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    chiroroya_dda

    成人済、腐です。
    支部で載せられない、とても短い文や文章になってないネタを乗せます。ネタなので、ほぼ文章になってません。ツイッターでは入りきらないネタを此処に乗せる予定です。

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    chiroroya_dda

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    原稿の合間に書いた、クリスマスネタ。
    ぎりぎり間に合いました。急いで書いたので、文が滅茶苦茶です。

    現パロ。
    ダイ愛され、ヒュンダイ未満&バラダイ未満です。
    ダイは、外ではダイという名前で通している。家の中でのみ、本名のディーノと呼ばれている。
    後、ダイは簡単な料理と家事は出来る設定です。

    ##ダイ愛され
    ##ヒュダ
    ##バラダイ

    贈りましょう「ダイ、メリークリスマス。」
    朝、一番に顔を合わせた鼻の赤いポップから、青い包みを貰った。
    交換に、バッグから緑色の包みを渡した。
    「ダイ君、メリークリスマスです。」
    ポップと一緒に先生の所に遊びに行くと、エプロンを付けた先生から緑の紙袋を貰った。
    先生には、赤と白のチェックの紙袋を渡した。
    「メリークリスマス、ダイ君!」
    「メリークリスマス、ダイ。」
    先生の所に丁度遊びに来ていた、レオナとマァムからそれぞれ高級そうな箱と可愛らしく包装された紙袋を貰った。
    なので、二人にはそれぞれ、赤と白の紙袋を渡した。
    「よく来たな。メリークリスマス、ダイ。」
    午後を過ぎてポップ達と別れ、一人で約束の場所に向かうと、コートを羽織ったヒュンケル既に待っていた。
    「ごめん、待った?」
    「いや、オレが早く着いただけだ。」
    そうは言うものの、耳が少し赤くなっているのが見えた。
    「でも、結構待ってたよね?耳、赤いよ?」
    「それを言うなら、ダイの鼻も真っ赤だ。」
    「じゃあ、おれ達お揃いだね。」
    ヒュンケルは少し驚いた顔をしたが、直ぐに元に戻し、マフラーで隠れている口元を緩めた。そして、ヒュンケルからはリボンが付けられた丸い缶を貰った。交換にと、鞄から紫の紙袋を取り出して渡した。すると、ヒュンケルの目元が和らいだ。その後、ラーハルトが来るまで、最近の出来事を話した。
    「ダイ様、メリークリスマス。それと、宜しければこの袋に、今までのプレゼントをお入れください。」
    数分後、遅れてきたラーハルトはコートをはためかせて、息を切らしながら此方へ駆け付けた。そしてとても綺麗に包装された箱と用意周到に用意された袋を渡された。
    素直に袋に貰い物を入れて、鞄から取り出した黄色の紙袋を渡した。
    「家までお送り出来ず、申し訳ございません。どうか、道中お気を付け下さい。」
    「気を付けて帰れよ。」
    「ありがとう、二人とも。」
    心配する二人に手を振り、別れた。

    そして、クリスマス一色に染まる街を眺めながら、家に帰ってきたのは夕方。
    完全に一人になり、静まり返った我が家に、少しばかり寂しくなる。
    だが、直ぐに切り替えて、机に皆から貰ったプレゼントを置く。その横には、金色のリボンを付けた赤い紙袋が有る。それを指で一撫でし、夕飯の準備をする。今日は先生から貰ったパンに合わせる為に、ビーフシチューにする。具材を切り、鍋に火を掛け、肉を焼く。次に野菜を加えて炒めると、水を加えて沸騰させる。あくを取ってから煮込む。最後に先日買って合ったルウを溶かし入れて掻き混ぜたら、後は待つだけ。
    時計を見やり、まだ時間が有ると先にお風呂に入る。今日は寒いのでゆっくり入った。
    お風呂から上がると眠気が襲ってきた。欠伸をしながら、ソファーに座りテレビを付けて眠気を飛ばそうとした。だが、いつの間にか寝てしまった。

    鍵の開ける音で、目を覚ます。ぼやける視界に目を擦すと、不意に手が遮られた。
    「こら、目を摩るんじゃない。腫れてしまう。」
    「父さん、だあ。お帰り!」
    「ただいま、ディーノ。」
    バランの姿に眠気がすっかり吹き飛び、まだコートを羽織ったままの屈むバランに抱き着いた。それを難なく片腕で受け止める。
    「遅くなって、すまない。
    「良いよ。お仕事、お疲れ様。」
    帰ってきてくれただけで嬉しいと、逞しい胸に擦り寄る。バランは息子の小さな頭を撫でながら、ふと机に置いてある紙袋に目が入った。
    「随分、沢山貰ったようだな。」
    「うん。おれも沢山上げたよ。」
    「そうか、偉いな。」
    「えへへ。そうだ!父さんにも、あげようと思ってたんだ。」
    バランから離れる。と同時にバランも腕を外した。自由になった身体で、机へと向かい最後の一個を掴む。そして、バランへと駆け寄り、満面の笑みでプレゼントを渡した。
    「これ、クリスマスプレゼントのクッキー!父さんのは特別に、多く入れたよ!」
    これは皆には秘密ね、と人差し指を唇に当て笑った。
    「有難う。大切にしよう。」
    「駄目だよ、ちゃんと食べて!」
    「いやしかし、折角ディーノが作った物を食べるのは……」
    「勿体なくない!それに、また食べたいなら、何時でも作るって。」
    「分かった。」
    渋々引き下がるバランに、こっそりと笑った。
    「ディーノ」
    「なに?」
    「ありがとう。これは、私からだ。」
    バランが差し出したのは、青いリボンを付けた透明の袋。その中にはあからさまに手作りと分かる、青いニットの帽子が入っていた。
    「これ、もしかして、父さんが作ってくれたの?」
    「すまない。ラーハルトに教えて貰ったのだが、やはり上手くいかず、不格好になってしまった。」
    「なんで謝るの?おれ、凄く嬉しいよ!有難う、大事に使う!」
    両手で大事そうに抱き抱える息子に、バランはたまらず抱き締めた。
    「メリークリスマス、ディーノ」
    「メリークリスマス、父さん」
    お互いに視線を合わせ、笑い合った。

    さあ、飾り立てたもみの木の下で、暖かな食事をしよう。
    家族で過ごす喜びを、祝おう。

    今日は、クリスマス。
    沢山の幸せで溢れますように。


    ***

    その他の彼らのプレゼントの中身は、手袋、高級マフラー、リップクリーム、料理の本、イヤーマフ、ハンドクリームです。誰が誰だかは、内緒で。
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