ムー(金魚の人) @kingyo_no_hitoSS生産屋 ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji Tap the Emoji to send POIPOI 61
ムー(金魚の人)☆quiet followMOURNINGお題ガチャからネタ出し。ネコ耳メイド服でベッドにやってきたチェズ。すでに五億回抱かれてそうな恥女チェズが暴走しているだけ。♥️注意尻切れトンボです。 Age verification Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow ムー(金魚の人)DONEモクチェズワンライ240204「化粧」で参加です。チェの左目傷跡を隠す完璧な化粧術を見破るモさんのワザ……ドレッサーの鏡越しにモクマと目が合う。今日だけで何度目になるだろうか。チェズレイは嘆息した。 ベッドの縁に腰掛けて足を投げ出している男は、チェズレイの身支度が終わるのを黙って待っている。 他にやることもあるだろうに、モクマはチェズレイの顔面の変化に興味津々のようだ。 数種類のパウダーやジェルを塗り重ねる度にチェズレイの左目に咲いていた醜い徒花は消えていく。元の皮膚と境目が混じり合って肉眼では見分けがつかないところまで完璧にメイクし、チェズレイは振り向いた。 琥珀色の熱い視線へ絡みつく。 チェズレイの顔を眺め、モクマの眦が柔らかく下がった。 「や〜、何度見ても素敵だ。キズがあるなんてここからじゃちっとも分からんよ」 926 ムー(金魚の人)REHABILI新年初書きモクチェズ。マジェ後〜新年までモさんの母がいる南の島へ行ったと信じて。あの🌴背景はそうだろ、そうだと言ってくれいや答え合わせはいいです嗅がせで十分です。今年もバデミ公式に情緒を乱される〜!「さて、チェズレイさんや。これから俺たち何処へ行くんだっけ?」 五つ星ホテルで行われた歌姫スイのクリスマスショーを終え、慕わしきヒーローズと別れを済ませたモクマとチェズレイは、エリントンの空港ロビーに立っていた。 モクマは2人分のスーツケースを転がしながら、横に並ぶ美丈夫へ話しかける。 チェズレイは艷やかな髪を後ろへ靡かせ、口を開いた。 「南へ行こうかと」 モクマの視界に長方形の紙片が飛び込んで来た。これから乗る飛行機のチケットだ。 「へえ、暖かくていいね…………ん?」 モクマは目を見開いた。 見慣れてきた『ファーストクラス』表記の上、行き先空港の名に見覚えがあった。 そこは穏やかな南の島にある空港。一年前、モクマはチェズレイとそこで三週間滞在したことがある。長年凝り固まって氷解せずにいたわだかまりを溶かすため、そして、相棒の傷を癒やすために。 3141 ムー(金魚の人)DONEモクチェズワンライ0917「暗躍」で参加です。ルクと通話するモクチェズ。『モクマさん、チェズレイ、こんばんは!あれ、でもそっちは陽が差してるみたいだから、こんにちは、かな?それとも、おはようございます?』 タブレット画面いっぱいに映されたルークの顔が、右に左に揺れ動く。些細なことで頭を悩ませているボスの愛おしい様子に、モクマとチェズレイは頬を緩めた。 「おはようございますこんにちはこんばんは、ボス」 「ははは、攪乱させとる。こんにちは、ルーク。こっちはお昼になったばかりだよ」 モクマがひらひらと手を振る。根城にしているホテルの窓から注ぐ陽射しが、モクマの手を白く照らしていた。 モクマたちがいる国はルークのいるエリントンとは半日の時差がある。ここは昼時だが、エリントンは深夜だ。 1156 ムー(金魚の人)DOODLEモクチェズと釣りとラジオの話。モクマは湾岸埠頭の釣り場に腰を下ろした。背中に背負った釣り竿とクーラーボックスもコンクリートの地面に寝かせる。 「そいつはクーラーボックスの上に頼むよ」 モクマは隣に立つ相方へ声をかけた。 日傘の下でツバの大きい帽子を被った美人さんが、卓上ラジオを手に立ち尽くしている。釣り場ではなかなかお目にかかれない光景だ。 遠くで釣り糸を垂らしている男が、こちらをチラチラ伺っている気配がする。男の頭の中では、灰色頭のくたびれおじさんと日傘の長髪美人さんの組み合わせがどんな関係に邪推されていることだろう。 軽薄な視線を感じ取ってるだろうに、当の本人は涼やかな顔をしていた。チェズレイは炎天下でも汗ひとつかかない。ここまで歩いてきてタオルに濃い染みを作っているモクマとは真反対だ。 2511 ムー(金魚の人)DONEモクチェズワンライ0716「歌」です。ドラマCD EOP後時空。※ドラマCD EOP後時空 セーフハウスのリビングで、覚えのない書類が置き去りにされているのを見つけてモクマは足を止めた。 相棒の手で今朝磨かれたばかりのガラステーブルは、不思議そうな顔をしているモクマの表情を映しだす。その顔の隣に白い紙が何枚か置かれていた。 楽譜だ。印字された五本の罫線が数段のブロックに分かれ、その上に鉛筆で音符が書かれている。チェズレイの手によるものだろう。 楽譜は3枚あった。 音楽知識に乏しいモクマには、その音符がどんな音を奏でるか想像出来ない。 眺めていると、だんだん、いろんな形のオタマジャクシが五線譜の川を泳いでいる様子に見えてきた。2つの音符の間を走る丸い線が、まるでオタマジャクシが川を跳ねる様子を表しているよう。モクマは自分の想像の朗らかさにくすりと微笑んだ。 2263 ムー(金魚の人)DONEモクチェズワンライ0709「太陽」で参加です。モさんの熱視線に灼かれるチェの話。照射される熱に肌を焼かれる。 白光の下に晒された肌が熱を帯び始める。 真っ白な雪原の上に淡いピンク色の華が咲き乱れる。首筋を走り撫でる珠雫の汗は華の露に似ている。 熱せられた空気が肺から押し上げられ、喉を駆け抜け、浅い呼吸となってチェズレイの口から飛び出る。 興奮と高揚が形になった吐息がチェズレイの前髪を揺らした。 目視では決して捉えられない不可視の光が白い肌に惜しげもなく注がれる。 それを防ぐ術はない。 身を覆う布はすべて取り去った。もちろん、己の意思で。 今日、「太陽」に肌を晒すのは2回目だと言ったら、モクマはどんな顔をするだろうか―― 茹だった頭で夢想する。 日中、チェズレイはモクマと共にプライベートビーチへ降り立った。 1745