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    xxYnYnYnxx

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    👹🦊(ホテルマン☓ブライダルコーディネーター)

    👹♂、🦊♀、👟♀、🖋♀、🦁♂

    #FoxAkuma
    #女体化
    feminization
    #パロディー
    parody

    狐の嫁入り(仮)ブライダル業界で忙しいのは、何もジューンブライドの絡む6月だけじゃない。定期的に開催されるブライダルフェアには、未来の花嫁と花婿が、幸せオーラ満開で沢山やって来る。此処、Luxiem Hotelだって、その中のひとつだ。Luxiem Hotelはブライダルに関しては一流とも言われる程、衣装、演出、料理、その他諸々、精鋭のブライダルコーディネーターが提案をしてくれる。そのブライダルコーディネーターというのが、

    「一生に一度の事なんだから、演出や音楽も好きな風に出来るよ!ヘビメタだって平気平気!」

    このMysta Riasと、

    「もし御両親の目が気になるようでしたら、披露宴はスタンダードな曲目にして、友人のみの二次会で好きな曲を流す手もありますよ」

    闇ノシュウである。

    相談カウンターに席を並べている此の二人は、異母姉妹という奴で、今はブライダル業を引退した父の影響を受けて、揃って此処でブライダルコーディネーターとして働いている。新郎新婦には好きなように披露宴をして欲しいMystaと、料金や双方の招待規模、両親の目などを考慮してプラン提案するシュウが、歯車が噛み合うかのように新郎新婦の願いを聞き入れてくれる。

    「Mysta、ちょっとの間一人だけど大丈夫?」
    「ヘーキヘーキ!それよりシュウはお客様をご案内して。そろそろ模擬披露宴も始まるし。」
    「ん、行ってくるね。」

    会場の規模が知りたいと言う新郎新婦に、大宴・中宴・小宴の会場を案内しにいったシュウ。相談カウンターも、模擬披露宴の時間が近付くと暇になってきた。Mystaは欠伸をしようと口を開けるも、そこに現れたのが、このホテルの幹部とも言える存在、

    「こら、お客様の前で欠伸なんぞ見せるものじゃないよ」

    Vox Akumaだ。

    「Daddy、」
    「此処ではその呼び方はやめなさい」

    MystaはVoxの事を、何故だがDaddyと呼ぶ。その包容力故か否か、真相は姉妹のシュウにも解らない。

    「今日の模擬披露宴の新郎役Voxでしょ?衣装室で新婦役のIkeが待ってるよ。ウェディングドレスの試着体験時間はもう一旦切ってるだろうし。」

    IkeはVoxの古い友人で、衣装室に勤めるホテルきっての美人コーディネーターだ。今日の模擬披露宴では、新郎Vox、新婦Ikeで一風変わった披露宴、ゴシックをテーマにした、黒基調の模擬披露宴をやる予定。………だった。

    「それが、」
    「???」
    「Ikeが体調を崩してしまってね。試着体験会の後、トイレに籠もってるみたいなんだ。」
    「マジ!?どうすんの、代わりに…Lucaは?アイツなら、」
    「Lucaは今日の演出担当だろう。もう音響照明ブースにスタンバってる。」
    「じゃあシュウを呼んで、」
    「お客様対応中だろうシュウは。…ところでMysta、今手は空いてるかな?…空いてるよな。行くぞ!」
    「え、ちょ、待っ!わー!」

    悲鳴。そして、衣装室。

    あれよあれよと衣装室のスタッフに着替えをさせられて、ウェディングドレスに身を包んだMysta。そして、準備万端のVox。態とらしく腹を擦りながら戻ってきたIkeの絶賛に、これが仕組まれていた事だと今更知る。そろそろ模擬披露宴が始まる時間だ。

    「さあ、行こうかHoney」
    「……ばかDarling」

    会場の扉が開いて降り注ぐスポットライト。
    Mystaを支え先導するように、Voxが高砂に進む。
    それを音響照明をノリノリで操りながら眺めるLucaは、隣でほくそ笑むシュウにこう言った。

    「シュウ!本当の披露宴みたいだ!お似合いだねあの2人!」
    「なかなかくっつかないんだから…こうでもしないと距離縮まらないじゃない?ふふ」

    そして、ホテル幹部とブライダルコーディネーターの模擬披露宴は大成功に及ぶ。演出、料理、御色直し全てが斬新で、どうやらウケが良かったようだ。歓談中もMystaが新婦達にドレスの着心地や所作の注意等を教えたりしていて、その様子を隣で見ながらVoxはひとときの幸せを噛み締めていた。


    そしてブライダルフェア終了後。
    全てはMystaの為に仕組まれていたのだとバラされ、一度は怒ったものの、出来上がったVoxとのウェディングフォト(仮)を見て頬を染めるMystaであった。


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    にし乃

    REHABILIいんこさんよりアイディアを頂きました、『狭いロッカーに閉じ込められてむらむらむんむんしてしまうまだ付き合っていない五夏♀』です。好みで呪専時代の二人にしてしまいました。むらむらむんむんはしなかったかも知れません、すみません…。
    拙いものですが、いんこさんに捧げます。書いていてとっても楽しかったです、ありがとうございました!
    とても短いので、スナック感覚でどうぞ。
    In the ×××「元はと言えば、君が帳を下ろし忘れたせいじゃないか!何で私までこんな目に!」
    「うるせぇ、今は口より足を動かせ!」

    特級の二人は、呪専の敷地内を並んで激走していた。

    「待て〜!!」
    「待〜て〜!!」

    担任である夜蛾が放った、呪骸の大群から逃れるために。

    「チッ、しつけーなぁ!」

    呪骸達が悟と傑を追いかけくる理由は一つ、彼らの親(?)が大変にお冠だからである。
    事の発端は昨日の、二人の共同任務にあった。現場は三年前に廃業し廃墟となったコンクリート工場であったのだが、悟が帳を下ろし忘れ、彼の手加減なしの『赫』と傑が繰り出した一級呪霊の容赦ない攻撃が営業当時のままにされていた大きなタンクを破壊してしまったのだ。
    住宅街からは離れた場所にあったとは言え、空気が震えるような爆発音に周囲は一時騒然となり、野次馬達や緊急車両の他に、上空には新聞社やテレビ局のヘリコプターなどもやって来る大騒動となった。
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