもそも多忙なのだ。私的な訪問も何度も予定を摺り合わせ漸く実現するかといった具合なのだから、深く考えずともこうなることは目に見えていたのに。
声を掛ければ中には留守をまもる家僕のひとりぐらいはおそらく居るだろうが、何の言付けがあるでも託す土産があるでもない。他世家の宗主の急な来訪など気を使わせるだけで、家僕にとっては仕事を徒に増やす厄介者でしかあるまい。
(――誰かに会う前に、もう帰ろうか)
ぴったり閉じた門扉を前にしばし思案した後、頭を振りくるり踵を返そうとしたところ、後ろからがしと腕を掴まれた。
1909非礼である以前に、そもそも多忙なのだ。私的な訪問も何度も予定を摺り合わせ漸く実現するかといった具合なのだから、深く考えずともこうなることは目に見えていたのに。
声を掛ければ中には留守をまもる家僕のひとりぐらいはおそらく居るだろうが、何の言付けがあるでも託す土産があるでもない。他世家の宗主の急な来訪など気を使わせるだけで、家僕にとっては仕事を徒に増やす厄介者でしかあるまい。
(――誰かに会う前に、もう帰ろうか)
ぴったり閉じた門扉を前にしばし思案した後、頭を振りくるり踵を返そうとしたところ、後ろからがしと腕を掴まれた。