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    nekoruru_haya

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    nekoruru_haya

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    くわまつオンリーで無配のひとつとして押し付けるつもりでしたが、没にしたのでこそっと。

    ##くわまつ

    信頼「松井なら避けると思って」
    「桑名なら堪えると思って」
    手入れ部屋の中。
    並べられた二組の布団の上にふたりで横たわる。久々の手入れな気がするな。慥かこの前は――、と考えてはたと気付いた。
    「普段、松井君はともかく、桑名君はもう少し落ち着いてるように思うのだけど?」
    審神者の遣いでやってきた近侍が苦笑を浮かべている。
    「あはは」
    戦はあまり好きじゃあない。だけど松井となら少しの無謀も計算の内に入れてしまうのは事実。これも全部、松井への信頼と云えばそうなのだけれど。
    「桑名の所為で怒られたじゃないか」
    「はあ……、あそこまでやれとは云ってないやん……」
    「僕が悪いって?」
    「悪くはないけれど、良くもないって」
    「はあ?!」
    「――はいはい、お終い」
    近侍が大きく手を打って僕と松井の声を遮ると、手入れ部屋を出る間際にこちらを振り返った。
    「お互いへの信頼感のなせる技、かな。とにかく手入れが終わるまで、ふたり仲良く、ね」
    静かに閉められた戸にふたり同時に溜息を吐く。ちらりと松井の顔を見ると眉間に皺を寄せて舌を出していた。ふい、と向こうを向いた松井の耳の端が少し赤くなっているのに気付かなければ、前言撤回してたかも知れないなあ。
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    nekoruru_haya

    PROGRESSくわまつですが書き手以外誰も幸せにならない予定のお話の下書きというか荒書き。ちゃんとしてから後日支部に上げます。
    完結に向けてぼちぼち追記していきますので現状は途中経過の進捗見て見て構ってちゃんなので注意。
    .5や独自設定盛り込んでます。
    biotope歴史は大河の流れのようなもの。
    何れかのサーバーの何某という本丸の誰彼という刀剣男士がそう例えたと云う。果たして事実、そうなのだろう。世界が始まり時間が動き出したのを起点に歴史は流れ始め、時の政府が管理している現時点まで一筋の大きな河として流れ着き、この先へと恐らくは流れ続けていく。歴史の流れは大きく緩やかであった為、その道筋は逸れる事もましてや氾濫する事もなく、ただ過去から現在、そして未来へと流れていくものと思われていた。
    その時、までは。
    ある時、後に歴史修正主義者と呼ばれる未知の存在が現れた。彼等は過去から未来へと流れるだけだった時間を遡り、歴史という過去に起こった事実の改変を開始する。それは水面に小石を投げ入れて波紋を浮かべる程度で済むものから、巨大な岩で流れを堰止め、流れる方向自体を変えてしまうような改変となった。波紋程度であれば歴史という事実認識の強固さ故、自浄作用が働き、大勢に影響はない。だが、流れる方向が変わってしまえば今日までの道筋が違えてしまう。
    2031

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