111strokes111 @111strokes111https://forms.gle/PNTT24wWkQi37D25A何かありましたら。 ☆quiet follow Yell with Emoji Tap the Emoji to send POIPOI 309
111strokes111☆quiet followMAIKING「説明できない」赤クロと青ロレの話です。 #クロロレ chloroethylene 3.遭遇・上 三学級合同の野営訓練が始まった。全ての学生は必ず野営に使う天幕や毛布など資材を運ぶ班、食糧や武器等を運ぶ班、歩兵の班のどれかに入りまずは一人も脱落することなく全員が目的地まで指定された時間帯に到達することを目指す。担当する荷の種類によって進軍速度が変わっていくので編成次第では取り残される班が出てくる。「隊列が前後に伸びすぎないように注意しないといけないのか……」「レオニーさん、僕たちのこと置いていかないでくださいね」 ラファエルと共に天幕を運ぶイグナーツ、ローレンツと共に武器を運ぶレオニーはクロードの見立てが甘かったせいでミルディンで戦死している。まだ髪を伸ばしていないレオニー、まだ髪が少し長めなイグナーツの幼気な姿を見てクロードの心は勝手に傷んだ。「もう一度皆に言っておくが一番乗りを競う訓練じゃあないからな」 出発前クロードは念を押したが記憶通りそれぞれの班は持ち運ばねばならない荷の大きさが理由で進軍速度の違いが生じてしまった。身軽な歩兵がかなり先の地点まで到達し大荷物を抱える資材班との距離は開きつつある。「ヒルダさん、早すぎる!」「えー、でも早く着いて休みたくない?」 クロードは伝令のようにそれぞれの班を走って行き来したがそれも限界がある。歩兵の班の最後尾にいたヒルダに武器の班の責任者を務めていたローレンツが駆け寄って行ったのを見た時は正直助かった、と思った。新兵ほど扱いにくいものはない。 前方でローレンツと彼に呼び出された食糧班の責任者であるリシテアが何やら話し込んでいる。その間、歩兵班は待つように言われたらしく引き離されていた資材班がじりじりと追いついてきた。「クロード、食糧を一食分と訓練用の剣を今ここで全員に配布してはどうだろうか。そうすればこちらの空いた荷車に資材を積める」「足の遅い資材班を置き去りにせずに済みます」 ローレンツは進軍速度を均一にする為に提案したようだがクロードはこの後自分たちが盗賊団から襲撃されると知っている。「荷が増えた歩兵の足も鈍るかもな。よし、そうしよう」 クロードはローレンツ達の提案を快諾したが理由が違った。この後盗賊に襲われるのだから手持ちの武器は少しでも多い方がいい。訓練用の剣は刃が潰してあるがそれでも打撃用の武器にはなる。あの時は備えがない状態で襲撃されても皆生き残っていたが彼らにしてやれることがあるならば全てしてやるのが将来、自分のせいで死ぬ彼らへの手向けだとクロードは思った。 事態はクロードの記憶通りに進み野営地は星空の下、盗賊に襲われていた。槍と剣を使える学生が最前線に立ち魔法や弓に長けた学生が援護している。あの時は気づかなかったが盗賊達は最初から外套を身に付けたガキはどこだ、と叫んでいた。外套は級長の証だ。エーデルガルトは自分を囮にしてまでクロードやディミトリを殺したかったのだろう。クロードのせいで五年間対同盟の先端すら開けなかったのは確かだから気持ちは分からないでもない。あの時は撹乱する為に闇雲に走ったが今のクロードには目指す場所が分かっていた。 帝国領のルミール村まで辿り着けば壊刃とあだ名されたジェラルドが率いる傭兵団がいる。こっそり抜け出し気づいたエーデルガルトと二人きりになると殺害されてしまう可能性が高いのでクロードはディミトリに気付かれるようわざと物音を立てて逃げ出した。 一目散に修道院とは全く違う方へ走っていくクロードに気付いたディミトリとエーデルガルトが追いかけてきた。これでエーデルガルトと二人きりになることはない。盗賊達は目当ての学生がいないことに気づき皆クロード達の方へ向かってきた。空がぼんやりと白み始め村の入り口を見張っていた傭兵に助けを求める。後はジェラルドが出てくるのを待つだけだ。 ディミトリとエーデルガルトが必死に窮状を訴えてくれたのでその間にクロードは息を整えることが出来た。「上手いこと仲間と分断されて多勢に無勢、金どころか命まで盗られるところでしたよ」「その割には随分とのん気な……。ん? その制服……」 しかし記憶と違う現実を目の当たりにしたクロードの心臓は早鐘のように脈打ちその場にいる皆の言葉がよく聞こえない。ジェラルドの側に立っているのはベレスではなくベレトと言う名の息子だった。彼もまたエーデルガルトの手を取るならば強く警戒せねばならない。 ジェラルドとベレトは村に攻め入る盗賊達をあっという間に倒すとその後の展開はクロードの記憶から外れることはなかった。野営地の様子を見に行ってくれた騎兵から残してきた他の学生達が無事であるとの知らせを受けディミトリが微笑む。クロードにとっても初対面であるベレトにディミトリもエーデルガルトも興味津々で二人はまとわりついて離れない。牽制半分からかい半分で彼の好みを問うてみるとパルミラ出身のクロードよりも世間知らずなベレトはベレスとは違いレスター諸侯同盟を選んだ。Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow 111strokes111MAIKING蒼月ルートのクロロレです。「家出息子たちの帰還.16」今回はそれなりにいかがわしいので一応18↑?→y/n 5130 111strokes111MAIKING蒼月ルートのクロロレです。家出息子たちの帰還.15───祖霊や神霊に選ばれて巫者になるものは精神に異常をきたすことが多い。あるはずがないものを見て聞こえないはずの声を聞くうちに日常に支障が生じるのは想像に難くない。だがこうやって祖霊や神霊は巫者候補が他者を二心なく助けられる人物であるかどうか確かめているのだという。選ばれたものが祖霊や神霊の指示に逆らって巫者にならないと今度は家族や飼っている動物の命を奪うのだ─── あの日のディミトリはグレンの断末魔を聞いた。父の首が落ちるところを見た。にも関わらず首謀者の姿だけは見ることが叶わなかった。《許さない、殺す前に手足をもいでやる》あの日以来、死者は毎日ディミトリの耳元で首を捧げよと訴えて来る。名前が分からなければ、顔が分からなければこの手で首を捩じ切ることもできない。だがそんな歯痒い日々は地道な努力とは関係なく終わりを告げた。 2804 111strokes111MAIKING蒼月ルートのクロロレです。家出息子たちの帰還.14───ダスカー人は憑霊状態になった巫者と巫者本人の間に明確な一線を引く。巫者は祖霊と交流するのに欠かせない特殊技能の持ち主であると認めているが、それでも巫者本人は祖霊の入れ物に過ぎないからだ。依頼者は巫者がその身に宿した祖霊にしか用はない。憑霊状態の時には平伏しても巫者本人は人として扱う。(中略)老いや病でその身に祖霊を下ろせなくなった巫者は弟子に地位を譲り、依頼者そして信者としてかつての弟子を相手に平伏すらするのだ─── シルヴァンの副官として儀式に参加しているローレンツは緊張しているのか、ずっと黙っていた。本来なら俗人が入ることを許されない聖域は静謐さに満ちている。軽口を飛ばすのも憚られるような状況で儀式は失敗に終わった。望んだ時に望んだような奇跡は起こらない。 2865 111strokes111MAIKING蒼月ルートのクロロレです。家出息子たちの帰還.13───巫者が祖霊に肉体を明け渡している際は暗闇の中にいるようで周囲で何が起きているのかよく分からないし覚えていられず意識も保てないのだという。辺りを見回す目、物音を聞く耳、思考する頭、言葉を発する口を貸し出していると考えれば納得できる。(中略)言葉と思考は切り離し難いものだ。思考だけがあっても言葉がなければその思考は他者から理解されない。思考と言葉は互いに根源にも結果にもなりうる。思考の限界と言葉の限界は一致しているのだ─── セイロス騎士団は出自を問わない。シャミアのような信徒ではないものも所属しているし、ハンネマンやマヌエラのような帝国出身者も、同盟出身者も王国出身者もいる。だからクロードとディミトリは同じ手法を取っていた。血筋を利用して騎士たちを油断させ、レアの出した箝口令を掻い潜っている。図々しい話だが、女神と教会は無謬だとしても騎士やその実家の面々は俗世間に属しているので責めないでやって欲しいと思う。 1992 111strokes111MAIKING蒼月ルートのクロロレです。家出息子たちの帰還.12───ダスカーでは葬儀を終えた一週間から四週間後に巫者を呼ぶ。巫者は遺族や故人の友人たちの前で死後の世界へ旅立ったばかりの故人の魂を呼び戻し、己の身体に憑依させる。遺族や友人は故人と生前の思い出話をして死後の世界での暮らしぶりを聞き、何かして欲しいことがないか、言い残したことがないかを問う。この場では遺族と死者との口論が起きることも珍しくない。葬儀は死者を悪霊ではなく祖霊にするための儀式で、巫者による呼び戻しは死者個人のために行われる─── 昨日は本当にいい日で、フェリクスとイングリットがそれぞれに踊る姿を見たディミトリはずっと微笑んでいた。彼の伯父であるイーハ公は絶対に認めようとしないが、ディミトリは他人の幸福に喜びを見出す。それなのに続いて欲しい日常は儚い。 1971 111strokes111MAIKING蒼月ルートのクロロレです。家出息子たちの帰還.11───魂の抜けた身体は御者のいない馬車に例えられる。馬はあちこち好き勝手に走り回り、方々にぶつかり馬も傷つく。そのうち御者がいないことに気づいた悪霊が馬車に乗り込む。一方で巫者は御者に例えられる。自らの意思で魂を抜いた身体に精霊を憑依させるからだ。だが巫者の内なる世界で何が起きているのか、は彼らを外部から観察するしかない余所者が客観的に判断するのは不可能だ。─── 日頃は施錠されていて出入りの許されない女神の塔はわざとらしく鍵が外されていた。修道院の粋な計らいだろうか。クロードは少し離れた場所から、散り散りに塔へ向かっては見つからないように出てくる学生たちを眺めた。結果として入れ替え制になっていることに皆が気が付かないのは見つからないように必死だからだろう。意識はお相手に集中しているので前後に誰がいたのか、など考えもしない。 1973 related works aoz_hrpkDOODLEクロロレもセクピスパロしたぞ 4 tairanoperamoriDOODLEDay1 Dance「踊ろうぜ!」ClaurenzWeek2020参加作品 Q.GAME_クロロレ專PASTクロロレ 3枚1.支援Bみたいな話をしているクロロレ2.天刻の拍動用意~(血注意3.従者クロロレ 3 tairanoperamoriDOODLE今更クロロレバレンタイン某会話ツールでディミもエガちゃんも初々しく頬を染めていたのに、クロおまえときたら…でも好き…ってなりましたあえて渡すのはクロの方 4 goodbyemistressDONEその心の名前すら知らない 111strokes111MAIKING「説明できない」赤クロ青ロレの話です。13.誘拐・上 フレンが行方不明になった。クロードとローレンツは誘拐犯がイエリッツァであること、彼が死神騎士でありエーデルガルトの手の者であることを既に知っている。ローレンツが知る過去ではディミトリたちがフレンを見つけクロードが知る過去ではベレスとカスパルがフレンを見つけている。「ではこの時点でベレト…失礼、言い慣れないもので。ベレス先生は現時点で既に教会に不信感を持ち敵対すると決めていた可能性もあるのか」 ローレンツの知るベレトは教会と敵対せずディミトリに寄り添っていたらしい。記憶についての話を他の者に聞かれるわけにいかないので近頃のクロードはヒルダにからかわれる位ローレンツの部屋に入り浸っている。彼の部屋に行けばお茶と茶菓子が出るので夜ふかし前に行くと夜食がわりになってちょうど良かった。「そうでもなければあの状況で親の仇を守ろうとしないと思うんだよな」「だが今、僕たちの学校にいるのはベレト先生だ」 ベレスは戴冠式に参加していたらしいのでそこで何かあった可能性もある。クロードはどうしてもかつての記憶に囚われてしまう。「大手を振って何かを調べる良い機会なのは確 2090 aoz_hrpkDOODLE魔法少女ミル☆ディン 第八話 (クロロレ/ヒュフェ含 後天性女体化)漫画4P 救いも希望もあるんだよっ 4 goodbyemistressTIRED前描いてたやつ mooumoou24DONE互いの過去を見たクロロレ 2 recommended works aoz_hrpkDOODLEクロロレもセクピスパロしたぞ 4 Q.GAME_クロロレ專PAST「為見懷念之物(人)拜訪薔薇園的男人」&「逐漸被提爾狩斯之杖侵蝕的洛廉茲」「バラの庭にいるものと会いに行く男」と「魔杖を使う過ぎローレンツ」「Man going to see what is in the rose garden」&「Lorentz using a magic wand」(google translation) 2 Q.GAME_クロロレ專PASTクロロレ ClaurenzWeek20201.Dance2.Rain3.Modern AU4.Vampire5.Enemies6.Proposal7.Sun and Moon 7 Q.GAME_クロロレ專PAST1.みさわさんのSShttps://twitter.com/sawa338/status/12365714450161950742.ミャコさんのSShttps://twitter.com/miyakowsr/status/12365510043733893123.そらあおさんhttps://twitter.com/s0ra_a0/status/1236619501547843586 3 からかまよDOODLE顔を褒めた時のロレくんの反応 からかまよDOODLE王配ロレくん 111strokes111MAIKING「説明できない」青ロレ赤クロの話です。6.初戦・下 クロードから自分たちを襲った盗賊の討伐が今節の課題だと告げられた皆は初陣だと言って沸き立っていた。金鹿の学級は騎士を目指す平民が目立つ学級で入学以前に領主の嫡子として盗賊討伐を体験している者はクロードとローレンツしかいないらしい。クロードはローレンツの印象よりはるかに慎重で毎日先行したセイロス騎士団がどの方面へ展開していったのか細かく記録をつけ皆に知らせていた。セイロス騎士団に追い込んでもらえるとはいえどこで戦うのかが気になっていたらしい。 出撃当日、支度を整え大広間で待つ皆のところへベレトがやってきた時にはローレンツたちはどこで戦うのか既に分かっていた。「騎士団が敵を追い詰めたそうだね。場所はザナド……赤き谷と呼ばれている」 そう言えばクロードはザナドが候補に上がって以来やたら彼の地についた異名の由来を気にしていた。赤土の土地なのか赤い花でも咲き乱れているのか。土地の異名や古名にはかつてそこで何があったのかが表されていることが多い。土地の環境によっては毒消しが必要になる場合もある。だが先行した騎士団によると特殊な条件は何もない、とのことだった。初陣の者た 2081 111strokes111MAIKING「説明できない」赤クロと青ロレの話です。9.典儀・上 情報には出元と行き先がある。それを見極めずに判断を下すと間違いが起きる。前節、カトリーヌがロナート卿の所持品から見つけた大司教レアの暗殺計画に関する密書は様々な波紋を読んだ。真偽の程は定かではないが対応せねばならない。 謁見の間に呼び出されたベレトから今節の課題を聞いたクロードは教会があの密書をどう判断したのか悟った。今回も彼の記憶と同じく何者かが教会を混乱させる為に作成した偽物であると判断したのだ。そうでなければ士官学校の学生に警備や見回りを担当させないだろう。だがクロードにとっては丁度良かった。賊の狙いが何処であるのか確かめる為という大義名分を得て修道院の敷地内を直接、自由に見て回れる。賊が聖廟の中で何かを探し、奪いに来たがそこでベレスが天帝の剣を手に取り賊を撃退したことをクロードは覚えているのだがだからといって日頃入れない聖廟を直接探る機会を逃したくはなかった。それにロナート卿の叛乱の時と同じくまたクロードたちが当事者になっている。詳しく調査しておいて損はないだろう。 ガルグ=マクにはフォドラの外からやってきた住人がクロード以外にも存在する。自然と祖先を 2082 Q.GAME_クロロレ專DONE出来た!!「闇うごに呪いをかけられる」の一枚(クロロレwebオンリー2021秋企画①参加)満月の夜Hしたくなる呪い(狼人?)+後前、ちょっと時代不明(ただ窓ガラス描きたい("艸"