あの日どうしてか、我慢ならなかった。
ミスタの側から一時も離れまいと、保護者のように彼を守るシュウの姿に眉を顰めた。
なんとなく分かってはいたさ。私のせいであの子が苦しんでいることくらい。伊達に長く生きちゃァいない。シュウの瞳の奥に潜む緩やかな炎、それは悪人を責め立てる者の瞳だった。確かに彼の瞳には覚えがあった。

それは昔昔、遠い昔、それこそ生まれて間もないくらいの鬼子の時のことだ。
食うものもなく、飢えを凌ぐために死体を漁った時、たまたま人の子に見つかってしまった。その子供は穏やかな瞳を一変させ、烈火のごとく目を吊り上げ、俺を罵倒し殴ろうとしてきたのである。
私は生憎と道徳を携えずに生まれたものだから、どうして怒っているのかとんと分からなかった。

【foxakuma】那块地方躲不了雨了1、
一阵冷风携带着英国湿冷雾气里的毛毛细雨吹进房间。Vox眼睛都没睁开，只觉得胳膊冷飕飕的，抬起来抵在额头上，闷着声嘟囔了一句。
“……降温了啊。”


2、
英国的天气总是阴雨连绵的雾气和湿嗒嗒的，空气让整个人都潮了一样，浑身骨架都嘎吱嘎吱作响，好不容易出了个晴天，让人只想瘫软在柔软的懒人沙发上，就这么虚度一天的光阴。
说起来，几个月前英国久违的出了太阳，Vox虽没有如此懒散，到底也是选了个轻松的姿势——几乎完全包裹自己的沙发、一本百读不厌的书，还有一杯永远温热的茶——这些足矣让他在洒下光亮的落地窗前坐一下午。
落日余晖，赤橙夕阳照耀下的书本和骨节分明的大手，原就泛黄的纸页更加温暖，大门就是那个时候推开的。