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    _06212001

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    ニノカゲ♀
    きょぬうの雅ちゃん

    #ニノカゲ♀

    「今日、はっ、しないから!」

    泊まりに来た雅ちゃんが顔を真っ赤にして叫んだかと思えば要領を得ない。
    しない、とはセックスのことだろう。
    しかしそんなことをなぜ言われるのか。

    「分かった」
    「今日、というか、しばらくしない!」
    「……理由を教えてくれないか」
    「っ……!」
    「雅?」
    「お前のせいで…………」
    「俺のせいで?」

    肝心なところが声が小さく聞こえない。
    聞き返した二宮を見上げる雅の瞳には薄らと涙が浮かび、慌てて手を引きソファへ。

    「何かしてしまったか?」
    「……した」
    「すまない。心当たりが浮かばない」
    「二宮が…………から」
    「?」

    聞こえなかったのが伝わってしまったのだろう。
    ギュッと手を握り、二宮を見上げる。

    「二宮が揉むからまたサイズ合わなくなった!」

    揉むから。
    サイズが合わない。

    一体なんのことかと考え、すぐに答えが出た。
    見下ろす雅の制服を押し上げる胸元。

    気にしなくていいと言うべきか。
    サイズが合わなくなったのなら自分が買うべきか。
    混乱しながら巡らす思考。

    「おっきくなった?って言われるのはずい」
    「……」
    「だからしない」
    「分かった」

    したくないというのを無理やりする趣味はない。
    雅の頭を撫でて、落ち着かせつつ、自分がそんなに胸を揉んでたかと反省する。

    そのあと、キスはいいか?とか、抱きしめて眠るのはありかとか、逐一許可を取ろうとするから、
    それもはずいと怒られる二宮。
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