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    ちょこ

    主に企画参加の交流小説、絵など投稿してます
    よその子さん多め

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    ちょこ

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    エガキナ

    よその子さんお借りしました

    #エガキナ
    postcardinus

    眠りの魔法 光のない目でパソコンの画面を見ながらキーボードを叩く琥珀。ここ連日の没討伐やらで、原稿がほとんど進めれてなかったのだ。編集者は理解があって、最初提示した締め切りより伸ばせると提案してくれたが、その日にちだと向こうが大変なのを分かっていた琥珀は、何とかして原稿を終わらせようと原稿を進めたのが数時間前、終わりが見えない。
     こうして原稿が大変な時は遼貴が琥珀の家に来てお菓子を作ってくれる、現に先ほど来てくれて片手でもつまめるように、と小さめのカップケーキを作ってくれた。どんな対応をしたか覚えてなかったが、琥珀の顔色を見た遼貴の顔が引きつっていたような気がする。
    「あ、あまり無理しないでくださいね」
     そう言って帰った遼貴を見送ったのは何となく覚えている。なぜ記憶があやふやなのか、徹夜してるからだ。寝不足で頭痛を引き起こしてる頭をなんとか我慢し、力の無い手でカップケーキをつかんで食べる。優しい甘さが体に染みる、そう言えば昨日から何か食べた記憶もない。水分も取ったか、と考える。
     既に何本かエナジードリンクを飲んだのだが、それを水分とカウントしないようにと釘を刺されたことがある。

    「はぁ……」
     癒しが欲しい、琥珀は頭を抱える。朝からフレイの頭を撫でたり、リヒトに抱きついたりしたが、二人は邪魔をしては悪いと創の所に言ってしまった。琥珀の部屋にはうさぎのぬいぐるみが置かれており、合間の休憩の時に撫でたりしてる。が、疲れはなかなか癒されない。はっ、と琥珀は保存をする。データが消えていたら自分は恐らくどうにかなる。保存をした時、誰かの気配を感じた。
    「認可作家様は大変だなぁ?」
     後ろから声が聞こえて力なく後ろをむくと、本を片手にサクリがニタニタと笑っていた。琥珀と臨時を組んでいる無免連のサクリは、こうして琥珀の部屋に来ては本を読むのだ。サクリはソファに座って琥珀の様子を笑う、琥珀はじっとサクリを……厳密に言えば、サクリの服の一部であるファーを見ていた。
     すごくもふもふしてそう、琥珀はふらふらと立ち上がるとサクリの方へ向かい───ファーを掴んだ。
    「おい」
    「もふもふ……黒い……うさぎ……かわいい……もふもふ……」

     琥珀がブツブツともはや怨念に近い何かを呟きながらもふ、もふとファーを掴む。触り心地の良いファーを一心不乱に触る。推測だが、リヒトがこの光景を見たら卒倒するだろう。普通だったらサクリは恐ろしい相手のはず、容赦なくファーを掴むなど出来ないはずなのだが、琥珀は恐怖心をどこかに置いていってしまったらしい。
     一方、不機嫌そうに眉を顰めるサクリ。そして何か呟いたかと思うと、琥珀は意識が遠のく感覚に襲われる。
    「……あ、れ……」
     すごく眠い、そう感じたと同時に脇にあったベッドに倒れ込んだ。静かな寝息をたてて寝た琥珀を呆れて睨みつつ、本を数冊手に取ったあと、サクリは少し考えて遼貴に変化した後、琥珀の体に毛布を優しくかけた。
     琥珀は起きない、サクリが魔法をかけたため起きるはずがない。サクリは変化を解いた後、本を数冊持ってから影の中に消えていった。
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    ちょこ

    DONEダミアさんお誕生日小説
    ダミアさんお借りしました!お誕生日おめでとうございます!
    モンブラン「ダミア、お誕生日おめでとうございます」
    「おー! ありがとな!」
     レイフが借りている拠点と言っていい住まいにダミアを呼び、目の前にケーキを出す。ダミアと前もって連絡を取っていたため、こうして呼べたのだ。ケーキはレイフの手作りだ。本当なら、料理も出そうかと言ったのだが、間髪入れずに断られてしまった。今度こそ上手く作れるような気がしたのにな、とレイフは残念そうに思いながらも、ダミアを見た。
    「このケーキ……モンブランか?」
    「そうです、アマロンを使ってます」
    「へー! 王様って呼ばれてるやつじゃん!」
     ダミアは感心したようにケーキを眺めた。アマロン、様々な栗の中で特段に甘い栗の事だ。身も大きいのだが、育てるのが難しく、しかも、大きく育てようと魔力を使うと、すぐに枯れるという性質を持っていた。なので、完全な手作業、時間をかけてゆっくりと育てる。そのため、栗の中の王様、という意味で【アマロン】と呼ばれるのだ。一粒だけでも驚くほどの高額で取引される。その高額さに、一時期偽物のアマロンが出回るほどだった。偽物のアマロンと区別を測るための道具すら開発されるほどに。
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