絶対安静にて監禁させてもらいました!(アスキラ・種自由)起きたらベッドに拘束されていた。
手と足と胴体にベルト拘束具。
「…キーラぁ…」
「え?よく僕だって判ったね?」
キラが答える。
シャリシャリと言う音からしら林檎でも食べているのかもしれない。
「君、大怪我して帰って来て一ヶ月間の安静って言われてるからね?」
「だからってこれは何だ?」
「君が抵抗しないように……」
「???動けないだろう?」
「放って置いたら君すぐに任務だ仕事だって出て行くでしょ?」
「………」
当然そのつもりだった。
これくらいの怪我なんてすぐ治るだろうし、仕事の方が重要だ。
「僕も休暇を貰ったから、君を監禁する事にしました」
「はあ?!」
「あ、お医者様と看護師さんは来るけど、24時間僕とずっと一緒だから…よろしくね?アスラン?」
「……トイレは?」
「えーっと……」
ニッコリ笑うキラに俺の背筋がぞおっと凍った。
「はいあーん」
それから三日後。
食事を手ずから食べさせられてる間。
爆発しそうだったのでついに言った。
「……お前は食べさせてくれるのか?」
「………どうやって?」
心底不思議そうに聞いて来るので、「俺の上に乗って?」と漏らしたら顔を真っ赤にさせてそれから小声で「………いいよ」とボソリと言った。ので、言質は取った。
こんな生活悶々としない訳がない。キラも同じだったらしくて安心した。