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    てんていのねこ

    @GL_96nin

    かきちらし供養処
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    てんていのねこ

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    レイチュリのDX3rdパロ書き散らし。
    知恵喰らいと幸運喰らいのレイチュリ。
    🛁はノイマン/ウロボロスの万能型、🦚はモルフェウス/ウロボロスの万能型で、二人でコンビ組むと打ち合わせ無しで戦闘方法とか変えてきそう。

    #レイチュリ
    Ratiorine
    #パロディ
    parody
    #小説
    novel

    欧州某国に本拠地を置く巨大企業スターピースカンパニー。その技術顧問として籍を置く博識学会の天才Dr.レイシオと、戦略投資部の長ダイアモンドの懐刀たる十人のオーヴァードのひとり“アベンチュリン”との仕事が決まった。
    「やあ、“ヌースの愛子”サン。」
    「その名で呼ぶなと伝えたはずだが。」
    「あはは、ごめんね。コードネームで呼ぶのってマナーみたいなもんだろう?癖になっててさ。じゃあ、改めて名乗ろう。僕は同胞喰らいの“アベンチュリン”。カンパニーの技術顧問なら聞いたことあるだろう?僕は他者のレネゲイドを喰らい、己の幸運に変換するオーヴァードだ。人生を台無しにされないよう、気をつけて?」
    「…ウロボロスか。問題ない。」
    「なんだ、知っていたのか。さすが教授。」
    ウロボロス。レネゲイド食いのオーヴァードと称される13番目のシンドローム。近年発見されたそれは模倣に長け、影を操り、他者のオーヴァード能力を霧散させる力を持つ。歴史の浅さ故に未知の部分も多いこのシンドロームに忌避感を持つ者も少なからず存在する。
    「そのウロボロスが発現している貴重なオーヴァードが僕ってわけさ。これも幸運ってやつなのかもしれない。他者を食い潰せるおかげで僕は負けを知らないのさ。」
    「ふん、どうだか。」
    アベンチュリンの言葉にレイシオは鼻白んだ。



    「“ヌースの愛子”は他人の知識を喰む。」
    「レイシオ…?」
    「オーヴァード能力を発現させてから言われ続けた陰口だ。…訂正しよう。僕のブリードは、正しくはクロスブリード。シンドロームはノイマンと……ウロボロスだ。」
    「じゃあ……。」
    「君の幸運喰らいがバカアホマヌケの戯言だと、最初から知っていた。いくら未知のシンドロームとはいえ、サンプルが集まれば証明は容易い。ウロボロスはレネゲイドを喰らうだけのレネゲイドだ。僕の功績は僕自身の研鑽の賜物であり、君の幸運は君自身が引き寄せたものだ。ウロボロスにそんな力はない。
    そもそもノイマン能力自体も『理解の有無に関わらず事象を処理できる能力の獲得』にすぎない。閃いた公式は愚鈍にも理解できるように理屈を噛み砕き、誰にでも再現できるようにしなければならない。僕はそれを怠ったつもりはない。ないのだが…。」
    「……。」
    レイシオの言わんとしていること。アベンチュリンには痛々しい程にわかってしまった。
    レイシオの知恵喰らいも、アベンチュリンの幸運喰らいも、そうあれかしと望む世界が見続けた影絵芝居に過ぎない。
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    のうべ

    Happy New Year一次創作「white memories」のお正月。
    世界観の事情から本編ではお正月ネタはできそうにないので、もしも○○があったら……的なやつです。
    本編は支部や個人サイトに公開してます。

    【簡単な人物紹介】
    ティジ:レリアンという国の王子。好奇心旺盛。
    ルイ:ティジの幼なじみ。ティジのことが好き(ティジはそのことを知らない)
    クルベス:ルイの伯父。城住み込みの医者。
    ジャルア:ティジの父。国王。
    【white memories】お正月「その格好、どうしたんだ?」
    「『着物』って言って東の国の伝統装束なんだって。父さんが外交の時にもらったから着てみろって言ってたんだ」

    ルイの問いかけにティジはその場でくるりと回って答える。因みにここは城に住み込みで働いている医者(ルイの伯父でもある)クルベスの私室だ。部屋の主は席を外している。

    「どうかな?」
    「……うん、まぁ良いと思う」
    首を傾げて感想を求めるその姿に顔を背ける。

    ティジが纏うのは黒の着物に灰色の袴。
    白い髪に赤い瞳という人目を引く容姿には少々コントラストがキツく映ってしまうが、ティジに惚れてしまっているルイには些細なことでしかない。

    「やっぱり、俺には似合ってなかった……かな」
    ルイが顔を反らしたのを、見るにたえなかったかと思いシュン……と肩を落とす。
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    キツキトウ

    DONE2023/8/18
    山の中で笑う。誰にも見られたくないから。

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    お題ガチャ:https://odaibako.net/gacha/8955?id=20b52a0a6442401a96b515b882a609b2
    息抜き書きもの2。
    8/13が怪談の日だったの忘れてて、その日に何か投げれば良かったなと(少し前に呟怖絵また描こうかなと思ってはいた)。季節もの何時も遅刻する人です
    終煙怪奇譚:「山笑」――自分は森や木々の中を歩くのが好きで、ふとした時に山を登り歩く事が多かったのです。
    まぁ、本格的に登る人達のように、そう高い山を登る事は無いのですが。所謂ハイキングに近いのでしょうか。
    基本的には低すぎず、それでいて高すぎない山へ向かい、森の中の空気を楽しむんです。

    その日も知人と共に生きたい場所へ目星をつけ、森の中を進んでは景色を楽しんでいました。
    ただ登りも半分を過ぎ、森深い中を知人から少し離れては進み、疲労を産み始めた身体を感じてはそろそろ沢が見えてくる筈なので、そこで休息を取ろうかと考えていたんです。

    ふと辺りを見回しました。
    淡い色の何かが木々に絡まっているのが見えたんです。
    「何だろうか、自分の知らない植物でも絡んでいるのか」「ああ、絡まっているという事は蔦か何かなのだろうか?」と思いながらも後で知人とそれについて話したり、帰りがけにでもまた確認しながら行けばいいかと一先ず目的の場所まで向かう事にしました。
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