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    鶏斉根

    魔道祖師&陳情令 曦澄

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    鶏斉根

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    『死闘!沢蕪君 VS アマゾン巨大アナコンダ!』

    ネタお借りしました。
    えぇ、もう、なんというか……全て許せるかただけどうぞ。
    しかし私は謝らない!

    #魔道祖師
    GrandmasterOfDemonicCultivation
    #曦澄
    #忘羨
    WangXian

    「さぁ、始まりました!人間と蛇、種族を超えた異次元格闘技、『沢蕪君 VS アマゾン巨大アナコンダ!』です!実況はわたくし魏無羨、解説は清河より聶懐桑氏、特別ゲストに本日のファイター沢蕪君の実弟である藍忘機氏をお招きしております。おふたかた、よろしくお願いします!」
    「お願いしま~す♪」
    「お願い……します」
    「おおっと!ここで自ら奏でるいささか場違いな洞簫の音色とともに上手より現れたのは雲中の美しきゴリラ、姑蘇藍氏宗主の藍曦臣こと沢蕪君!対します下手より南米アマゾンの奥地から去来しました、爬虫綱有鱗目ヘビ亜目ボア科アナコンダ属オオアナコンダのメス、アマンダちゃん!この大歓声にも臆することなく、自慢の鱗を輝かせながら悠々の入場だ!なお事前の計量によりますと、このアマンダちゃん、体長15m、体重はなんと500kg越えとのこと!」
    「オオアナコンダの平均体長は4mから6mだから、規格外のビッグサイズだよ~」
    「さて、聶さん。この仙門百家も大注目の世紀の一戦、どうご覧になりますか?」
    「アナコンダは夜行性だからねぇ。曦臣哥は雲深不知処の就寝時間の亥の刻までに勝負をつけられるかがひとつのポイントだね」
    「……兄上は」
    「あ、藍さん。どうぞ」
    「蛇なぞに、負けない……」
    「はいっ!弟さんからの熱い声援をいただいたところで、カメラをリングに戻しましょう!なお、本日のラウンドボーイは沢蕪君の強い希望により、雲夢江氏の江晩吟氏がつとめております。情報筋によりますと、紫電を振り回しながら激烈拒否られたのを沢蕪君がかっ攫って雲深不知処の自室に閉じ込め、数日かけて口説き落としたとか!」
    「……兄上」
    「うわぁ、カメラのフラッシュえげつなっ。曦臣哥ってば職権乱用というか趣味と実益を兼ねたというか、江兄のこと隠したいのか見せびらかしたいのか……」
    「うっ、うっ、うっ……うぐああああぁぁぁっっ!あああああ阿澄っっ!そ、そ、そんななっなっナマ足出したふふふふしだらな格好、おにーぢゃんは許じまぜんっっ!」
    「魏嬰……落ち着いて?」
    「……あ、うん。え~、ただいま一部音声に乱れがありました。お詫びいたします。さ、気を取り直しまして対戦直前の両者の様子を見てみましょう。まずは沢蕪君、いつもながらのアルカイックスマイル。非常に落ち着いた表情です。一方、アマンダちゃんの表情は……表情、う~ん、ちょっと読み取りづらいですねぇ。いかんせん蛇には瞼がありませんので……」
    「だから目を開けたまま眠るんだよ~」
    「ほぅ、これはちょっとしたトリビアです。と言っているうちに、さぁ、ゴングがなったぁ!まずは両者リング中央で睨みあって相手の出方をうかがう」
    「オオアナコンダは狩りは待ち伏せ型だから、まぁ順当ってとこかな」
    「なお、今回のルールは両者共に素手、特に沢蕪君は自らの法器も封印し、完全に肉体のみのガチンコ対決となっております!力こそパワー!速さこそスピード!」
    「曦臣哥はパワー型だから、スピード勝負になると少し不利かもねぇ」
    「ただ、資料によりますとアナコンダは泳ぎと水中での狩りを得意とし、陸上での動きは鈍い……あっ!アマンダちゃん動いたっ!猛然と襲いかかるっ!速いっ!速いぞっ!量人蛇のようだっ!アナコンダにあるまじき速さっ!」
    「おぉ、さすが記録級。これはアマンダちゃんサイド上手く隠してたねぇ……」
    「先日の記者会見で『アナコンダの生態については調べ尽くした』と語っていた沢蕪君……おぉっと、左腕を取られたぁ!想定を上回るであろうスピードに対応できるかっ?」
    「少しでも胴体で巻きつかれたら後がないよ~」
    「おっ!しかし沢蕪君、取られた腕をうまく返したぞ!背後に周りこんでコブラツイストぉぉぉっ!」
    「アナコンダだけど」
    「アマンダちゃんどうだ?藍家の男の腕力から逃れられるかっ?」
    「ねぇ、ずっと不思議だったんだけどさぁ。毎日あのロバかウサギみたいなメニューで、どうしてあんなガチムキに育つワケ?」
    「それはもう、仙門百家七不思議のひとつと言っても良いでしょう!」
    「……それは……」
    「え?なに?藍湛なにか言った?あっ!外したっ!沢蕪君の腕を外したぞ、アマンダちゃん!その体型が功を奏した!おおっと!ここでゴング!第1ラウンド終了~!さて、ここまでの両者の戦いぶり、ご覧になっていかがでしたか?」
    「アマンダちゃんサイドは情報戦を制したね。次はイメージとのギャップに曦臣哥がどう対処するかが見所だなぁ」
    「藍さんはいかがでしょう?」
    「兄上は……」
    「うぐおおおおぉっっ!ああぁぁあ阿澄っっ!ぞ、ぞ、ぞ、ぞんなヘソ出しとか、おどーさんとおがーさんとおねーぢゃんが草葉の陰で泣いでるぞっっ!」
    「魏嬰、泣かないで……」
    「……あ。ただいま一部音声に乱れがありました。お詫びいたします。さぁ、第2ラウンド開始のゴングが鳴ったぁ!沢蕪君、今度はすぐに動いたぞ!素早く背後に回り込むっ!」
    「やっぱり立て直してきたねぇ、さすがだなぁ~」
    「掴んだっ!アマンダちゃんの尻尾の先端だっ!沢蕪君、引っ張るっ!滾る腹筋っ!迸る上腕筋~っ!」
    「アナコンダは鼻の器官で獲物を感知するから、頭の後ろが死角なんだよ」
    「またまたトリビアのところで、沢蕪君が宙に飛んだぞっ!そして回るっ!でたあぁ~~~っっっ!ジャイアントスイング~~~ぅぅっっっ!500kg超の巨体が宙を舞うっ!飛び交う怒号っ!舞い上がるパイプ椅子っ!砕け散る機材っ!会場内は阿鼻叫喚っ!」
    「……あ。今飛んでったカメラ、すんごく高価いヤツ……」
    「魏嬰、危ない。結界から出ないで」
    「か~ら~の~、仕上げはツームストン・パイルドライバァーーーッッ!効いたっ!これは効いたっ!アマンダちゃん動けないっ!さぁ、カウントが始まったぞっ!ワンッ!ツーッ!……ナインッ!テンッ!アマンダちゃんK.O.~~~ッッッ!沢蕪君勝ったっ!勝ったのは沢蕪君~~っっっ!」
    「……でさぁ。この会場、誰が弁償するんだろうね……」
    「さぁ、勝利者インタビューです!リング上の金如蘭さ~ん!お願いしま~す!」
    「は~い!では、見事勝利をおさめた沢蕪君にお伺いしましょう!おめでとうございます!」
    「ありがとうございます。とても厳しい戦いでしたが、なんとか勝つ事ができました」
    「今回の勝因はどこにあると思いますか?」
    「ひとえに私を支えてくれた皆さんのお陰と、姑蘇藍氏の積み重ねた知識でしょうか。このたび、蔵書閣の有用性を改めて実感しました」
    「未知の相手に対し圧倒的な戦いぶりでしたが、反省点などは?」
    「はい。ただひとつだけ後悔が……阿澄」
    「へ?」
    「己の虚栄心から、貴方の珠のような肌を衆人に曝してしまった……。あぁ、慚愧に堪えない。さぁ、共に姑蘇へと帰りましょう。こんなところ、もう一刻もいてはならない」
    「おい待てっ!このこっぱずかしい格好する代わりに、終わったら『JOJO苑YOU限定』で奢ってくれるって約束したろっ?」
    「和牛など後で私が2頭でも3頭でも絞め殺して焼いてあげますからっ!」
    「ちょっ!藍渙っ!姑蘇藍氏がウソついていいのかっ?!うわああああぁっ!俺のすだれ肩ロース炙り焼4,900円~っっっ!」
    「沢蕪君?え、待ってよ沢蕪君!まだインタビュー途中なんだけどっ?」
    「あ~あ、俵みたいに担がれていっちゃった。安心して?曦臣哥のカードで私が代わりに特選タン塩焼き食べておいてあげるから。江兄、お幸せにね~」
    「あっ、あっ、あああぁぁぁ阿澄っっ!ふ、ふ、ふ、ふ……不純同性交友とかっ、おにーぢゃんは断じで認めまぜんっっ!」
    「魏嬰……私たちも姑蘇に帰ろう?」
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