ガン種運命(シンアス)ばなな ※下ネタ注意(エロくはない)「何食ってんですか?!!!!」
「何って……」
「バナナだが?」
キラの執務室に入って来て真っ先に目に入った光景は、アスラン(またオーブからの出向だろうなと想像がつく)たちが二人で黄色い房をした白い中身をしたバナナを食べているところだった。
「露店で沢山買って来たから、ちょうど良いからチョコバナナにしてね…ってシン?」
「大丈夫か?顔色が赤いが?」
アスランが咥えていたバナナから口を離してこちらを見て来る。
唾液が垂れるのが正直エロイ……。
色々妄想して脳みそがピンクになっていくシンは、首を懸命に振った。
「食べないで下さいってば!!これは没収です!!」
「???!」
「シン、無茶苦茶が過ぎるよ?…まあアスランにバナナって組み合わせが良くないけど」
「どういう意味だ?」
キラはバナナの房を剥いてあーんとその実を頬張りながら、「せめてシンの居ない所で食べたげてよ?」って言う。
真っ赤になったシンがコクコクと頷く。
全く理解が出来ていないアスランは不満そうである。
クスクス笑って、キラがアスランにおいでおいでして、その耳元にごしょごしょと説明した。
真っ赤になったアスランはコホンと咳払いをして、「じゃあまた今度にする……」と引き下がった。
「言っときますけど…アンタだけですからね!!」
「……そうか」
「そ、そうですよ!!」
「今度はバニラの棒アイスを差し入れに持って来てね、アスラン」
「ああ」
「キラさ…………!」
もてあそばれてる……。アスランは真っ赤になったまま「今度は三人で食べような」と言って帰って行ったし、シンはと言えば「食べないの?」と言うキラの言葉通り先ほど没収したアスランが口をつけていたバナナを食べれなくて固まってしまった。