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    amor_fati_sora

    @amor_fati_sora

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    POIPOI 22

    amor_fati_sora

    DOODLEぷらいべったーから移動。
    ポイピクで続けようと思います。
    ラスト15行ほど追加してますので、ベッターの方ご覧の方は最後だけ読んでくださっても💦
    ===
    王アグと見せかけてのランアグ導入。アッ君視点。
    アッ君右側にいがち…。
    続くかはちょっとわからないですが、よろしければ…。
    タイトルがあまりにベタなので適当なものを思いついた時点で改題すると思います。
    すみません。
    ※現状全年齢向け
    夢に咲く花_A夕刻に向かおうとしている時間のこと。
    本日の定時報告を言上し終えた私に、陛下が満足げに頷かれた。
    アグラヴェイン、ご苦労であった、というお言葉に一礼し、立ち上がる。

    吹き込んできた涼風に軽く目を細められた陛下が、窓の外に目を向けられた。
    幅を広くとった窓から望める、この居城からゆるやかに下る丘陵、その先に広がる畑、点在する農家。
    わきに伸びる川を渡って先にはささやかながらも市の立つようになった居住地域がある。

    かつての我らが夢であったキャメロット。
    その夢の轍を追うように、私たちはまた我らがアーサー王陛下と、円卓の騎士として現界を果たしていた。
    我らがこの世界に現れる前の戦いによって国が破綻し、幾つもの集落として各地に点在していた民らをまとめ、農耕が、それから商売が成り立つように村や街を、土地を整えていくのは王にも、そして我々にとっても充実した日々であった。
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