「……」
「……何見てんだ。」
「いやさ、お前と初めて会った時はこんな大きくなかったよなぁって。」
「まだ成長期前だったしな。」
「うん。だからさ、ショウが大きくなったらこんな感じなのかなってずっと思ってたんだよ。」
「……は?お前俺とショウを同じように見てたのか?」
「まぁ初めはね。喋ったらショウはこんな風には育たなかっただろうなって分かったけど。」
「……だからよく頭撫でてきてたのかお前。」
「おう。だってあの頃のアーサーかわいかったもん。」
「チッ」
「舌打ちすんなって。」
「そんな風に思われてたのはくつじょくだ。俺は一目惚れだったんだぞ。」
「……悪かったよ。今は違うからな。」
「当たり前だ。今もそうだって言ったら分からせてやるところだった。」
「お前容赦ねェから嫌だ!!」
「今はちゃんと恋人としてみてくれてるんだろ。」