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    hanten102

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    ガンダムSEEDDESTINY(キラカガ)真夏のご褒美。✋近親相姦注意!!*運命後の未来遠距離恋愛設定です。以前絵で描いたエアコン壊れて薄着カガリにアスランと彼氏としてキラさんが苦言を示す話。色々ツッコミどころをスルーして下さると嬉しいです💦無駄に長くなってスミマセン…。

    #キラカガ

    真夏のご褒美その日ーオーブは暑かった。カガリの執務室のエアコンが壊れたのも言わずもがなだ。
    朝、アスランが油断し切ってその部屋にやって来て、仰天して後ずさった。
    開け放たれた窓辺から、風が入り込む。執務椅子に座って作業しているカガリは、生肌の上に下着と同じくらいのキャミソールと短パン姿という格好だった。
    アスランは昔一度見た事があるが、いくらなんでも国の代表ともなった女性がする恰好ではない。思わず頬を染めて溜息をついた。
    「カガリ・・・その恰好はどうかと思うぞ?」
    「そうか?どうせ今日は重鎮しか来ないし大丈夫だろ?」
    「そういう問題じゃなくてな!」
    「どーゆー問題だ?」
    きょとんとしているカガリに、アスランはどう説明しようか考える。
    カガリは自分の女性としての魅力を知らな過ぎる。たまたま見たのが自分だったから良かったが、この場で襲われてもおかしくない。
    「代表首長として、節度ある恰好を・・・・」
    「あー・・・そーいうのは聞きたくない!私の勝手だろ!!」
    この調子である。アスランが尚も食い下がろうとした時通信が入った。カガリの表情がパッと花開く。愛おしそうに通話のボタンを押すのだから、相手が誰かは判る。
    (ーーー任せるか・・・)
    アスランは部屋を出て行った。嬉しそうなカガリの声を背にしながら。


    その後、カガリの部屋に帰って来たアスランは彼女がしっかりと首長服に着替え、「暑い暑い」言いながらもどこかウキウキと仕事をしているのを見て何があったのかと思った。
    昼休憩の時にプラントに居るカガリの恋人ーキラに通信を繋げる。
    「お前・・・何したんだ?」
    『・・・彼氏としてちゃんとしただけだよ』
    「俺の言う事は全然聞かないんだが・・・」
    『それよりアスラン・・・僕、脳みそ弄って記憶消さないといけないかなあ?カガリのあの姿を見た人何人くらい居そう?』
    「・・・キラ、冗談でも怖い事いうな」
    『本心なんだけど』
    「多分俺だけだと思うが・・・」
    『そっか!じゃあアスラン後で脳みそ貸してね』
    「怖いだろう!!・・・後、なんとなくだが浮かれてるような気がするんだが、何かしたか?」
    『ご褒美効果かな・・・』
    「ご褒美?」
    『うん・・・女の子って可愛いよね』
    「?」
    思い出したかのように柔らかな目元になるキラに、アスランは判らず、後ほどカガリに聞いても「内緒だ!!」と顔を赤くして綻ぶような微笑で言われてしまった。
    女の子?ってよく判らない。と思うアスランである。


    ****


    通信にパッと茶色の髪と紫色の瞳の青年、キラの姿が現れて・・・自分の姿を見て眉ねを寄せた。
    『カガリ・・・その恰好は?』
    「あ・・ああ。エアコンが壊れたから・・・」
    うーんと考え込むキラに、カガリはたじたじになってしまう。
    キラが呟くように言った。
    『水着や下着よりはマシだけど・・・』
    「ああ。明日は水着にしようかと思っ・・・」
    『・・・・そう』
    キラは少し考え込むと、カガリにこう言った。
    『例えばさ・・・僕の執務室のエアコンが壊れて修理も取り換えも出来なくて・・・僕が半裸で仕事してたらどうする?』
    キラの言葉にカガリの瞼が上下した。
    キラが半裸で仕事をしている姿を想像するともやもやとする。自分の知らない女性がキラの身体を見るのだ。耐えられない・・・!!!
    海に行くとかで水着になるのとは違う。仕事の場でキラのあられもない姿を晒すなんてそんなの・・・。
    『・・・判った?』
    「・・・ああ・・・すまない。露出は控えるよ」
    『カガリの全部を縛りたい訳じゃないんだ・・・元気なカガリが僕は好きだし。でも・・・ちょっと嫌だったな・・・』
    「キラ・・・!!!」
    これが通信じゃなかったら抱きついていた所だが、画面越しではそれも叶わない。
    少し顔を伏せていたキラと目が合って、互いにクスリと笑った。
    カガリがもじもじとしながら言う。
    「その・・・お願いがあるんだが・・・」
    『何・・・?』
    「暑いもんは暑いからさ・・・乗り切れるための、ご褒美くれないか?」
    『うん・・・何がいいの?』
    キラは一瞬身構えた。カガリが欲しがる物が思いつかなかったからだ。
    (・・・高い物とかかな?)
    「一日一回でいいんだ・・・」
    『・・・・・』
    「「好き」って言ってくれるか?通信でも、電話でも、メールでも、手紙でもいいから・・・一週間!三日でいいからさ・・・その・・・!!」
    『・・・それだけでいいの?』
    呆気にとられたキラが聞き返すと、カガリは照れたように「ダメか・・・?」という。
    そんなの。いくらでも。いくらでもあげるのに。
    『・・・いいよ』
    「・・・いいのか?!・・・夏の間だけでいいぞ?」
    『じゃあ、夏の間だけ・・・お試しで』
    嬉しそうなカガリに、キラは『まあ、お試しが終わっても続くと思っててよ』と付け加えた。
    キラからのご褒美で一気に気持ちが良くなったカガリは急いで着替えに走り、キラはその姿を見送って、甘やかに微笑んだ。
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