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    sayutaba18

    @sayutaba18
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    いずレオ短文

    #いずレオ
    izuLeo

    明日世界が終わるとしたら「なぁ、セナ、明日世界が終わるとしたら……どうする?」
    「なにそれ。くだらない」
    「妄想でしか語れないから面白いんだろ? セナはその時何をしてる?」
     どう考えても明日は終わらない。どっかの占い師の大予言が外れたのも、大昔のことのように感じるご時世だ。世界がもし明日終わるとしても、俺に出来ることなんて何一つなくて、どこからともなくヒーローが現れることもなくて、ああ、終わりが来るんだなと思うことくらいである。
    「う~ん。普通に仕事をして、会える人になるべく会って……そうだなぁ。あんたに電話しても、全然繋がらなくて、どこ行ったんだろうって、必死に探して、走って走って探し回ってたらあんたは呑気にその辺で作曲とかしてるの」
    「言えてる」
    「それで、明日世界が終わるんだよ! って言ってるのに『今最後の曲ができそうだから待ってて!』とか言うの」
    「わはは☆ おれっぽい」
    「でそれを俺は隣で待ってて、ああ、こうしてる間にも世界は終わっていくんだなってあんたの後頭部を見ながら考えてるわけ」
    「待っててくれるんだ」
    「そう。で『できた! セナ聞いて!』って言われて最後の曲を聞いて、二人で世界の終わりを迎える。そんな感じかな?」
    「最後がおれと一緒でいいの?」
    「きっと違う場所にいたら、あんたのことが心配で呑気に世界の終わりを迎えられないからねぇ」
    「わっ! 今ので霊感が沸いたから作曲してもいい!?」
    「はいはい、どうぞ」
     いつものように、紙とペンを取り出して鼻歌を唄いながられおくんは作曲し始めた。
     もしこのまま明日世界が終わるのだとしても、あんたと一緒ならまぁいいかなって思ってしまった。
     もちろん、明日も、明後日も、ずっとこの毎日が続いていけば、それはそれで幸せなことなんだけどね。
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    sayutaba18

    DONEクリスマスのいずレオ。今日はクリスマス。骨つきで購入しておいた鶏肉に朝から包丁で切り込みを入れ、皮にフォークを何ヵ所も突き立てて下処理を終えた後、調味液に漬け込んでから仕事へと向かった。
     帰宅後は、ブロッコリーとミニトマトで簡易的なクリスマスツリーに見えるように盛り付けをし、ハムを星形にくりぬいて散りばめた。キャベツ、人参、たまねぎをくたくたになるまで煮たたせたコンソメスープも作ったので、これで今日の野菜摂取量とカロリーも大丈夫だろう。ここでシチュー系をリクエストされていたらカロリーオーバーになるところだった。主食は米かパンか悩んで、折角だからと帰りにパン屋に寄って中が軟らかそうなフランスパンを買った。もちろん既に食べやすい大きさに切り分けてある。オーブンを充分に温め、あとは仕込んでおいた鶏肉を焼けば、ローストチキンの完成だ。
     ……時刻はもうすぐ19時だ。これだけの量を食べるのならば、20時までには食べ終えておきたい。クリスマスだからといって自分を甘やかすほど能天気でもないのだ。ケーキは昨日ユニットでクリスマスパーティーをした時に、わざわざ凛月が焼いてきてくれたものを食べたのだから、本音を言えば今日は軽 2978

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    梅酒美味しい

    DONE何番煎じのギャグです←
    ずっとミュージックの待機時間にアイドル達がわちゃわちゃしてる姿があるだろうなぁと思っていたので書いてみました。
    まずは自分の推しであるSwitch編にしましたが、まだネタがあるので気ままに書いていこうと思います。
    また、ゆくゆくはユニット関係無く絡んでいこうと思います。
    あんさんぶるスターズMusicの読み込みまでの時間
    それは所属するアイドル達にとってはカオス過ぎる時間だった・・・

    カオスな待機時間(Switch編)


    『ーこれからライブを開始します。今から呼ばれるメンバーは、至急用意された衣装を着てステージまで来て下さい。ライブ曲はエメラルドプラネット。サポートメンバーは深海奏汰と守沢千秋。ライブメンバーは・・・』

    夏目「おヤ、僕たちの曲だネ。ライブの構成も僕たちSwitchかナ?」

    『・・・右ポジション、春川宙。』

    夏目「ほらネ。やっぱり僕たちが選ばれる運命ダ。子猫ちゃんも分かっているじゃないカ。」

    『左ポジション、青葉つむぎ。』

    夏目「フフ、久しぶりの3人揃ってのライブだネ。それに免じてセンパイがいる事も多大目に見ようじゃないカ。」

    『最後に、センターポジション・・・』

    夏目「さぁ、その可愛らしい声デ僕の名前を呼んデ。子猫ちゃん。」

    『・・・月永レオ。』

    夏目「・・・ハァ!???ちょっとコレどういう事!??おかしいデショ、このメンバーで僕がセンターじゃないなんテ!!!」

    レオ「わははは!!!!オバちゃんにはるじゃないか! 996

    sayutaba18

    DONE正月はしゃぐいずレオ。「やっほ~セナ! 羽根つきしようよ!」
     そんな小学生みたいなセリフと共に、一月二日、レオが羽子板を持って瀬名家へとやってきた。
    「はぁ? なんで俺があんたと正月早々羽根つきなんてしないといけないわけぇ? ……とりあえず寒いから中に入りなよ」
    「セナ、ありがとう! お邪魔しま~す」
     分厚いダウンを着ている癖に、鼻と頬をリンゴのように真っ赤にしたレオが玄関先に現れたら、何の用かはさておき、暖めてあげないと、なんて思ってしまう訳だ。
     勝手に廊下へと歩み出すレオに「コーヒー入れるから中で待ってて」と声をかけると「はーい!」と返事が聞こえて、瀬名の部屋へと入っていく。
     手早くインスタントコーヒーを入れ、自室へと戻ると、レオはちょこんとテーブルの前に座っていた。
    「はい、コーヒー」
    「ありがと~! あ~温まる……セナの入れてくれたコーヒー……霊感が湧きそう……」
     やれやれと、引き出しからさっとノートとペンを取り出し手渡すと、さらさらとレオは音符を紙に踊らせていく。しばらくそれを眺めながら、瀬名が口を開いた。
    「れおくん何しに来たの? 人の家に作曲しに来たわけじゃないんでしょ~?」
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